NVIDIA 日本法人で「Girls Meet STEM」2025 のオフィスツアーを開催 ― 中高生女子が最先端 AI テクノロジを体感

投稿者: NVIDIA Japan

2025 年 7 月 31 日、NVIDIA 東京オフィスにて、「Girls Meet STEM」のオフィスツアーが開催されました。本プログラムは公益財団法人山田進太郎 D&I 財団が推進する取り組みで、都内およびその近郊においては東京都と共催し、企業と連携して実施しています。中高生女子が STEM※分野で働く先輩たちや現場に触れることで、自分がやりたいことや関心のあることを見つける機会を提供するものです。NVIDIA は昨年に引き続き、2 回目の参加となりました。多数の応募者から、抽選で選ばれた 20 名が NVIDIA の日本法人の職場でテクノロジと多様なキャリアの可能性に触れる貴重な一日となりました。

開会のウェルカムメッセージ

まずはじめに、NVIDIA 日本代表 兼 米国副社長の大崎真孝が開会の挨拶を行いました。挨拶の中では、参加した学生に向けて「このオフィスツアーを通して、NVIDIA が推進する最先端の AI による未来を感じ取ってほしい」という力強いメッセージが送られ、会場はこれから始まるプログラムへの期待感で満たされました。

NVIDIA 日本代表 兼 米国副社長の大崎真孝による開会の挨拶

NVIDIA の歩み、テクノロジ、AIの展望を紹介

プログラム最初の「NVIDIA 会社紹介」では、1993 年の創業から画像処理向け半導体として GPU が活用されていましたが、今では AI 開発において、スーパーコンピューター、自動運転、ロボティクスまで幅広く技術が展開されていることを解説しました。また、本社のシリコンバレー オフィスの映像も披露され、開放的で創造力を重視した空間の工夫も伝えられました。さらに、今後の社会や AI 分野を支える NVIDIA の「AI ファクトリー」構想も簡潔に紹介され、NVIDIA がテクノロジの進化とともに果たす役割について、映像や実例を交えて紹介されました。

広報による NVIDIA 会社紹介

AI デモツアーで最新技術を体感

今年も最新の NVIDIA テクノロジを体感できる複数のデモを実施し、少人数のグループに分かれて順番に体験しました。

製品展示として、最新の NVIDIA Blackwell アーキテクチャ搭載製品を含む様々な NVIDIA プラットフォームを披露しました。学生たちは実際に製品を手にとってサーバーの構成部品の重みを体感したり、細部の設計に目をこらしながら、CPU と GPU の違いや、サーバー製品における発熱やファンの仕組みなどの説明に聞き入りました。ChatGPT など学生たちにとって身近な先端 AI サービスも、こうした GPU の力で支えられていることにも触れられました。

NVIDIA GB200 Grace Blackwell Superchip および NVIDIA DGX H200 システムの説明を熱心に聞く学生たち

「AI アーキテクチャ デザイン デモ」では、PC 上で 学生が自由に書き込むだけで、AI が実写のようなインテリア デザインに仕上げてくれるデモを体験しました。「『Portal with RTX』ゲーミング デモ」では、3 台の GeForce RTX 5090 ノート PC を使い、「2007 年のオリジナルの Portal」「フル レイトレーシング + DLSS 4 OFF の Portal with RTX」「フル レイトレーシング + DLSS 4 ONの Portal with RTX」という 3 パターンを実際にプレイして比較し、光の表現や影のディテールなどのグラフィックスの進化と、AI によって加速された動きの滑らかさなどを直感的に体感しました。

「AI アーキテクチャ デザイン デモ」で自由にインテリア デザインを楽しむ学生
「『Portal with RTX』 ゲーミング デモ」で遊びながらテクノロジの進化を感じる

「Ask Me Anything」 – 女性社員とのQ&A

小グループによる Q&A 「Ask Me Anything」では、NVIDIA の女性社員が「理系キャリア選択のきっかけ」「NVIDIA の働き方」「プライベートとの両立」など、参加者からの多彩な質問に丁寧に回答しました。「技術面だけでなく、働く環境も常に最先端で、女性を含む多様な人材が活躍していることに感心した」「グローバルな職場で、どんな質問にも的確に答えられる社員の姿から、専門性とチームワークの高さを実感できた」といった声が寄せられ、多様なキャリアのロールモデルや NVIDIA ならではの職場の魅力に触れる機会となりました。

「Ask Me Anything」での和やかな対話風景

学生の挑戦にエールを送り、閉会挨拶

閉会の挨拶では、NVIDIA エンタープライズ マーケティング本部 本部長の堀内朗が「今日は短い時間の中で多くのことを学んでいただけて嬉しく思います。AI や最新テクノロジについて、知っていることもあれば少し難しく感じた部分もあったかもしれませんが、それでも今日お越しいただいたのは、きっと自分の“アンテナ”が働いたからだと思います。これからもそのアンテナを信じて行動を続けてください。またこうした形や、将来仕事を通じて皆さんとお会いできるのを楽しみにしています」と参加した学生へ感謝の言葉を述べ、イベントを締めくくりました。

NVIDIA エンタープライズ マーケティング本部 本部長の堀内朗の閉会挨拶
参加者全員による集合写真

※STEM:Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の4分野の総称