列車のドアがスーッと開く。重武装の敵が山のようにいる。それを、こぶしからジェスチャ・ベースのポンプアクション・ショットガンまで、さまざまな武器で倒していく。
ラスボスは、天井をぶち抜いて降りてくるドローンだ。時間の流れを遅らせ飛んでくるミサイルを空中でとらえ、敵ドローンに投げ返す。
このようなシーンが、すべて、リアルタイムに生成され、すべてプレイできるのです。ただただ、驚くばかりです。Epic Gamesが提供する『Bullet Train』のデモを見ると、バーチャルリアリティは改めてすごいなと思ってしまいます。
『Bullet Train』では、ジェスチャでアクションのスローダウンができま
VR企業のOculus社がカリフォルニア州のハリウッドで開催したConnect 2会議において、ブレンダン・イリーベ(Brendan Iribe)CEOの基調講演にゲストとして登壇したEpic Games社のティム・スウィーニー(Tim Sweeney)CEOが、度肝を抜くような最新VRのデモを紹介したのです。
NVIDIA GeForce GTX 980 Ti GPUとEpic社のUnreal Engineテクノロジによる『Bullet Train』は、物語りと最新技術の融合が生みだした結晶だと言えます。
短いビデオ・クリップでEpicのデモが紹介されたあと、沸きに沸く会場に対し、イリーベ氏は次のように語りました。「『Bullet Train』、すごいですね。これほど血湧き肉躍る思いができるVRはめったにありません。」
このデモではOculus Riftとジェスチャ・ベースの次世代型Oculus Touch入力デバイスが活用されており(両方とも来年に市販される予定です)、いままでとまったく違う形でゲームに没入することができます。
Epicの最新デモは、つい先日発表した新世代のGeForce GTX 980搭載ノートパソコンでも走らせることができます。
広いゲーム世界のある地点から別の地点へ、シンプルなジェスチャでさっと移動することができます。やはりジェスチャで時間の流れを遅くし、的に弾丸を投げ返すこともできます。
それだけではありません。Epicの最新デモは、つい先日発表した新世代のGeForce GTX 980搭載ノートパソコンでも走らせることができます。つまり、デベロッパもゲーマも、好きな場所で次世代VR体験ができるわけです。
このデモは、今回のConnect 2会議の目玉で、会場では、大勢の参加者がヘッドセットを身につけては歓声を上げています。
Epic社のツールは名だたるデベロッパがこぞって使っており、有名なゲームをたくさん生みだしています。そのツールでGPUと最新のVRハードウェアを活用すれば、イマーシブなアクションと映画と見間違うほどのビジュアルをブレンドしたVR体験が生みだせる――そう、スウィーニー氏は示してくれたわけです。
Epicは概念を一新するようなデモを世に送りだしてきた歴史があり、『Bullet Train』はその最新作にすぎません。
スウィーニー氏は、次のように述べています。「Oculus Touchによる位置制御を使ってまったく新しい体験を提供した、現実世界に匹敵するVR体験を生みだしたわけです。」
Epicは概念を一新するようなデモを世に送りだしてきた歴史があり、『Bullet Train』はその最新作にすぎません。同時に、NVIDIAのGPUで動くさまざまなゲームの最新作にすぎないわけです。
今後のさらなる発展にご期待ください。