GPU テクノロジ・カンファレンス・ヨーロッパの開会にあたり、NVIDIA の CEO、ジェンスン・ファン (Jen-Hsun Huang) は本日、自動運転車向けに設計された、NVIDIA のまったく新しい AI スーパーコンピューター、Xavier を初公開しました。
「NVIDIA ではとても長い間チップを構築してきましたが、今まで私が知る中で、これほど素晴らしい SoC の試みはありませんでした」と、ファンは、1,600 人のカンファレンス参加者に語りました。
Xavier は、充実した機能を持つ SoC (system-on-chip) で、新たな GPU アーキテクチャである Volta、カスタム CPU 8 基の CPU コア・アーキテクチャ、新たなコンピューター・ビジョン・アクセラレータが統合されています。プロセッサは毎秒20兆回の演算を処理する性能ながら、消費電力はわずか 20 ワットとなります。自動運転車の頭脳として、Xavier は、ISO 26262 機能安全規格など、重要な自動車規格に準拠して設計されています。
GPU テクノロジ・カンファレンス・ヨーロッパの開会にあたり、NVIDIA の CEO、ジェンスン・ファン (Jen-Hsun Huang) は本日、自動運転車での使用を目的に設計された NVIDIA のまったく新しい AI スーパーコンピューター、Xavier を初公開しました。
70 億のトランジスタを搭載し、最新の 16nm FinFET プロセス技術を用いて製造された Xavier AI プロセッサが 1 つあれば、モバイル SoC 2 基と単体GPU 2 基で構成される現在の DRIVE PX 2 と置き換えることが可能になります。しかも、電力消費量はほんのわずかです。
自律した運転では、信じられないほど大量の数値計算処理が行われるため、効率性の高い AI プロセッサが何よりも必要とされます。Xavier は、自動運転車の技術を、自律走行車両を製造する自動車メーカー、ティア 1 サプライヤ、スタートアップ企業、研究開発組織にもたらします。自動車、トラック、シャトルバス、タクシーといった種類は問いません。
Xavier のサンプルは、2017 年第 4 四半期に、自動運転車を開発している自動車メーカー、ティア 1 サプライヤ、スタートアップ企業、研究機関で利用可能となる予定です。