NVIDIA がゲーム クリエイター CD PROJEKT RED の没入感をもたらすアップデートを支援する開発者ツールを公開
ゲーム開発会社の CD PROJEKT RED は本日、サンフランシスコで開催された Game Developers Conference (GDC) において、パストレーシングに対応した『サイバーパンク 2077』のテクノロジ プレビューを 4 月 11 日に公開すると発表しました。
フル レイトレーシングとも呼ばれるパストレーシングは、シーン全体の光を正確にシミュレーションします。ビジュアル エフェクト アーティストは、映画やテレビのグラフィックスを現実と見分けがつかないように作成するためにパストレーシングを使用しています。しかし、RT コアを搭載した GeForce RTX GPU と、AI を利用した NVIDIA DLSS のアクセラレーションが登場するまで、リアルタイム ビデオ ゲームのパストレーシングは、GPU の負荷を非常に高めるため不可能でした。
NVIDIA のシニア テクノロジ開発エンジニアであるパゥエル コズラウスキー (Pawel Kozlowski) は次のように述べています。「これは、プレイヤーにより良いビジュアルを提供するだけでなく、ゲームの作成方法のパイプライン全体に革命をもたらす可能性を秘めています」
『サイバーパンク2077』のレイトレーシング: オーバードライブモード」のテクノロジ プレビューにて、フル レイトレーシングの未来を垣間見ることができます。フル レイトレーシングにより、実質的にすべての光源が物理的に正しいソフト シャドウを投影するようになりました。『サイバーパンク2077』の世界では、自然な色の光が何度も跳ね返り、よりリアルな間接光とオクルージョンが生成されます。
レイトレーシングをいち早く採用していた『サイバーパンク2077』は、リアルタイム パストレーシングを利用する最新の大ヒット タイトルになります。『Minecraft』、『Portal』、『Quake II』のパストレーシングの直後に登場し、採用の波が高まっていることを示しています。
レイトレーシングと同様に、さらに多くが追従することが予想されます。また、ビデオ ゲームへの影響はほんの始まりにすぎません。リアルタイム パストレーシングは、多くのデザイン業界への応用が期待されています。
何十年にもわたる研究の成果を公開
何十年もかけて開発されたリアルタイム パストレーシングは、ゲーミング グラフィックスにおける大きな飛躍です。
映画のコンピューター生成画像で長い間使用されていましたが、そこでのパストレースはオフラインのレンダリング ファームで行われ、多くの場合、1 つのフレームをレンダリングするのに何時間もかかりました。
高速なフレームレートが要求されるゲーミングでは、約 0.016 秒でレンダリングを実行する必要があります。
1970 年代以降、ビデオゲームはラスタライズ テクノロジに依存してきました (以下を参照)。最近では、2018 年に NVIDIA が RTX GPU を導入してレイトレーシングをサポートしました。パストレーシングは、最も物理的に正確なライティングとシャドウを実現するための最後のフロンティアです。
パストレーシングは、オフラインのレンダリング ファームや映画のコンピューター グラフィックスで長年使用されている主要なライティング アルゴリズムの 1 つでした。GeForce RTX 40 シリーズと DLSS 3 が利用可能になるまで、リアルタイム グラフィックスにパストレーシングを導入することはできませんでした。
『サイバーパンク2077』は、NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャ世代で使用可能な Shader Execution Reordering も活用しており、これにより、GPU ワークロードが最適化され、より効率的なパストレーシング ライティングが可能になります。
DLSS 3による高速化
DLSS 3 は、パストレーシングの画期的な進歩を補完し、GPU で高速化されたディープラーニング上に構築された最新の AI をゲーミング パフォーマンスを強力に倍増させるために活用します。DLSS は、ゲームがピクセルの 8 分の 1 をレンダリングし、次に AI と GeForce RTX Tensor コアを使用して残りを再構築することで、フレームレートを大幅に増加させながら、ネイティブ解像度に匹敵する鮮明で高品質の画像を提供します。
GeForce RTX 40 シリーズ GPU で登場した Ada Lovelace の進歩によって動作する DLSS 3 は、フレームレートを倍増させ、ゲームの画質と応答性を維持します。
強力なツールが登場
ゲーム開発者向けに、NVIDIA は GDC で RTX+ Path Tracing SDK 1.0 の提供を発表しました。テクノロジのパッケージには、DLSS 3、Shader Execution Reordering (SER)、RTX Direct Illumination (RTXDI) および NVIDIA Real-Time Denoisers (NRD) が含まれます。
フル RTX パストレーシングの詳細をご覧ください。
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