- 売上高は 467 億ドルで、第 1 四半期から 6% 増、前年同期から 56% 増
- データセンターの売上高は 411 億ドルで、第 1 四半期から 5% 増、前年同期から 56% 増
- Blackwell データセンターの売上高は、前四半期比17% 増
NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、2025 年 7 月 27 日に終了した第 2 四半期の売上高が 467 億ドルになったと発表しました。前四半期から 6% 増加し、前年同期から 56% 増加しました。NVIDIA の Blackwell データセンターの売上高は、前四半期比で 17% 増加しました。
第 2 四半期は、中国の顧客への H20 の販売実績はありませんでした。これまで保留されていた H20 の在庫のうち 1 億 8,000 万ドルの出荷再開と、中国以外の顧客への約 6 億 5,000 万ドルの H20 の無制約の販売がプラスに寄与しました。
第 2 四半期の売上高総利益率は GAAP ベースが 72.4%、非 GAAP ベースが 72.7% でした。1 億 8,000 万ドルの出荷再開を除外した場合の第 2 四半期の非 GAAP ベースの売上高総利益率は 72.3% です。
第 2 四半期の希薄後 1 株当たりの利益は GAAP ベースが 1.08 ドル、非 GAAP ベースが 1.05 ドルでした。1 億 8,000 万ドルの出荷再開および関連する税金の影響を除外した場合の非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たりの利益は 1.04 ドルです。
NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「Blackwell は、世界が待ち望んでいたAI プラットフォームであり、画期的な世代の飛躍を実現します。Blackwell Ultra の生産はフルスピードで加速しており、極めて高い水準の需要があります。NVIDIA NVLink ラックスケール コンピューティングは革命的であり、リーズニング AI モデルがトレーニングと推論のパフォーマンスを桁違いに向上させている中、適切なタイミングで登場しました。AI 競争は始まっており、Blackwell はその中心にあるプラットフォームです」
2026 年会計年度上半期に、NVIDIA は、株式買い戻しおよび現金配当で 243 億ドルの株主還元を実施しました。第 2 四半期末現在で、取締役会が承認した NVIDIA の株式買い戻しプログラムの残高は 147 億ドルです。2025 年 8 月 26 日、取締役会は、さらに 600 億ドルの株式買い戻し (期限なし) を承認しました。
NVIDIA は、2025 年 9 月 11 日を配当基準日として、2025 年 10 月 2 日に 1 株当たり 0.01 ドルの次回四半期現金配当を支払う予定です。
2026 年会計年度第 2 四半期の概要
GAAP ベース | |||||
(単位: 百万ドル、1 株当たりのものを除く) | Q2 FY26 | Q1 FY26 | Q2 FY25 | Q/Q | Y/Y |
売上高 | $46,743 | $44,062 | $30,040 | 6% 増 | 56% 増 |
売上高総利益率 | 72.4% | 60.5% | 75.1% | 11.9 pts 増 | 2.7 pts 減 |
営業費用 | $5,413 | $5,030 | $3,932 | 8% 増 | 38% 増 |
営業利益 | $28,440 | $21,638 | $18,642 | 31% 増 | 53% 増 |
純利益 | $26,422 | $18,775 | $16,599 | 41% 増 | 59% 増 |
希薄後 1 株当たりの利益* | $1.08 | $0.76 | $0.67 | 42% 増 | 61% 増 |
非 GAAP ベース | |||||
(単位: 百万ドル、1 株当たりのものを除く) | Q2 FY26 | Q1 FY26 | Q2 FY25 | Q/Q | Y/Y |
売上高 | $46,743 | $44,062 | $30,040 | 6% 増 | 56% 増 |
売上高総利益率 | 72.7% | 61.0% | 75.7% | 11.7 pts 増 | 3.0 pts 減 |
H20 関連費用/出荷再開 (純額) を除外した売上高総利益率 | 72.3% | 71.3% | 1.0 pt 増 | ||
営業費用 | $3,795 | $3,583 | $2,792 | 6% 増 | 36% 増 |
