NVIDIAのジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)が、ハーバード・ビジネス・レビュー誌11月号に掲載された最新のランキングで、世界のベスト・パフォーミングCEOの第29位になりました。
選定基準は会社の財務成績が80%、環境、社会、ガバナンスの分野における成績が20%で、その結果トップ・スリーに選ばれたのは、上から順に、デンマークの医薬品企業ノボ ノルディスク社のラース・レビアン・ソレンセン(Lars Rebien Sorensen)氏、Ciscoのジョン・チェンバーズ(John Chambers)氏、スペインの小売企業Inditex社のパブロ・イスラ(Pablo Isla)氏でした。このあと5位まで、ドイツの自動車部品メーカ、Continental社のエルマー・デーゲンハート(Elmar Degenhart)氏、英国の消費者サービス・グループ、WPPのマーティン・ソレル(Martin Sorrell)氏と続きます。
ハーバード・ビジネス・レビューによるCEOランキングは、長期にわたる成功を測るためのものだと同誌はしています。「CEOのパフォーマンスを就任したその日から追跡し、分析しています。最新の四半期やそれこそ年間の成果だけでないリストを作る、まさに長期的なパフォーマンスを評価するリストを作るというのが狙いです。」
フアンは、情報テクノロジ企業のCEOとして4番目にランキングされました。フアンより上位にランキングされたのは、前述のチェンバーズ氏、第6位に入ったSeagate Technologyのステファン・ルソー(Stephen Luczo)氏、第10位に入ったキヤノンの御手洗冨士夫氏です。また、トップ100リストにはIT企業CEOがもう5人、ランクインしています。第33位に入った鴻海精密工業のテリー・ゴウ(Terry Gou)氏、第46位に入ったSalesforce.comのマーク・ベニオフ(Marc Benioff)氏などです。
このランキングでCEO在任中の財務パフォーマンスは、国による違いを調整した株主総利回り、業界による違いを調整した株主総利回り、インフレ調整済み時価総額の変化で測定されています。環境、社会、ガバナンスについては、投資研究企業Sustainalyticsのデータが基礎になっています。