NVIDIA Jetson Edge AI Developer Days で、組込みコンピューティング プラットフォームの最新情報を共有

現在世界中で 100 万人の開発者が、エッジ AI とロボティクスのための NVIDIA Jetson プラットフォームを使用して、革新的な技術を構築しています。さらに 6,000 社以上の企業（その 3 分の 1 はスタートアップ企業）が、同プラットフォームを自社製品に統合しています。

AIとメタバース時代のグローバルカンファレンス、GTC 2023 (日本時間 3 月 21 日から 24 日までオンライン開催）ではNVIDIA Jetson Edge AI Developer Daysが行われ、これらのマイルストーンの祝福を含め、多いに盛り上がりを見せる予定です。

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Jetson で実現した、『アイアンマン』のヘルメット

アトランタを拠点とする Kris Kersey 氏は、人気 YouTube チャンネル「Kersey Fabrications」を主宰する開発者であり、NVIDIA Jetson プラットフォームを使用して技術革新を実現している100万人の開発者のうちの一人でもあります。

彼は、マーベル コミックの映画からそのまま飛び出してきたような、完全な機能を持つ『アイアンマン』のヘルメットを開発しました。NVIDIA Jetson Xavier NX 8GB 開発者キットを、ヘッドアップ ディスプレイ(ユーザーの視野に直接情報を映し出す透明なディスプレイ) を動かす「Arc Reactor」のコアとして使用しています。

Kersey 氏はわずか 2 年あまりの間にTony Stark（『アイアンマン』の主人公）も驚くような、物体検出機能など画面上のセンサーを備えたウェアラブル ヘルメットをゼロから作り上げました。

「このプロジェクトで半分以上の労力を占めたのがソフトウェアの設計であり、私にとって最もエキサイティングで興味深い部分でした」と Kersey 氏は言います。「ソフトウエアが、個々のハードウエア要素をすべて取り込み、卓越したシステムに仕上げるのです。」

Kersey 氏は GitHub で、NVIDIA TensorRT ソフトウェア開発キットと NVIDIA Jetsonでディープラーニングの推論ネットワークとディープ ビジョンのプリミティブを導入するためのガイド「Hello AI World」を見つけました。そして、彼は自分のプロジェクトを接続するためのラッパーコードを書きました。

Kersey 氏の『アイアンマン』 プロジェクトの一部始終を以下よりご覧ください。

Kersey氏は、今年の後半に完全な『アイアンマン』スーツを作ることを目標としており、この 3D プリントされたヘルメットはその始まりに過ぎません。スーパー ヒーローになることを夢見る人なら誰でも試せるように、プロジェクトの全コードをオープンソースにする予定です。

GTC での Jetson Edge AI Developer Days

Kersey 氏のような開発者は、GTC で開催される無料の Jetson Edge AI Developer Days に登録できます。このイベントでは、NVIDIA のエキスパートが最新の Jetson ハードウェア、ソフトウェア、そしてパートナーについて説明します。セッションは以下の通りです。

• Level Up Edge AI and Robotics With NVIDIA Jetson Orin Platform
• Accelerate Edge AI With NVIDIA Jetson Software
• Getting the Most Out of Your Jetson Orin Using NVIDIA Nsight Developer Tools
• Bring Your Products to Market Faster With the NVIDIA Jetson Ecosystem
• Design a Complex Architecture on NVIDIA Isaac ROS

さらに、3 月 21 日(火) 午後 12 時(太平洋標準時)には、Jetson プラットフォームに焦点を当てた Connect with Experts (エキスパートとつながる）セッションが開催され、NVIDIA の組込みプラットフォームのエンジニアに詳細を質問可能な Q&A セッションも行われます。このインタラクティブなセッションは、グループまたは個人で、NVIDIA 製品の開発者とオンラインで会い、質問に答えてもらう特別な機会となっています。枠に限りがあり、先着順となります。

カテゴリー別のセッション

GTC のセッションは、ロボティクス、インテリジェント ビデオ解析、スマート スペースも網羅します。以下は、これらのカテゴリーにおける主要なセッションの一部です。

ロボティクス

1. Deep Reinforcement Learning With Real-World Data
2. Building a Robot Digital Twin in Isaac Sim: A Step-by-Step Example
3. Creating Digital Twins and Simulations of Industrial Robotic Workcells for Smart Factories
4. Real-World Implementations of Simulation for Next-Generation Robotics

コンピュータ― ビジョンと AI ビデオ解析

1. End-to-End, Cloud-Native Vision AI: From Synthetic Data to Solution Deployment
2. AI Models Made Simple Using TAO
3. An Intro Into NVIDIA DeepStream and AI-Streaming Software Tools
4. Advancing AI Applications With Custom GPU-Powered Plugins for NVIDIA DeepStream
5. Leveraging NVIDIA Pretrained Models to Build Loss-Prevention Applications Faster

スマートシティとスマート スペース

• Automating Airports From Curbside to Tarmac
• Achieving Seamless Traffic Management With AI Vision and Digital Twins
• Leveraging Omniverse and Metropolis Microservices Platforms to Optimize Warehouse Operations
• 3D Synthetic Data: Simplifying and Accelerating the Training of Vision AI Models for Industrial Workflows

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