NVIDIA が新しいフィジカル AI モデル群をリリース、グローバル パートナーがさまざまな次世代ロボットを発表

投稿者: NVIDIA Japan

ニュース概要:

  • モバイル マニピュレーターからヒューマノイドまで、Boston Dynamics、Caterpillar、Franka Robots、Humanoid、LG Electronics、NEURA Robotics が、NVIDIA の技術を基盤に構築された新しいロボットや自律マシンを発表
  • NVIDIA は、ロボットの学習とリーズニング向けに NVIDIA Cosmos および GR00Tの新たなオープン モデル、ロボット評価向けの Isaac Lab-Arena、そしてロボット トレーニング ワークフローを簡素化するエッジツークラウドのコンピューティング フレームワーク、OSMO を発表
  • NVIDIA と Hugging Face は、NVIDIA Isaac オープン モデルとライブラリを LeRobot に統合し、オープン ソースのロボティクス コミュニティを加速
  • NVIDIA Blackwell 搭載の Jetson T4000 モジュールを提供開始、4 倍のエネルギー効率と AI コンピューティングを実現

【プレス リリース】ラスベガス — CES — 2026 1 5 NVIDIA は本日、フィジカル AI 向けの新たなオープン モデル、フレームワーク、AI インフラを発表し、グローバル パートナー各社によるあらゆる産業向けの汎用ロボットを披露しました。

NVIDIA の新たなテクノロジは、ロボット開発ライフサイクル全体にわたるワークフローを高速化し、多様なタスクを迅速に学習できる汎用スペシャリスト ロボットの構築を含む、次世代ロボティクスを加速します。

Boston Dynamics、Caterpillar、Franka Robotics、HumanoidLG ElectronicsNEURA Robotics などの世界的なリーダー企業が、NVIDIA ロボティクス スタックを活用して新たな AI 駆動ロボットを公開しています。

NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「ロボティクスにとっての ChatGPT の瞬間が到来しました。フィジカル AI、つまり現実世界を理解し、リーズニングし、行動を計画するモデルにおけるブレークスルーが、全く新しい応用分野を切り開いています。NVIDIA の Jetson ロボティクス プロセッサ、CUDA、Omniverse、そしてオープン フィジカル AI モデルからなるフルスタックは、NVIDIA のグローバルなパートナー エコシステムが AI 駆動型ロボティクスによって多くの業界を革新することを可能にします」

新たなオープン モデルがロボットによる学習とリーズニングを前進

高コストで単一タスクに特化し、プログラミングが困難な現行のロボットを、リーズニング能力を備えた「スペシャリスト ジェネラリスト」型ロボットへと進化させるには、基盤モデルの構築に莫大な資本と専門知識が必要になります。

NVIDIA では、開発者が多大なリソースを要する事前学習を回避し、次世代 AI ロボットや自律マシンの開発への集中を可能にするオープン モデル群を構築しています。Hugging Face で提供されているこれらの新しいモデルには、以下のものが含まれます:

  • NVIDIA Cosmos™ Transfer 2.5 および NVIDIA Cosmos Predict 2.5 — フィジカル AI 向けシミュレーションにおける物理ベースの合成データ生成とロボット ポリシー評価を可能にする、オープンで完全にカスタマイズ可能な世界モデルです。
  • NVIDIA Cosmos Reason 2 は、オープンなリーズニング視覚言語モデル (VLM) で、インテリジェント マシンが人間のように物理世界を見て、理解し、行動することを可能にします。
  • NVIDIA Isaac™ GR00T N1.6 は、オープンなリーズニング視覚言語行動 (VLA) モデルであり、ヒューマノイド ロボット向けに構築されています。これは全身制御を可能にし、NVIDIA Cosmos Reason を活用してより優れたリーズニングと文脈理解を実現します。

Franka Robotics、NEURA Robotics、そしてHumanoid では、GR00T 対応ワークフローを活用し、ロボットの新しい動作のシミュレーション、トレーニング、検証を行っています。Salesforce では、Agentforce、Cosmos Reason、NVIDIA の動画検索および要約用 Blueprint を組み合わせて、自社ロボットが撮影した映像データを分析し、インシデント解決時間をこれまでの半分に短縮しています。

LEM Surgical では、NVIDIA Isaac for Healthcare と Cosmos Transfer を活用し、NVIDIA Jetson AGX Thor™ と Holoscan を搭載した Dynamis 手術ロボットの自律アームをトレーニングしています。XRLabs では、エクソスコープをはじめとする外科用スコープにThor と Isaac for Healthcare を活用し、外科医にリアルタイムAI 分析によるガイダンス機能をもたらします。

