さらに、大ニュースです。Discord が AV1 ストリーミングをサポートし、AI と GeForce RTX 40 シリーズ GPU を活用して配信の幅が広がります。
本ブログは、注目のアーティストを称え、クリエイティブ活動のヒントやコツを説明し、NVIDIA Studio テクノロジがクリエイティブ ワークフローを加速する様子を毎週紹介する「In the NVIDIA Studio」シリーズの最新号です。今回は、新しい GeForce RTX 40 シリーズ GPU の機能、テクノロジ、リソースをご紹介し、どのようにしてコンテンツ制作を劇的に高速化のかについても深掘りします。
配信者たちは、新しい機能とテクノロジの武器を手に入れ、自由に使いこなしています。
これには、オープンな AV1 ビデオ コーディング フォーマットをサポートする RTX 40 シリーズ GPU の第 8 世代 NVIDIA ビデオ エンコーダーのほか、アイコンタクトやビネットといった新しい NVIDIA Broadcast アプリ エフェクト、Discord における AV1 形式のストリーミングのサポートなどです。これらは、OBS Studio、Blackmagic Design の DaVinci Resolve、Adobe Premiere Pro (Voukoder プラグイン経由)、Wondershare Filmora、Jianying など、現在利用できるソフトウェアへの統合に加わる、新しい機能です。
今週の「In the NVIDIA Studio」では、ライブ配信者、ビデオ編集者、エンターテイナーである Nilson1489 氏を特集します。GeForce RTX 4090 GPU と AI のパワーを活用して、配信テクノロジの進歩が自身のライブ配信をスタイルと内容の両面で、どのように向上させているかを解説します。
さらに、著名な 3D アーティスト Warbb が主催する Warbb World Challenge が開催中です。これは、アーティストに、独自の 3D 世界を制作してもらうチャレンジです。MSI の NVIDIA Studio ノート PC と RTX 40 シリーズ GPU、ArtStation ギフト カードなどの賞品が用意されています。詳細は後述します。
機能が向上した Broadcast のメリット
移り変わりの激しいライブ配信の世界に飛び込もうとしているコンテンツ クリエイター、プロの YouTuber、その他の配信者は、スキル レベルや視聴者層を問わず、AV1 に対応する第 8 世代 NVIDIA ビデオ エンコーダー NVENC を搭載した GeForce RTX 40 シリーズ GPU を使用することでメリットが得られます。
新しい AV1 エンコーダーは、効率が 40% 向上しています。つまり、OBS Studio などの一般的な配信アプリでの帯域幅が 40% 増えたかのような、画質が劇的に向上したライブ配信が可能になります。
Discord は毎月 1 億 5000 万人以上のアクティブ ユーザーを持つコミュニケーション プラットフォームです。この度、AV1 に対応したエンドツーエンドのライブ配信が可能となりました。これにより、ライブ配信、オンライン授業、友人とのバーチャルでの会話で、最大 4K 解像度と毎秒 60 フレームの鮮明でクリアな画質の、劇的に改善された画面を共有できます。
今回の統合により AV1 の高い圧縮効率を活用できるため、AV1 デコード対応のハードウェアを使用するユーザーは、さらに高画質のビデオを視聴できます。さらに、インターネット接続が遅いユーザーでも、最大 4K、60fps の解像度で高画質のビデオ配信を楽しむことができます。
また、NVIDIA Studio は先日、NVIDIA Broadcast 1.4 をリリースしました。Broadcast は、ライブ配信やビデオ会議向けのツールであり、どんな部屋もホーム スタジオに変えることができます。バージョン 1.4 では、「アイコンタクト」と「ビネット」 の 2 つのエフェクトが追加されたほか、時間的な情報を使用することでバーチャル背景機能を強化しています。Broadcast の詳細はこちらからご確認ください。今週の特集アーティスト Nilson1489 氏 など、RTX GPU を活用するすべてのユーザーが使用できます。
配信を盛り上げる
ドイツのハンブルグ出身の Nilson1489氏 は、独学でライブ配信を学びました。同氏はライブ配信者のコミュニティに参加した経緯から、学ぶことに熱意のある新しい配信者たちのクリエイティブ ワークフローを向上することに深い情熱を注いでいます。