営業利益 | $30,165 | $23,275 | $19,937 | 30% 増 | 51% 増 |
純利益 | $25,783 | $19,894 | $16,952 | 30% 増 | 52% 増 |
希薄後 1 株当たりの利益 | $1.05 | $0.81 | $0.68 | 30% 増 | 54% 増 |
H20 関連費用/出荷再開 (純額) および関連する税金の影響を除外した希薄後 1 株当たりの利益 | $1.04 | $0.96 | 8% 増 |
業績の見通し
2026 年会計年度第 3 四半期については、以下のように予想されます。
- 売上高は、540 億ドル ± 2% となる見込みです。この見通しでは、H20 の中国への出荷は想定していません。
- 売上高総利益率は、GAAP ベースが 73.3% ± 0.5%、非 GAAP ベースが 73.5% ± 0.5% となる見込みです。当社は引き続き、通年の非 GAAP ベースの売上高総利益率を 70% 台半ばと予想しています。
- 営業費用は、GAAP ベースが約 59 億ドル、非 GAAP ベースが約 42 億ドルとなる見込みです。2026 年会計年度通年の営業費用の増加率は、30% 台後半となる見込みです。
- GAAP ベースおよび非 GAAP ベースのその他の利益および費用は、利益が約 5 億ドルとなる見込みです (市場性のない株式および上場株式による損益は除く)。
- GAAP 税率および非 GAAP 税率は、ともに 16.5% ± 1% となる見込みです (個別項目は除く)。
ハイライト
第 1 四半期の業績発表以降も、NVIDIA では以下の分野で躍進を遂げました。
データセンター
- 第 2 四半期売上高は 411 億ドルで、前四半期から 5% 増加し、前年同期から 56% 増加しました。
- NVIDIA RTX PRO™ 6000 Blackwell Server Edition GPU が、世界で最も広く利用されているエンタープライズ サーバーに搭載されることを発表しました。Disney、Foxconn、日立製作所、Hyundai Motor Group、Lilly、SAP、TSMC などが、当該サーバーを採用する最初の企業となります。
- ギガスケール AI を実現するため、分散したデータセンターを接続する NVIDIA® Spectrum-XGS Ethernet を発表しました。
- NVIDIA は、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、英国をはじめとする欧州諸国やテクノロジ業界のリーダー企業各社と協力し、NVIDIA Blackwell AI インフラの構築を進めています。これには、欧州の製造業を前進させるための世界初の産業用 AI クラウドの開発も含まれており、同地域の次なる産業変革を促進することが目的です。
- 欧州の開発者を NVIDIA のグローバル コンピューティング エコシステムに接続する NVIDIA DGX Cloud Lepton™ の拡張を発表しました。
- Doudna (米国)、JUPITER (ドイツ)、Blue Lion (ドイツ)、Isambard (英国)、富岳NEXT (日本) を含む高性能 AI スーパーコンピューターを構築、促進するため、世界中でパートナーとの協業を進めました。
- 欧州と中東のモデル開発者が NVIDIA Nemotron™ を活用して、ソブリン大規模言語モデルを最適化していることを発表しました。このテクノロジは、Perplexity 上で利用可能になります。
- OpenAI のオープンな gpt-oss モデル のリリースを支援し、単一の NVIDIA Blackwell GB200 NVL72 ラック スケール システム上で、業界をリードする毎秒 150 万トークンの gpt-oss-120b のパフォーマンスを達成しました。
- 創薬を前進させるため、Novo Nordisk および DCAI との協業を発表しました。
- NVIDIA Blackwell プラットフォームがあらゆる MLPerf トレーニング ベンチマークにおいて大きな規模で最高のパフォーマンスを達成したことを発表しました。
- デンマークの Gefion スーパーコンピューター上で NVIDIA CUDA-Q™ プラットフォームを使用して流体力学向け量子アルゴリズムを進化させるため、Ansys および DCAI とチームを結成しました。
- 並外れた推論遅延を実現するために特別に設計された 4 ビット フォーマット NVFP4 を、次世代大規模言語モデルの事前トレーニング向けに発表しました。
