NVIDIA、2026 年会計年度第 3 四半期の業績を発表

2025 年 12 月 03 日 投稿者： NVIDIA Japan
  • 売上高は過去最高の 570 億ドルで、第 2 四半期から 22% 増、前年同期から 62% 増
  • データセンターの売上高は過去最高の 512 億ドルで、第 2 四半期から 25% 増、前年同期から 66% 増

【プレス リリース】NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、2025 年 10 月 26 日に終了した第 3 四半期の売上高が過去最高の 570 億ドルになったと発表しました。前四半期から 22% 増加し、前年同期から 62% 増加しました。

第 3 四半期の売上高総利益率は GAAP ベースが 73.4%、非 GAAP ベースが 73.6% でした。

第 3 四半期の希薄後 1 株当たりの利益は GAAP ベース、非 GAAP ベースともに 1.30 ドルでした。

NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「Blackwell の販売は桁外れの水準で、クラウド GPU は完売状態です。トレーニングおよび推論の領域で計算需要が加速し続けており、それぞれが指数関数的に成長しています。NVIDIAは AI の好循環に入っています。AI エコシステムは急速に拡大しており、より多くの新規基盤モデル開発企業、より多くの AI スタートアップが登場し、その波は国や業界の枠を超えて広がりを見せています。AI は、あらゆる場所に浸透し、あらゆることを瞬時に行っています」

2026 年会計年度の第 3 四半期までの期間に、NVIDIA は、株式買い戻しおよび現金配当で 370 億ドルの株主還元を実施しました。第 3 四半期末現在で、NVIDIA の株式買い戻し承認枠の残高は 622 億ドルです。
NVIDIA は、2025 年 12 月 4 日を配当基準日として、2025 年 12 月 26 日に 1 株当たり 0.01 ドルの次回四半期現金配当を支払う予定です。

2026 年会計年度第 3 四半期の概要

GAAP ベース
(単位: 百万ドル、1 株当たりのものを除く) Q3 FY26 Q2 FY26 Q3 FY25 Q/Q Y/Y
売上高 $57,006 $46,743 $35,082 22% 増 62% 増
売上高総利益率 73.4% 72.4% 74.6% 1.0 pts 増 1.2 pts 減
営業費用 $5,839 $5,413 $4,287 8% 増 36% 増
営業利益 $36,010 $28,440 $21,869 27% 増 65% 増
純利益 $31,910 $26,422 $19,309 21% 増 65% 増
希薄後 1 株当たりの利益* $1.30 $1.08 $0.78 20% 増 67% 増
非 GAAP ベース
(単位: 百万ドル、1 株当たりのものを除く) Q3 FY26 Q2 FY26 Q3 FY25 Q/Q Y/Y
売上高 $57,006 $46,743 $35,082 22% 増 62% 増
売上高総利益率 73.6% 72.7% 75.0% 0.9 pts 増 1.4 pts 減
営業費用 $4,215 $3,795 $3,046 11% 増 38% 増
営業利益 $37,752 $30,165 $23,276 25% 増 62% 増
純利益 $31,767 $25,783 $20,010 23% 増 59% 増
希薄後 1 株当たりの利益 $1.30 $1.05 $0.81 24% 増 60% 増

業績の見通し

2026 年会計年度第 4 四半期については、以下のように予想されます。

  • 売上高は、650 億ドル ± 2% となる見込みです。
  • 売上高総利益率は、GAAP ベースが 74.8% ± 0.5%、非 GAAP ベースが 75.0% ± 0.5% となる見込みです。
  • 営業費用は、GAAP ベースが約 67 億ドル、非 GAAP ベースが約 50 億ドルとなる見込みです。
  • GAAP ベースおよび非 GAAP ベースのその他の利益および費用は、利益が約 5 億ドルとなる見込みです (市場性のない株式および上場株式による損益は除く)。
  • GAAP 税率および非 GAAP 税率は、ともに 17.0% ± 1% となる見込みです (個別項目は除く)。