全体的にライブ配信の画質を向上させ、クリエイティブ ワークフローの時間を大幅に短縮できると期待して、GeForce RTX 4090 GPU に投資したと Nilson1489氏 は語ります。そして、まさにその通りの体験が得られました。
「NVIDIA Broadcast を使用すると、視聴者への視線を外すことなく、ディスプレイを見ながらメモを読んでチュートリアルの要素に集中することができます。」
—Nilson1489
「NVIDIA RTX GPU は、私のクリエイティブ アプリに最適な GPU アクセラレーションを備えているだけでなく、OBS Studio 内での録画についても最高の品質です」と、同氏は言います。
Nelson1489 氏は主に OBS Studio で配信しています。つまり、AV1 エンコーダーが自動的に帯域幅を 40% 大きくし、ビデオ品質を劇的に向上させているのです。
Nilson1489 は、クリエイターたちへの指導のほか、各種ブランドやクライアント向けのコンサルタントとして、NVIDIA Broadcast がサポートする Microsoft Teams や Zoom などのビデオ会議アプリを用いて、日々の通話やワークショップを行っています。同氏はフォロワーへの目線を常に保ちながら、メモを読んでプレゼンテーションを行うことができます。これは、NVIDIA Broadcast の新しいアイコンタクト機能により可能となりました。
GeForce RTX 4090 GPU は、デュアル AV1 ビデオ エンコーダーを用いて最終のビデオ ファイルを書き出すときに特に便利であることがわかった、と彼は言います。Voukoder プラグイン経由の Adobe Premiere Pro、DaVinci Resolve、Wondershare Filmora、Jianying などのビデオ編集およびライブ配信アプリで有効にすると、書き出し時間が半分に短縮され、ビデオ品質が向上します。これにより、Nilson1489 氏 は、他の配信者と比べて 2 倍以上の速度で Premiere Pro からビデオを書き出し、YouTube にビデオをアップロードできるようになりました。
GeForce RTX GPU を適切に使うことで、Nilson1489 氏 のように、コンテンツ制作の質と量に圧倒的な差をもたらすことができます。
ストリーミングに関するチュートリアルをご覧になりたい方は、Nilson1489氏 の YouTube チャンネルをご覧ください。
3D ワールドを制作して、優れた Studio のハードウェアを獲得しよう
Warbb として知られている 3D アーティストの Robin Snijders氏が、NVIDIA Studio と共に Warbb World Challenge を主催します。Warbb 氏が提供するアセットを使用して、従来は魅力がないとされていた空間を素晴らしいシーンに変えるこのチャレンジに、3D アーティストの皆さまからの応募をお待ちしています。参加するアーティストは全員、同じテンプレート (空っぽの部屋、テーブル、ノート PC、人) から制作していきます。
才能あふれるクリエイティブな Warbb 氏と、「In the NVIDIA Studio」 で特集したアーティスト I Am Fesq、Noxx_art、そして 2 人の NVIDIA 担当者からなる審査員が、創造性、独創性、視覚的な魅力を基準に、応募作品を審査します。コンテストの勝者には、MSI Creator Z16P 3080 Ti Studio ノート PC、MSI の RTX 40 シリーズ GPU、ArtStation ギフト カードなどの素晴らしい賞品が授与されます。
チャレンジ アセットをダウンロードし、ハッシュタグ #WarbbWorld と #NVIDIAStudio を付けて ArtStation に作品をアップロードし、SNS で #WarbbWorld と #NVIDIAStudio を付けて共有することでご参加いただけます。NVIDIA Studio が詳しいインタビューを行った上で作品を公開する可能性があります。
チャレンジは 2 月 19 日 (日) まで開催されます。応募規約が適用されます。
Instagram、Twitter、Facebook で NVIDIA Studio をフォローしてください。チュートリアルは Studio の YouTube チャンネルでご覧いただけます。Studio のニュースレターにご登録いただいた方には、最新情報をメールで直接お届けします。