NVIDIA Quadro 仮想ワークステーション、Google Cloud に登場

Google Cloudが、NVIDIA T4 GPU と RTX テクノロジを仮想ワークステーションに提供する最初のクラウドプロバイダーに

NVIDIA Quadro 仮想ワークステーション (Quadro vWS) が Google Cloud Platform (GCP) でご利用いただけるようになりました。

GCP は、汎用性の極めて高いクラウド向けGPU であるNVIDIA T4 で動作する Quadro vWS を提供する最初のクラウドインスタンスです。

NVIDIA T4 搭載の Quadro vWS は、最新の NVIDIA Turing アーキテクチャと RTX テクノロジを活用しています。これによって GCP ユーザーはどこからでも、どのデバイスでも、リアルタイムレイトレーシングやAI、シミュレーション、ラスタライズなどの次世代コンピューターグラフィックスを利用できるようになります。

Turing ベースの T4 GPU は、AI サービスの展開を加速させるために Tensor コアを、レイトレーシングとバッチレンダリングを支援するために RT コアを搭載しており、GCP ユーザーは AI ワークロードとグラフィックスワークロードに向けた強力な機能を活用することができます。

企業はより高い性能と柔軟性を求めてクラウドベースのソリューションへ移行中です。GPU を活用した仮想ワークステーションによって、企業はデータセンターにまつわる費用や複雑性にわずらわされることなく、より優れたクラウドコンピューティング体験を社員に提供できるようになります。

デザインツールを使ってレンダリングやシミュレーションなどの複雑なワークロードを扱うプロフェッショナルのために、RTX テクノロジ搭載の Quadro vWS はフォトリアリスティックなリアルタイムレンダリングと、AI で強化されたグラフィックス処理、ビデオ処理、画像処理を通じて創造のプロセスを変革します。

また Quadro vWS は、企業がビジネスニーズの変化に応じてスケールの拡大と縮小を行えるようにしたり、1 時間単位の利用状況に基づいて必要とするものだけに代価を支払えるようにしたりすることで、より高い柔軟性を提供します。

新しい Quadro vWS インスタンスは NVIDIA T4 だけでなく、 NVIDIA Tesla V100 や P100、P4 といった GPU をサポートしています。