25 万人の VR ファンが、「VR Funhouse」をダウンロードし、25 以上のコミュニティが、その MOD を作成しました。ニューヨーク州北部のコーネル大学やイスラエルの研究者は、これを使って仮想世界と現実世界を融合させる新しい方法も見つけました。
リリースから 1 年が経過した NVIDIA 初のゲーム「VR Funhouse」は、VR コミュニティ全体のファン、研究者、ゲーム開発者に幅広く受け入れられています。グリーンランドからイエメン、ネパール、モザンビークに至るまで、ゲーマーはヘッドセットを装着し、風変わりなバーチャル カーニバルを楽しんでいます。
NVIDIA がこのゲームを開発したのは、視界、音、触感を仮想現実でどのように組み合わせれば、比類ない没入感を伴う体験を創造できるかを示すためです。「VR Funhouse」は、NVIDIA GameWorks および VRWorks のテクノロジが満載されており、EpicのUnreal Engine 4 がベースとなっています。
しかし、「VR Funhouse」は、単に当社の技術力を披露する場だけではなく、世界中の VR 開発者の遊び場にもなっています。NVIDIA は、このゲームのソース コードを GitHub で公開し、昨年後半には Oculus の Rift および Touch コントローラーのサポートも発表しました。さらに、当社では、一連の Twitch 開発者向けセッションを主催して録画し、開発者の入門をサポートしています。また、Epic との Game Jam やオンライン MOD コンテストも実施した結果、28 の MODが Steam で公開されました。コミュニティに刺激を与えるため、当社でも自作の MOD シリーズ (ホリデー シーズン中の Winter Wonderland など) をリリースしました。
文字通り「手を使う」仮想体験
「VR Funhouse」はゲーマーから大好評でしたが、ゲームとして楽しく遊べるだけではありません。
コーネル大学の有機ロボット工学研究所 (ORL) の研究者は、NVIDIA との協力のもと、ユーザーの手を押したり、手の動きに抵抗を加えたりすることで、握りや実際の物体との相互作用をシミュレートする運動感覚・触覚フィードバックを機能させるべく取り組んでいます。コーネル大学のデモは、「VR Funhouse」をベースに作成されています。
このコラボレーションでは、コーネル大学 ORL の Omnipulse (エアー コンプレッサーや自転車用の小型空気入れの CO2 タンクで膨らませることができるシリコン コントローラー) の製造プロセスを使用します。
このチームは、HTC Vive コントローラー用の「スキン」も開発しました。膨らませることができる内部の 12 個のチャンバーは、NVIDIA の PhysX 物理エンジンからの出力に反応します。
バーチャル リハビリ
VRPhysio も、「VR Funhouse」を使用し、仮想世界と物理世界の境界線を曖昧にする別の研究に取り組んでいます。VRPhysio は、イスラエルとボストンを拠点とする開発会社であり、同社が提供する仮想現実のリハビリ プラットフォームをサポートするため、「VR Funhouse」を改良して使っています。
理学療法士とゲーム開発者が設計した同社のソフトウェアは、「VR Funhouse」を使用することで、患者の首や頸椎のエクササイズを支援し、上半身のリハビリ治療に役立っています。
「VR Funhouse」をお試しください
以上の最新の事例には、「素晴らしい VR は素晴らしいビジュアルにとどまらない」という私たちの考えが反映されています。ヘッドセットを装着し、実際に試してみればお分かりいただけるでしょう。今すぐダウンロードし、以下の 1 周年記念のインフォグラフィックをお楽しみください。
VR Funhouse がリリースされてから1年が経ち、24 万回以上もダウンロードされています。
フィジー、グリーンランド、ネパールなどを含む 175 か国以上でプレイされています。
400 万回以上、そして、サンフランシスコ、セントルイス、ミュンヘン、ミランの人口以上の、モグラが叩かれてきました。
風船は約 1,140 万個割られており、25 万回の子供の誕生日会で利用される風船に値します。
661,405 回シュートされ、昨シーズンの NBA でのシュート数を超えました。
11,697,301 回発泡され、1 時間に約 400 個の食器が割られました。
魔法使いのテーマから、冬の気分が味わえる Winter Wonderland など、28 個の MOD がリリースされました。
遊んでくれてありがとう! これからもよろしく!