NVIDIA、未来の 360 度ライブ ストーリーテリングを発表

投稿者: Zvi Greenstein
V1 PRO で360 度の 3D ライブ ストリーミングをサポートするため、Z CAM と NVIDIA VRWorks SDK を統合

もっと多くの人々に没入感の高い VR を提供するため、NVIDIA は、VRWorks 360 Video SDK をリリースします。この SDK を利用すると、プロダクション企業は、高品質な 360 度の 3D 動画を視聴者に対してライブ ストリーミングすることができます。

360 度の 3D スティッチングは、ライブ プロダクション業界とライブイベント業界にとって飛躍的な技術です。NVIDIA VRWorks によって、高レベルの画像品質を維持する一方で、3D スティッチング プロセス全体が短縮されます。

VRWorks SDK を利用すると、プロダクション スタジオ、カメラ メーカー、アプリ開発者は、ライブおよびポスト プロダクションの既存のワークフローに、360 度の 3D スティッチング SDK を統合できます。Z CAM の新製品 V1 Pro は、VRWorks SDK を全面的に統合した最初のプロフェッショナル 360 度 VR カメラです。

Grainger VR の CEO であるクリス グレインジャー (Chris Grainger) 氏は、次のように述べています。「旅行からスポーツまで、幅広い業界にわたる当社の顧客は、高品質の 360 度動画を必要としています。この製品により、映像制作者は、ライブ ストーリーテリングの新しい可能性を広がります。」

YumeVR の共同創設者であるケルビン アルダーヴィーレット (Kevin Alderwiereldt) 氏は、次のように述べています。「この製品がとても気に入りました。このライブ機能の素晴らしいところは、2D 動画よりもはるかに没入感の高い奥行きの感覚です。」

一般向けにプロフェショナル ライブ VR カメラをもっとも早く発売した企業の 1 つである Z CAM は、新製品 V1 Pro とその WonderStitch および WonderLive スティッチング アプリケーションに NVIDIA VRWorks 360 Video SDK を統合する最初の企業になります。

Z CAM の創業者および会長であるジェーソン・チャン (Jason Zhang) 氏は、次のように述べています。「ライブ 3D スティッチングを市場に投入する最初の 360 度プロフェッショナル VR カメラを発売することを光栄に感じています。VRWorks を採用して、当社は、コンテンツ作成者と消費者の両方に対して同様に、360 度動画をもっと利用しやすくします。当社は、これまでに見たことのない新しい時代の VR 体験を提供します。」

8 月 7 日からダウンロードできる VRWorks 360 Video SDK を利用すると、開発者は、360 度動画のキャプチャ、スティッチング、ストリーミングを行うことができます。これは、リアルタイムとポスト プロダクションで、360 度の 2D と 3D の両方のワークフローをサポートしています。VRWorks は次の機能を備えています。

  • 4K カメラリグからのリアルタイムおよびオフラインのスティッチング
  • GPU アクセラレーションによる動画のデコード、調整、スティッチング、エンコード
  • キューブマップとパノラマに対する 360 度映像の投影
  • 低遅延の動画取り込みのための GPUDirect for Video のサポート
  • 最大 32 個の動画ストリームのサポート

展示会の参加者は、実際に VRWorks による 360 度 3D 動画のスティッチング処理を見ることができます。7 月 30 日から 8 月 3 日にロサンゼルスで開催される SIGGRAPH カンファレンスの NVIDIA のブース番号 403 にお越しください。Z-CAM V1 PRO と P6000 グラフィックス カードを使用して、展示場から 360 度 3D ライブ ストリーミングのデモを行います。

VRWorks 360 SDK は、こちらからダウンロードできます。VRWorks 360 の動画スティッチング機能を備えた Z CAM WonderLive と WonderStitch は、こちらからダウンロードできます。