世界の通信事業者が NVIDIA GeForce NOW Alliance に参加し、5G でクラウド ゲーミングを展開

投稿者: Phil Eisler

NVIDIAは、GeForce NOW Alliance を新たに立ち上げました。これは電気通信事業者のパートナーシップで、最適化された RTX サーバーを活用して、クラウド ゲーミングのエクスペリエンスを全世界で普及および向上させることを目的としています。5G ネットワークが現実のものとなり、商業での利用が可能になることで、電気通信事業者は、自社のネットワークでクラウド ゲーミングを配信するためのターンキー ソリューションを持つようになります。

日本のソフトバンク株式会社や韓国の LG U+ などのローンチパートナーは、NVIDIA が管理する GeForce NOW ソフトウェアの実装によって最適化された、RTX サーバーを展開する予定で、これによって、新たなマーケットに GeForce NOW を普及させ、北米やヨーロッパでのベータ提供を補完いたします。

ソフトバンク株式会社の代表取締役 副社長執行役員 兼 CTOである 宮川 潤一氏は、次のように述べています。「NVIDIA社とソフトバンク株式会社は数年前より『5G×IoT Studio』*1 を通じ、次世代の通信ネットワーク5GとNVIDIAの最新プラットフォームを活用した取り組みを続けています。ソフトバンク株式会社は、高速大容量・低遅延のモバイルネットワークでGeForce NOWのサービスを提供し、これからの5Gの時代をリードしていきます。」

LG U+ のバイス プレジデントであるリー サンミン (Lee Sang-min) 氏は次のように述べています。「当社はクラウドゲーミングを LG U+ 5G とファイバーネットワークのための新たなチャンスだと考えています。そして、GeForce NOW により、再びマーケットに革命をもたらすことでしょう。」

GeForce NOW は、クラウド上の GeForce PC 体験にゲーマーが接続できる NVIDIA のゲーミングサービスです。現在、Windows PC、Mac、SHIELD TV 向けにパブリックベータ版を公開しています。本サービスでは、人気のデジタルゲームストアに接続し、ゲーマーが既に所有するPC ゲームのライブラリを持ち込むことができます。ゲームの処理とレンダリングは、ローカルのデバイスからサーバークラスの GPU にオフロードされ、全てのダウンロードやパッチ処理およびアップデートはクラウド上で行われます。

エッジ コンピューティングをクラウド ゲーミングに適用させることは、家庭内ブロードバンドとモバイル ネットワークの両方に便益をもたらします。エンドツーエンドでのレイテンシを増やす原因となる、ネットワーク ハブとゲーム サーバーとの物理的距離の問題が解消されるからです。この効果は、5G ネットワークの商業利用が始まると、より顕著になるでしょう。

*1「5G×IoT Studio」について
ソフトバンクは、5GやIoTを活用した新たなサービス、ソリューション、プロダクトの提供を目指す企業向けに、5G実験機器での技術検証ができるトライアル環境を提供し、さまざまな企業と新たな価値の共創を目指す「5G×IoT Studio」を開始しました。今後来るべき5GやIoTの時代に向けて、お客さまの新たなサービス開発をサポートしています。「5G×IoT Studio」の詳細は、こちら(https://www.softbank.jp/biz/5g/)をご覧ください。