Windows 7 のサポート終了 (2020 年 1 月) が近づき、仮想デスクトップによる Windows 10 への移行が始まっています。
NVIDIA GRID を利用した Windows 10 VDI 環境であれば、すべての機能セットを有効にしたアプリケーションでも、高速なパフォーマンスを実現できます。ぜひ、CPU のみの VDI 環境と GPU を利用した VDI 環境を比較したこちらの動画でその違いをご確認ください。
Windows 10 は、今まででもっともグラフィックスを多用する Microsoft のオペレーティング システムであり、Office 365、Skype、YouTube といった一般的な業務用アプリケーションの機能を十分に発揮させるには、GPU アクセラレーションが必要になります。そのため、移行にあたって、各社とも次のような多くの課題に直面しています。
- Windows 10 と最新のビジネス アプリケーションではより多くのグラフィックスを処理する必要があるため、パフォーマンスが低下する。
- GPU を利用しないと、使える機能セットが限定されるだけでなく、単純にアプリケーションが起動しないことがあり、ユーザー体験が損なわれる。
- CPU に掛かる負荷が大きくなることでサーバー 1 台あたりで対応できるユーザーの数が減るため、スケーラビリティが低下する。
- Microsoft が今後もリリースごとに OS を進化させることなどから、インフラストラクチャの将来性を担保できない。
- 体験の低下に悩んだユーザーからヘルプ デスクへの問い合わせが増えるため、コストが増大する。
このような課題は、仮想デスクトップ (VDI) の普及率低迷をまねき、従業員の生産性レベルや満足度を低下させることが予想されます。しかし、心配はご無用です。
NVIDIA GRID で VDI に対応
NVIDIA GRID によって、どのユーザーも、デバイスを問わず NVIDIA GPU を利用して、Windows 10 の没入型仮想ワークスペースを低コストで実現できます。
GPU を使用することで、CPU で計算やグラフィックスを処理せずに済むようになります。これにより、ユーザー体験が向上するほか、サーバー 1 台あたりで対応できるユーザの数が増えるため、VDI をコスト効率よく拡大できるようになります。また、Windows 10 とビジネス アプリケーションで処理するグラフィックスの増加に応じて NVIDIA GRID を拡大できるため、将来のニーズに対応できます。
ロンドンのキングストン大学は、すでに NVIDIA GRID の恩恵を受けており、世界中の学生と講師 22,500 人のグラフィックス要件に対応できるようになりました。
キングストン大学の CIO であるサイモン ハリソン (Simon Harrison) 氏は、次のように述べています。「スペシャリストの設計やエンジニアリング パッケージだけでなく、Microsoft Windows 10 や Office 2016 のような業務用アプリケーションに対するグラフィックス要件を考えると、本校のすべてのユーザーにすばらしい仮想学習体験を提供するには、NVIDIA GRID が不可欠であることがわかります。本校の未来の仮想環境は、アクセラレーテッド グラフィックスが標準になるでしょう。」
NVIDIA GRID と、NVIDIA GRID によって優れた Windows 10 VDI ユーザー体験を実現する方法について、詳細をご確認ください。また、Windows 10 VDI に移行する際の課題に対応する方法について、NVIDIA のオンデマンド Web キャストをお聴きください。