ロボット開発のための新たなオープンソース シミュレーションとコンピューティング フレームワーク

ロボットのトレーニングと評価にはスケーラブルなシミュレーションが不可欠ですが、現在のワークフローは断片化され、管理が困難なままです。ベンチマークはしばしば手動で行われ、スケーリングが困難です。エンドツーエンドのパイプラインでは、異なるコンピューティング リソース間をまたぐ複雑なオーケストレーションが必要です。

NVIDIA は本日、GitHub 上で新たなオープンソース フレームワークを公開しました。これは複雑なパイプラインを簡素化し、研究から実世界のユースケースへの移行を加速するものです。

NVIDIA Isaac Lab-Arena は、GitHub で公開されているオープンソース フレームワークであり、シミュレーション環境における大規模なロボット ポリシー評価とベンチマークのための協調システムを提供します。評価層とタスク層は Lightwheel との緊密な連携の下で設計されています。Isaac Lab-Arena は Libero や Robocasa といった業界をリードするベンチマークと接続し、テストを標準化することで、物理ハードウェアへの展開前にロボット スキルが堅牢かつ信頼性が高いことを保証します。

NVIDIA OSMO は、クラウドネイティブなオーケストレーション フレームワークであり、ロボット開発を単一の使いやすいコマンド センターに統合します。OSMO は、開発者がワークステーションから複数のクラウド インスタンスに至るまで、異なるコンピューティング環境全体で合成データ生成、モデル トレーニング、そしてソフトウェア イン ザ ループのテストなどのワークフローを定義、実行することを可能にし、開発サイクルを加速します。

OSMO は本日より利用可能となり、Hexagon Robotics などのロボット開発者によって活用され、Microsoft Azure Robotics Accelerator ツールチェーンに統合されています。

NVIDIA と Hugging Face がオープンソースのフィジカル AI 開発を加速

ロボティクスは現在、Hugging Faceにおいて最も急速に成長している分野であり、活発なオープンソース コミュニティの中で、NVIDIAのオープンモデルとデータセットがトップのダウンロード数を占めています。

このコミュニティを強化するため、NVIDIA は Hugging Face と協力し、オープンソースの Isaac および GR00T テクノロジを主要なオープンソース ロボティクス フレームワークである LeRobot に統合しています。これにより、統合されたソフトウェアおよびハードウェア ツールへの効率的なアクセスを提供し、エンドツーエンドの開発を加速します。このコラボレーションにより、NVIDIA を活用する 200 万人のロボット開発者と Hugging Face の 1, 300 万人の AI 開発者からなるグローバル コミュニティが結びつきます。

GR00T N1.6 と Isaac Lab-Arena が LeRobot ライブラリで利用可能になり、ファインチューニングや評価が簡単にできるようになります。Hugging Face のオープンソース ヒューマノイド Reachy 2 は NVIDIA Jetson Thor™ ロボティクス コンピューターとの完全な相互運用が可能で、開発者は GR00T N1.6 を含むあらゆる VLA を実行できます。Hugging Face のオープンソース卓上ロボット Reachy Mini は、NVIDIA DGX Spark™ と完全な相互運用が可能となり、NVIDIA の大規模言語モデルやローカルで動作する音声およびコンピューター ビジョン向けオープン モデルを活用したカスタム体験を構築できます。

ヒューマノイド ロボット開発者が NVIDIA Jetson Thor を採用

NVIDIA Jetson Thor は、リーズニング機能を備えたヒューマノイド ロボットの膨大な演算要件を満たします。CES では、ヒューマノイド開発者たちが Jetson Thor を統合した最先端のロボットを披露しています。

NEURA Robotics は、Porsche デザインの第 3 世代のヒューマノイドに加えて、精密な操作向けに最適化された小型ヒューマノイドを投入します。Richtech Robotics は、複雑な作業環境での高度な操作と移動を実現する移動型ヒューマノイド Dex を発表しています。AGIBOT は、産業用および民生用のヒューマノイドと、Isaac Sim と統合されたロボット シミュレーション プラットフォーム、Genie Sim 3.0 を導入します。LG Electronics は、屋内での家事を幅広くこなせるように設計された新しい家庭用ロボットを発表しました。

Boston Dynamics、Humanoid、RLWRLD の各社は、既存のヒューマノイド ロボットに Jetson Thor を統合し、ナビゲーションと操作能力を強化しています。

