NVIDIA GPU Technology Conference が自律走行車開発の最新情報をお届け

自律輸送の次の 10 年が明らかになろうとしています。NVIDIA GPU Technology Conference (GTC) の参加者は、より安全で効率的なモビリティの最新情報を目にする最初の人々となるでしょう。

カリフォルニア州サンノゼで開催される NVIDIA GTC には、自律走行車の開発者、研究者、報道関係者、アナリストが世界中から集まります。この年次イベントは、AI を利用した輸送に関するイノベーションを展示、発表することを目的としたフォーラムであり、業界全体にわたり永続的なつながりを築く場でもあります。

来年 3 月、NVIDIA の CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は GTC キックオフ イベントの基調講演に登壇し、AI コンピューティングの急速な成長について、GPU を利用したテクノロジが、医療、ロボティクス、小売などの業界に加えて自動車業界にどのように変革をもたらしているかについて発表する予定です。

参加者は、これらのトピックに特化した各セッションでより詳しい情報が得られるとともに、展示フロアでは、それらの最新イノベーションを直に体験することもできます。また、NVIDIA のエキスパートによるハンズオン トレーニングや交流イベントも行われます。

AI に対する専門家の視点

GTC の各講演では、AI の専門家や開発者によって各自の最新研究の解説が行われ、インテリジェントな車両テクノロジの導入方法に関する重要な洞察が紹介されます。GTC 2020 では、自動車メーカー、サプライヤー、スタートアップ、大学など、自動車業界のほぼすべてのセクターを代表する講演者が登壇し、自律走行に関するあらゆる幅広いトピックが取り上げられる予定です。

GTC 2019 で自律走行トラックに関するセッションのホスト役を務める TuSimple の創業者兼社長シャオディ ホウ (Xiaodi Hou) 氏

ここで、GTC 2020 で提供される 40 以上の自動車関連セッションの一部を簡単にご紹介します。

• Ford Motor Company のコンピューター ビジョンおよび機械学習担当リサーチ サイエンティストであるニキータ ジャイプリア (Nikita Jaipuria) 氏と、リサーチ エンジニアのロハン バシン (Rohan Bhasin) 氏が、敵対的生成ネットワークを使って自律走行車のトレーニングと検証用の合成データを生成する方法を説明します。
• Rimac の CEO であるマーテー　リマック (Mate Rimac) 氏が、先進の運転支援からインテリジェントなコーチング、サーキット上にビデオ ゲームの体験をもたらすことまで、AI がどのように高性能車両に変革をもたらしているかを紹介します。
• Toyota Research Institute のリサーチ サイエンティストであるワディム キール (Wadim Kehl) 氏と、機械学習エンジニアであるアルジュン バルガヴァ (Arjun Bhargava) 氏が、PyTorch と NVIDIA TensorRTを組み合わせて、アルゴリズムの複雑さ、データ管理、エネルギー効率といった自動運転の安全な運用に欠かせない要素の微妙なバランスをとる方法について詳しく説明します。
• NVIDIA の自律走行車担当シニア マネージャーであるネダ クビジェティック (Neda Cvijetic) が、運転可能な経路の認識や交差点での対応など、広く認知されている自動運転車の課題をエンジニアリングの視点から紹介した後、それらの課題に対する NVIDIA の取り組みを説明します。

多彩なコースやセッション

GTC に参加された開発者の皆さまは、NVIDIA Deep Learning Institute (DLI) による各種コースで「自律性」についてより深く知るチャンスが得られるとともに、自律走行車開発の専門家と交流することもできます。

DLI は開催期間を通して、自律走行車、製造、ロボティクスといった分野の開発者が直面する最大の課題を取り上げた、60 を超えるインストラクターによるトレーニング セッションと、30 の自分のペースで学習できるコース、6 つの終日のワークショップを提供します。

また、自動運転に関してマンネリ化を感じていなら、インテリジェント コックピット、車両認識、自律走行ソフトウェアの開発などをテーマにした「Connect with Experts」セッションをお越しいただいてNVIDIA の社内スペシャリストにご質問ください。

ビジョンだけじゃない

GTC の展示会場では、自動運転技術を直接見て、体験していただけます。

NVIDIA ブースでは、NVIDIA DRIVE の動作を、その各種ディープ ニューラルネットワーク、シミュレーション、DRIVE AGX プラットフォームを含めてご覧いただけます。専用の自律走行車ゾーンには、自動車メーカー、サプライヤー、ロボットタクシー企業、トラック メーカー、センサー企業、ソフトウェア スタートアップから成る DRIVE エコシステムの最新車両も展示されます。

GTC 2019 で自動運転ソフトウェア企業の AutoX が自社の自動運転プロトタイプを参加者に紹介する様子

GTC の来場者は、開催期間中、これらすべてを体験できるだけでなく、医療、エネルギー、金融、ゲーミングいった業界の AI 開発について学ぶことのできるまたとないチャンスとともに、さまざまな交流の機会が得られます。

2019 年中に GTC への参加登録を済ませると、早期割引料金がご利用いただけます。カンファレンスに申し込まれた先着 1,000 人の皆さまは、ジェンスン フアンの基調講演に優先的に入場していただけます。また、参加登録時にコード「CMAUTO20」を入力すると、さらに 20% の割引を受けられます。

2020 年 3 月のカレンダーに印を付け、AI が自律輸送の次の 10 年をどのように変革するかをご自身の目でお確かめください。