ゲーミングおよび AI PC
- ゲーミングの第 2 四半期売上高は 43 億ドルで、前四半期から 14% 増加し、前年同期から 49% 増加しました。
- Blackwell 搭載の NVIDIA GeForce RTX™ 5060 を発表し、ほどなくして同製品は NVIDIA で最も急速に普及した x60 クラス GPU となりました。
- 業界をリードする NVIDIA DLSS 4 テクノロジを 175 本を超えるゲームおよびアプリで利用可能にし、『ボーダーランズ4』、『バイオハザード レクイエム』、『Phantom Blade Zero』などの主要なゲームに搭載される予定です。
- GeForce NOW™ に Blackwell が搭載されることを発表しました。新しい Install-to-Play 機能により、対応ゲーム数は 4,500 タイトル以上に倍増します。
- OpenAI と提携し、Ollama、llama.cpp、Microsoft AI Foundry Local などの人気ツールで高速なローカル推論を実現するために RTX GPU 向けに最適化された最新のオープンウェイト モデルの立ち上げを行いました。
プロフェッショナル ビジュアライゼーション
- 第 2 四半期売上高は 6 億 100 万ドルで、前四半期から 18% 増加し、前年同期から 32% 増加しました。
- NVIDIA RTX PRO 4000 SFF Edition および RTX PRO 2000 Blackwell GPU を発表しました。
- 未来の製造工場をデジタル化し、実現するため、Siemens とのパートナーシップを拡大しました。
- フィジカル AI の開発を加速させるため、新しい NVIDIA Omniverse™ ライブラリおよびソフトウェア開発キットを発表しました。
オートモーティブおよびロボティクス
- オートモーティブの第 2 四半期売上高は 5 億 8,600 万ドルで、前四半期から 3% 増加し、前年同期から 69% 増加しました。
- 安全でインテリジェントな輸送の大規模展開を加速させるため、フルスタックの NVIDIA DRIVE™ AV ソフトウェア プラットフォームが現在フル生産中であることを発表しました。
- Computer Vision and Pattern Recognition カンファレンスで Autonomous Grand Challenge の End-to-End Driving at Scale 部門で 2 年連続の優勝を果たしました。
- NVIDIA DRIVE AGX Thor™ システムオンチップの初回出荷を開始しました。
- さまざまな業界で数百万体のロボットを駆動するために設計された強力な新しい AI スーパーコンピューター NVIDIA Jetson AGX Thor™ の開発者キットおよび量産モジュールの一般提供を発表しました。
- ロボット開発用の NVIDIA Halos フルスタック安全プラットフォームを発表しました。
- ロボティクス ソリューションの開発および展開を加速させる新しい NVIDIA Cosmos™ 世界基盤モデルを発表しました。
NVIDIA CFO によるコメント
NVIDIA のエグゼクティブ バイス プレジデント/最高財務責任者 (CFO) であるコレット クレス (Colette Kress) による本四半期に関するコメントを、https://investor.nvidia.com でご覧いただくことができます。
カンファレンス コールおよび Web キャスト情報
2026 年会計年度第 2 四半期の業績と現在の財務見通しについてのアナリストおよび投資家向けカンファレンス コールは、NVIDIA のインベスター リレーションズ ウェブサイト、https://investor.nvidia.com でアクセス可能です。Web キャストは録音され、NVIDIA の 2026 年会計年度第 3 四半期決算についてのカンファレンス コールが開催されるまで再生できます。
非 GAAP 財務指標について