ハイライト

データセンター

  • 第 3 四半期売上高は過去最高の 512 億ドルで、前四半期から 25% 増加し、前年同期から 66% 増加しました。
  • NVIDIA Blackwell が SemiAnalysis InferenceMAX ベンチマークで最高性能および最高の全体効率を達成し、前世代と比較してメガワット当たりのスループットが 10 倍向上したことを発表しました。
  • OpenAI との戦略的パートナーシップにより OpenAI の次世代 AI インフラ向けに 10 ギガワット以上の NVIDIA システムを展開することを発表しました。
  • Google Cloud、Microsoft、Oracle、xAI を含む業界リーダーと提携し、数十万基の NVIDIA GPU を使用して米国の AI インフラを構築します。
  • Anthropic が初めて NVIDIA インフラを大規模展開することを発表しました。初めに、NVIDIA Grace Blackwell および Vera Rubin のシステムを使用して 1 ギガワットの計算能力が導入予定です。
  • NVIDIA NVLink を使用した複数世代のカスタム データセンターおよび PC 製品の共同開発について、Intel と協業を発表しました。
  • Oracle と協業し、米国エネルギー省最大の AI スーパーコンピューターである Solstice (NVIDIA Blackwell GPU を 10 万基搭載) ともう 1 つのシステムである Equinox (NVIDIA Blackwell GPU を 1 万基搭載) を構築するなど、7 つの新たなスーパーコンピューターにアクセラレーションを提供する計画を発表しました。
  • TSMC アリゾナ工場で米国初の NVIDIA Blackwell ウエハーの生産が行われました。これは、Blackwell の量産開始による米国の製造業の復活を意味します。
  • 大規模コンテキスト処理向けに特別に設計された新しいクラスの GPU である NVIDIA Rubin CPX を発表しました。
  • NVIDIA GPU コンピューティングの並外れた性能を量子プロセッサと密結合するためのオープン システム アーキテクチャである NVIDIA NVQLink™ を発表しました。これは、世界中の10以上のスーパーコンピューティング センターで採用される予定です。
  • Arm が AI データセンターでの採用を加速させるため NVIDIA NVLink Fusion™ を活用して自社の Neoverse プラットフォームを拡張することを発表しました。
  • Meta、Microsoft、Oracle が NVIDIA Spectrum-X™ Ethernet ネットワーキング スイッチによって AI データセンター ネットワークを強化することを発表しました。
  • ギガワット規模の AI ファクトリーを設計および運用するための包括的かつオープンな設計図である NVIDIA Omniverse™ DSX を発表しました。
  • AI ファクトリーのオペレーティング システム向けプロセッサの NVIDIA BlueField-4 を発表しました。CoreWeave、Dell Technologies、Oracle Cloud Infrastructure、Palo Alto Networks、Red Hat、VAST Data といった業界リーダーが、次世代 BlueField® により高速化されるデータセンター プラットフォームを構築しています。
  • Nokia と提携し、業界をリードする Nokia の RAN ポートフォリオに NVIDIA 搭載 AI-RAN 製品を追加しました。これにより、通信サービス プロバイダーは NVIDIA プラットフォーム上で AI ネイティブの 5G-Advanced および 6G ネットワークを展開することができます。
  • 業界をリードするパートナーの Booz Allen、Cisco、MITRE、ODC、T-Mobile と共同で 6G への道を加速する純米国製の AI-RAN スタックを発表しました。
  • AI 運用のための新たな統合技術スタックを構築するために Palantir Technologies と提携しました。
  • NVIDIA Blackwell Ultra で新しい MLPerf Inference v5.1 ベンチマークの記録を樹立し、すべての MLPerf Training v5.1 ベンチマークでトップに立ちました。
  • 英国の次世代 AI インフラを構築するために NVIDIA が CoreWeave、Microsoft、Nscale などのパートナーと協力していることを発表し、さらに、英国市場への 20 億ポンドの投資も発表しました。
  • AI 時代のドイツの産業変革を推進するため、Deutsche Telekom と共同で世界初の産業用 AI クラウドの立ち上げを発表しました。
  • 25 万基を超える NVIDIA GPU を使用して韓国の AI インフラを拡張するため、NVIDIA は韓国政府ならびに Hyundai Motor Group、Samsung Electronics、SK Group、NAVER Cloud などの業界リーダーと協力していることを発表しました。

ゲーミングおよび AI PC

プロフェッショナル ビジュアライゼーション

  • 第 3 四半期売上高は 7 億 6,000 万ドルで、前四半期から 26% 増加し、前年同期から 56% 増加しました。
  • コンパクトなフォームファクターで NVIDIA の AI スタックを提供する世界最小の AI スーパーコンピューターである NVIDIA DGX Spark™ の出荷を開始しました。

オートモーティブおよびロボティクス

  • オートモーティブの第 3 四半期売上高は 5 億 9,200 万ドルで、前四半期から 1% 増加し、前年同期から 32% 増加しました。
  • 自動車メーカーおよび開発者が安全かつ拡張可能なレベル 4 の車両を製造できるように設計されたリファレンス コンピューティングおよびセンサー アーキテクチャである NVIDIA DRIVE AGX Hyperion™ 10 自動運転車開発プラットフォームを発表しました。
  • Uber と提携し、2027 年からレベル 4 対応の世界最大のモビリティ ネットワークを目標 10 万台規模で展開していく予定です。
  • NVIDIA と米国の製造およびロボティクス業界のリーダー企業 (Agility Robotics、Amazon Robotics、Belden、Caterpillar、Foxconn、Figure、Lucid Motors、Skild AI、トヨタ、TSMC、Wistron) がフィジカル AI を活用して米国の再工業化を推進していることを発表しました。
  • PTC や Siemens といった主要な産業ソリューション プロバイダーが NVIDIA Omniverse™ を採用したデジタル ツイン ワークフローを顧客企業の広範な既存設備に導入する新しいサービスを開始することを発表しました。
  • リアルタイムのフィジカル AI をエッジに直接導入するために構築された高性能な産業グレード プラットフォームの NVIDIA IGX Thor™ を発表しました。