フィジカル AI を産業用エッジへ

NVIDIA Jetson Orin™ ユーザーにコスト効率に優れた高性能アップグレード パスを提供する新しい NVIDIA Jetson™ T4000 モジュールは、NVIDIA Blackwell アーキテクチャを自律型マシンおよび汎用ロボティクスにもたらし、1,000 個購入時の単価は 1,999 ドルとなります。1,200 FP4 TFLOPS と 64GB メモリを備え、前世代の 4 倍の性能を発揮し、省電力が求められる自律システムに最適な 70W 内に構成可能です。

今月後半に提供開始予定の NVIDIA IGX Thor では、産業用エッジ領域にロボティクスを拡張し、エンタープライズ ソフトウェアのサポートと機能安全に対応した高性能 AI コンピューティングを提供します。Archer は IGX Thor を使用して AI を航空分野に導入し、航空機の安全性、空域統合、自律動作対応システムにおける重要な機能を前進させています。

AAEON、Advantech、ADLINKAetinaAVerMedia、Connect Tech、EverFocusForeCRLanner、RealTimes、Syslogic、VecowYUAN などのパートナーは、エッジ AI、ロボティクス、組み込みアプリケーション向けに Thor 搭載システムを提供しています。

さらに、Caterpillar が NVIDIA との協業を拡大し、建設および鉱業分野の設備や作業現場に高度な AI と自律性を導入します。Caterpillar の CEO である Joe Creed 氏は、1 月 7 日 (水) の基調講演において、NVIDIA のロボティクスおよびエッジ AI 担当バイス プレジデントであるディープゥ タラ (Deepu Talla) と共に詳細を発表する予定です。

詳細については、NVIDIA Live at CES をご覧ください。

 トップ画像提供:Caterpillar(左上)、LEM Surgical(右上)、AGIBOT(左下)、Franka Robotics(右下)。

NVIDIAについて
NVIDIA (NASDAQ: NVDA) はAIとアクセラレーテッド コンピューティングの世界的なリーダーです。

ロボティクスにとっての ChatGPT の瞬間が到来したこと; フィジカル AI、つまり現実世界を理解し、リーズニングし、行動を計画するモデルにおけるブレークスルーが、全く新しい応用分野を切り開いていること; NVIDIA の Jetson ロボティクス プロセッサ、CUDA、Omniverse、そしてオープン フィジカル AI モデルからなるフルスタックは、NVIDIAのグローバルなパートナー エコシステムが AI 駆動型ロボティクスによって多くの業界の革新を可能にすること; NVIDIA の製品、サービス、テクノロジの利点、影響、性能、提供状況に関する記述、NVIDIA の提携企業やパートナーを含む第三者との取り決めに関する期待、技術開発に対する期待、およびその他の歴史的事実ではない記述、また、これらに限定されない記述に関する利点と影響など、本プレス リリースに記載されている記述の中には、1933年証券法第27A条および1934年証券取引法第21E条(いずれも改正済み)に定める将来予測に関する記述に該当し、当該条項により定められた「セーフハーバー」の適用を受けるものであり、実際の結果が予想と著しく異なる原因となるリスクおよび不確実性に影響を受ける可能性があります。実際の結果が大幅に異なる可能性のある重要な要因には、以下のものが含まれます:世界的な経済状況;NVIDIAの製品を製造、組み立て、梱包、テストする第三者への依存;技術開発と競争の影響;新製品や技術の開発または既存製品、技術の改良;NVIDIAの製品またはパートナーの 製品の市場受け入れ状況;設計、製造またはソフトウェアの欠陥;消費者ニーズや需要の変化;業界標準やインターフェースの変更;NVIDIAの製品または技術がシステムに統合された際の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、NVIDIAが証券取引委員会(SEC)に提出する最新の報告書(年次報告書Form 10-Kおよび四半期報告書Form 10-Qを含むがこれらに限定されない)において随時開示されるその他の要因です。SECに提出された報告書は、NVIDIAのウェブサイトに掲載されており、NVIDIAから無償で入手可能です。これらの将来予測に関する記述は、将来の業績を保証するものではなく、本資料の発表現在時点での状況に基づくものであり、法律で義務付けられる場合を除き、NVIDIAは、将来の出来事や状況の変化を反映のためにこれらの将来予測に関する記述を更新する義務を負いません。

本リリースに記載されている製品や機能の多くはまだ様々な段階にあり、利用可能になった時点で提供される予定です。記述は、コミットメント、約束、または法的義務として意図されたものではなく、またそう解釈されるべきでもありません。また、NVIDIA製品について説明された特徴や機能の開発、リリース、および時期は変更される可能性があり、NVIDIA単独の裁量に委ねられます。NVIDIAは、ここに記載された製品、特徴または機能の不提供または遅延について、いかなる責任も負いません。

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