NVIDIA では、GAAP ベースの要約連結財務諸表に加え、一部の項目については非 GAAP ベースの財務指標を使用しています。使用している非 GAAP 財務指標は、非 GAAP ベースの売上高総利益、非 GAAP ベースの売上高総利益率、非 GAAP ベースの営業費用、非 GAAP ベースの営業利益、非 GAAP ベースのその他の利益 (費用) (純額)、非 GAAP ベースの純利益、非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益あるいは利益、ならびにフリー キャッシュ フローです。また、現在と過去の財務指標が比較しやすいように、GAAP ベースの財務指標と非 GAAP ベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしています。この情報を活用すれば、関連する GAAP 財務指標から、株式報酬費用、買収関連およびその他の費用、市場性のない株式および上場株式による損益 (純額)、減債償却に関連する支払利息、H20 関連費用/出荷再開 (純額)、および該当する場合には、これらの項目に関連して発生する税金の影響を除外することができます。関連する GAAP 財務指標の調整には H20 関連費用/出荷再開 (純額) も含まれていますが、これは、H20 製品の中国向け輸出に認可が必要になると 2025 年 4 月に米国政府から通知されたことによるものです。H20 製品は主に中国市場向けに設計されたものです。フリー キャッシュ フローは、営業活動の収益から不動産や設備、無形資産に関連する購入費と不動産や設備、無形資産に関係する主な支払いの両方を差し引いた GAAP ベースのキャッシュ純額として算出されます。非 GAAP 財務指標の提示は、過去から続く財務状況の変遷を理解しやすくするものであると NVIDIA では考えています。なお、NVIDIA が提示している非 GAAP 財務指標はそれのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAP ベースで用意された業績を代替するものでもありません。また、NVIDIA が提示する非 GAAP 財務指標は、他社が提示する非 GAAP 財務指標とは異なる可能性があります。
NVIDIAについて
NVIDIA (NASDAQ: NVDA) はアクセラレーテッド コンピューティングの世界的なリーダーです。
Blackwellが世界が待ち望んでいたAIプラットフォームであり、AI 競争の中心的存在であること、Blackwell Ultraの量産化と需要、リーズニング AI モデルがトレーニングおよび推論性能において桁違いの向上をもたらすこと、Blackwell Ultra を含む NVIDIA の製品、サービス、技術、ならびに関連する動向および推進要因に関する成長、性能、および利点についての見通し、 Blackwellを含むNVIDIAの製品、サービス、技術に関する需給見通し、ならびに在庫、生産、流通などの関連事項、協力企業やパートナーを含むNVIDIAの第三者との取り決めに関する見通し、Rubin を含む技術開発、および関連する動向と推進要因に関する見通し、将来のNVIDIAの現金配当またはその他の株主還元、 2026年度第3四半期およびそれ以降のNVIDIAの財務および事業見通し、予測される市場成長と動向、AIおよび関連産業に関する見通し、および歴史的事実でないその他の記述など、本プレスリリースに記載されている記述の中には、1933年証券法第27A条および1934年証券取引法第21E条(いずれも改正済み)に定める将来予測に関する記述に該当し、当該条項により定められた「セーフハーバー」の適用を受けるものであり、実際の結果が予想と著しく異なる原因となるリスクおよび不確実性に影響を受ける可能性があります。実際の結果が大幅に異なる可能性のある重要な要因には、以下のものが含まれます:世界的な経済状況;NVIDIAの製品を製造、組み立て、梱包、テストする第三者への依存;技術開発と競争の影響;新製品や技術の開発または既存製品、技術の改良;NVIDIAの製品またはパートナーの 製品の市場受け入れ状況;設計、製造またはソフトウェアの欠陥;消費者ニーズや需要の変化;業界標準やインターフェースの変更;NVIDIAの製品または技術がシステムに統合された際の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、NVIDIAが証券取引委員会(SEC)に提出する最新の報告書(年次報告書Form 10-Kおよび四半期報告書Form 10-Qを含むがこれらに限定されない)において随時開示されるその他の要因です。SECに提出された報告書は、NVIDIAのウェブサイトに掲載されており、NVIDIAから無償で入手可能です。これらの将来予測に関する記述は、将来の業績を保証するものではなく、本資料の発表現在時点での状況に基づくものであり、法律で義務付けられる場合を除き、NVIDIAは、将来の出来事や状況の変化を反映のためにこれらの将来予測に関する記述を更新する義務を負いません。
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