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NVIDIA DRIVE を搭載する新エネルギー車が続々と登場

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2022 年、AI搭載の車種を、NIO、R-Auto、Xpeng、Li Auto、IM、Canoo、Faraday Future、Vinfast の各社が発売予定

電気自動車の革命は、今新たな段階を迎えようとしています。

EV 分野を牽引するスタートアップ企業と EV ブランド各社が、2022 年にインテリジェントな自動車を市場投入する計画を続々と発表しています。これらのクリーンエネルギー自動車は、NVIDIA DRIVE のハイパフォーマンス コンピューティングを活用した AI 機能により、安全性と効率性を飛躍的に向上させています。

自動車産業は今やテクノロジ産業と言っても過言ではありません。未来の車はソフトウェア主導型のビジネス モデルによって完全にプログラマブルになり、自動車メーカーは車両のライフサイクル全体にわたってサービスやサブスクリプションをOTAで提供できるようになります。

ソフトウェア デファインドの一元管理されたコンピューティング性能を搭載し、最先端の AI 機能を継続的に改善し続ける新エネルギー車 (NEV: New Energy Vehicle) は、この変革を推進させるでしょう。

NEV の新規参入企業

数多くの自動車メーカーにとって、2022 年は、初期段階のコンセプト イメージを、量産へと初めて具現化するマイルストーンの年です。

2019 年に完全電化型バンを初めて発表したスタートアップ企業 Canoo は、輸送トラック、ピックアップ トラック、スポーツ セダンなど同社の EV ラインナップ全車種の一般販売を 2022 年に開始する予定です。

同社のフラッグシップ モデルとなる乗用車では、NVIDIA DRIVE AGX Xavier を搭載してスマートな運転支援機能を提供する予定です。さらに DRIVE AGX プラットフォームのオープン性と拡張性を活かすことで、車両のライフサイクル全体にわたって高度な機能を開発し、提供し続けることが可能です。

さらに Faraday Future の FF91 にも大きな期待が寄せられています。同車種はインテリジェントな第 3 の居住空間としてデザインされたプレミアム EV で、NVIDIA DRIVE を基盤とする数多くの便利な機能が、豪華な内装に詰め込まれています。

新たに EV 分野に参入したスタートアップ企業 Vinfast も、一連のスマート自動車モデルを 2022 年から販売予定です。これらの車両は、NVIDIA DRIVE Xavier の AI コンピューティングを基盤に、業界をリードする安全性と高度な自律性を提供します。さらに次世代車両では NVIDIA DRIVE Orin の採用も予定されています。

VinAI の最高責任者ハン ブイ (Hung Bui) 氏は次のように述べています。「NVIDIA は当社の自律走行車開発に欠かせないパートナーです。VinAIの車両のコア コンピューティングを担う NVIDIA DRIVE により、高度なセンシング機能を始めとする数多くの拡張機能が実現されています。」

有力メーカー各社の動き

NIO は、自動走行と自律走行機能の基盤となるスーパーコンピューターを発表しました。これには NVIDIA DRIVE Orin が採用されています。

Adam と名付けられたこのスーパーコンピューターは、安全な自律走行に欠かせない冗長性と多様性を備え、1,000 TOPS (Trillion Operations Per Second:毎秒1兆回の演算性能) を超えるパフォーマンスを提供します。さらに、ドライバーの運転習慣や好みを学習し、車両データに基づく継続的改善を実施する、車両のパーソナライズにも対応します。

Orin が組み込まれた同スーパーコンピューターは、2022 年に生産開始予定の同社主力モデル ET7 セダンに初めて搭載され、その後 NIO の全モデルに採用される予定です。

革新的な EV メーカー Li Auto も、NVIDIA DRIVE AGX Orin を活用した次世代電気自動車の開発に着手しています。この最新車種は同社のティア 1 サプライヤー Desay SV との共同開発が進められており、高度な自律走行機能と航続距離の延長を実現することで、真のインテリジェント モビリティを提供します。

Li Auto の今後の車種でも、NVIDIA のハイパフォーマンス プラットフォームが実現する高度な独立型自律走行システムの実装が期待されます。

高度な走行テクノロジを実運用化しているのが Xpeng です。同社は 3 月、複数のインテリジェント セダン P7 で車隊を組み、6 日間をかけ中国国内を自律走行で横断するという試みを成功させています。NVIDIA DRIVE AGX Xavier を基盤とする XPilot 3.0 自律走行システムにより、これらの車両の走行に人間の操作による介入は必要ありませんでした。

世界最大の自動車メーカーの 1 社である SAIC も、最先端の AI 機能が数多く搭載された 2 つの EV ブランドを新たに立ち上げ、自動車業界の技術的大転換の流れに追随しています。

まず、同社の次世代車両ファミリー R-Auto に搭載されている最新のインテリジェント アシスタント R-Tech は、NVIDIA DRIVE AGX Orin を基盤としています。R-Tech では、Orin が誇る過去最高水準のコンピューティング パフォーマンスを活用し、知覚、センサー フュージョン、予測といった自動運転に欠かせない機能を実行しています。

もう 1 つの車種である IM は、電子商取引大手 Alibaba との提携により誕生した最高級ブランドです。長距離走行を特徴とする IM の電気自動車には、パフォーマンスとエネルギー効率に優れた NVIDIA DRIVE Orin コンピューティング プラットフォームを基盤とする AI 機能が搭載される予定です。

IM ブランド初のラインナップは 2 車種 (フラッグシップ セダンと SUV) を予定しており、いずれも自動駐車機能などの自動運転機能に加えて、蓄電容量 93 kWh のバッテリーを標準装備します。SAIC では、上海モーター ショーでセダンの受注を開始し、SUV の受注開始は 2022 年を予定しています。

EV は、輸送業界のこれからの 10 年間を牽引するでしょう。その中核に NVIDIA DRIVE を組み込むことで、革新と競争の先頭を走るインテリジェンスとパフォーマンスを実現します。


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