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慶應義塾大学の文系、理系学生のチームがNVIDIA Jetson AI Specialistに認定、日常で気づいた課題をAIで解決するための思考力とスキルを育成

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今、全国の教育機関でAI学習の導入が広がっていますが、AIをすべての教室に導入するというミッションを掲げるNVIDIAは、AIやプログラミングに取り組む学生や教育者を積極的に支援しています。最近では、慶應義塾生全員に門戸を開いた慶應義塾大学「AI・高度プログラミング コンソーシアム(AIC)」を会員企業としてサポートし、NVIDIAのAI認定資格であるJetson AI Specialistの取得を目標としたコラボレーション企画を昨年、共催しました。理系学生だけでなく、商学部や経済学部、法学部、環境情報学部など文系学生を含むメンバーが参加し、春学期のプログラムではNVIDIAが提供する「Jetson Nano入門」を含むトレーニングを3か月間に渡り受講しています。

コラボレーション企画の後半では、実際のプロジェクト制作に挑戦

2021年9月から10月まで開催された秋学期のプログラムでは春学期に学んだ知識を活かし、NVIDIA Jetson Nanoを実際に用いながら、Jetson AI Specialistに応募するためのAIプロジェクトをチーム単位で開発しました。また、その集大成として、最終発表会ではチームごとにプロジェクトを発表し、AICコーディネーター室とNVIDIA Japanからの審査員、そして参加学生の投票によって特に優秀なプロジェクトを評価するコンテストも開催されました。

その結果、学生ならではの視点や、日常生活の中で気づいた課題をもとに制作された以下のプロジェクトが投票で極めて接戦となり、参加した計5チームすべてが賞を受賞する結果となりました。

手の形の認識と分類によってPC上で描画が行われる、ジェスチャー ドローイングのプロジェクト説明

Jetson AI Specialistにチーム単位で申請

発表会後には、各チームがJetson AI Specialistに応募しました。Jetson AI Specialistは教育関連の場合は個人だけでなくチームごとの応募が可能であり、認定された場合、AIとJetsonの基礎的な実践スキルを習得した証明であるJetson AI Specialistの認定証がチームメンバー全員に授与されます。申請にあたってはAIプロジェクトの開発だけでなく、オンライン トレーニングとテストの受講、プロジェクト内容を説明する英語(もしくは英語字幕)のビデオ制作も必要となります。そのため、教育現場におけるAIカリキュラムの構成に最適なだけでなく、学生のプレゼン能力や英語力、コンテンツ制作力のスキルも磨くことができます。

プログラムに参加した慶應義塾大学AICの学生たちは、NVIDIAの開発者向けサイトで公開されている、NVIDIA Jetson開発者キットを用いた世界中のAIプロジェクトを参考にしながら、各チームのプロジェクトを考案しました。また、メンバーそれぞれが得意分野を活かし、分担しながらプロジェクト制作と申請を進めることで、申請した14名全員がJetson AI Specialistに認定されました。

慶應義塾大学AI・高度プログラミングコンソーシアム 代表を務める、同大学理工学部システムデザイン工学科 准教授の矢向高氏はプログラムを振り返り、以下のように述べています。「これまで、実際の製品を大学が用意し、プログラム開発からプロジェクト制作までを行う機会を学生に提供することはできませんでした。理工学部生は実験を通して実際に手を動かすこともありますが、文系の学生にとってそのような機会は限られています。参加学生全員がNVIDIA Jetsonを手にし、プログラムを書いて動かした今回の企画は、大変貴重なプログラムだったと思います」

コンテストの選考委員として発表会に参加した、エヌビディア合同会社 エンタープライズ事業本部 事業本部長の井﨑 武士は以下のように学生にエールを送りました。「ディープラーニングの社会実装は今、急速に進んでいます。さまざまな産業革命は既存の技術が成熟したうえで、それを超える革新を迎えていますが、そのためにもディープラーニングはまさに使い倒さなければいけない技術だと思います。そこで重要となるのが活用するための人材であり、プログラムを組む人や、AIの特性を理解した上でビジネスにすることを考えられる人です。これからは技術に長けている若い世代の方がディープラーニングを応用し、社内を動かしながら力を発揮していく時代となるでしょう。Jetson AI Specialistの取得が、ディープラーニングに対する造詣を深めるきっかけになればと思います」


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