NVIDIA CFO によるコメント

NVIDIA のエグゼクティブ バイス プレジデント/最高財務責任者 (CFO) であるコレット クレス (Colette Kress) による本四半期に関するコメントを、https://investor.nvidia.com でご覧いただくことができます。

カンファレンス コールおよび Web キャスト情報

2026 年会計年度第 3 四半期の業績と現在の財務見通しについてのアナリストおよび投資家向けカンファレンス コールは、NVIDIA のインベスター リレーションズ ウェブサイト、https://investor.nvidia.com でアクセス可能です。Web キャストは録音され、NVIDIA の 2026 年会計年度第 4 四半期決算および 2026 年会計年度についてのカンファレンス コールが開催されるまで再生できます。

非 GAAP 財務指標について

NVIDIA では、GAAP ベースの要約連結財務諸表に加え、一部の項目については非 GAAP ベースの財務指標を使用しています。使用している非 GAAP 財務指標は、非 GAAP ベースの売上高総利益、非 GAAP ベースの売上高総利益率、非 GAAP ベースの営業費用、非 GAAP ベースの営業利益、非 GAAP ベースのその他の利益 (費用) (純額)、非 GAAP ベースの純利益、非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益あるいは利益、ならびにフリー キャッシュ フローです。また、現在と過去の財務指標が比較しやすいように、GAAP ベースの財務指標と非 GAAP ベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしています。この情報を活用すれば、関連する GAAP 財務指標から、株式報酬費用、買収関連およびその他の費用、市場性のない株式および上場株式による損益 (純額)、減債償却に関連する支払利息、および該当する場合には、これらの項目に関連して発生する税金の影響を除外することができます。フリー キャッシュ フローは、営業活動の収益から不動産や設備、無形資産に関連する購入費と不動産や設備、無形資産に関係する主な支払いの両方を差し引いた GAAP ベースのキャッシュ純額として算出されます。非 GAAP 財務指標の提示は、過去から続く財務状況の変遷を理解しやすくするものであると NVIDIA では考えています。なお、NVIDIA が提示している非 GAAP 財務指標はそれのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAP ベースで用意された業績を代替するものでもありません。また、NVIDIA が提示する非 GAAP 財務指標は、他社が提示する非 GAAP 財務指標とは異なる可能性があります。

NVIDIAについて
NVIDIA (NASDAQ: NVDA) はアクセラレーテッド コンピューティングの世界的なリーダーです。

トレーニングと推論の両領域において計算需要が加速し複合的に増加し続けること（各領域が指数関数的に成長）、AIエコシステムが急速に拡大すること（より多くの基盤モデル開発企業、より多くのAIスタートアップが、より多くの産業分野および国々で拡大）、 AIがあらゆる場所に浸透し、あらゆることを同時に行うようになること；NVIDIAの製品、サービス、技術（Blackwellを含む）の成長、性能、利点に関する期待、および関連する動向と推進要因； NVIDIA製品、サービス・技術（Blackwellを含む）の需給見通し、在庫、生産、流通等の関連事項；NVIDIAの協力企業、パートナー等との第三者契約に関する見通し；Rubinを含む技術開発及び関連トレンド・推進要因に関する見通し；将来のNVIDIA現金配当その他の株主還元； 2026会計年度第4四半期およびそれ以降のNVIDIAの財務、事業見通し；予測される市場成長と動向；AIおよび関連産業に関する見通し；およびその他の歴史的事実でない記述は、また、これらに限定されない記載に関する利点と影響など、本プレスリリースに記載されている記述の中には、1933年証券法第27A条および1934年証券取引法第21E条（いずれも改正済み）に定める将来予測に関する記述に該当し、当該条項により定められた「セーフハーバー」の適用を受けるものであり、実際の結果が予想と著しく異なる原因となるリスクおよび不確実性に影響を受ける可能性があります。実際の結果が大幅に異なる可能性のある重要な要因には、以下のものが含まれます：世界的な経済状況；NVIDIAの製品を製造、組み立て、梱包、テストする第三者への依存；技術開発と競争の影響；新製品や技術の開発または既存製品、技術の改良；NVIDIAの製品またはパートナーの 製品の市場受け入れ状況；設計、製造またはソフトウェアの欠陥；消費者ニーズや需要の変化；業界標準やインターフェースの変更；NVIDIAの製品または技術がシステムに統合された際の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、NVIDIAが証券取引委員会（SEC）に提出する最新の報告書（年次報告書Form 10-Kおよび四半期報告書Form 10-Qを含むがこれらに限定されない）において随時開示されるその他の要因です。SECに提出された報告書は、NVIDIAのウェブサイトに掲載されており、NVIDIAから無償で入手可能です。これらの将来予測に関する記述は、将来の業績を保証するものではなく、本資料の発表現在時点での状況に基づくものであり、法律で義務付けられる場合を除き、NVIDIAは、将来の出来事や状況の変化を反映のためにこれらの将来予測に関する記述を更新する義務を負いません。

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