NVIDIAは本日、GeForce GTX 1080、GeForce GTX 1070、GeForce GTX 1060の3つのノートブックGPUを発表いたしました。
いずれも高速で効率的、かつAnselのようなクールなPascalゲーミング機能を搭載しています。さらにVRエコシステムに関しては、いずれもNVIDIAのVRWorksテクノロジと、すばらしいVR体験をサポートするだけの力強さを備えています。
GeForce 10シリーズのノートブックGPUの特徴は、パフォーマンスの大幅な向上、驚くべき電力効率、ユニークなゲーム体験です。何と言ってもこれは外出時のためのPascalアーキテクチャです。この発売がVRに及ぼす影響は絶大なものになります。
急成長中のノートブックPCゲーム
ゲーム市場は引き続き好況で、ノートブックPC以上に急成長しているゲーム・プラットフォームは他にありません。アナリスト会社のDFCは、今年、Xbox Oneの売上が4パーセント減少する一方で、PlayStation 4の売上は4パーセント上昇すると予想しています。また、デスクトップ・ゲームPCが12パーセント上昇するのに対し、ゲーム用ノートブックは28パーセント急増すると予想されます。
PC購入者の大多数がノートブックをプラットフォームとして選んでおり、2010年以降、毎年デスクトップPCを上回っています。今後もこのペースが続くと予想されています。
VR機能の提供
NVIDIAでは、GTX GPUの新しい10シリーズすべてにVR機能を提供することで、VR対応ノートブック台数が大幅に増加するきっかけを作っています。多様な選択肢があるため、ノートブック・メーカーは、幅広い品揃えのVR対応ラップトップを作ることができます。
高性能を必要とするゲームが登場するのは、疑いの余地がありません。それだけでなく、バランスの取れた、扱いやすいサイズの高出力ノートブックも出現します。厚さ18ミリ、重さ4ポンドのRazer Bladeのような、薄く、軽量なノートブックも見られるようになります。またVR機能は、最高価格帯のノートブックに限られたものではなくなります。VR対応ノートブックは、1,299ドルから手に入るようになります。
VR対応ノートブックの増加は、NVIDIAのVR Worksテクノロジを利用して極めて刺激的な体験の創作に追われるVRゲーム開発者にとっても当然メリットがあります。開発者は、突如として最先端の仕事をどこでも行えるようになり、デスクトップに縛られることはなくなります。また、この持ち運び可能なVR対応プラットフォームを用いることにより、出先でのVRデモもはるかに容易になりました。
フルラインナップ
NVIDIAが、成長するノートブック・ゲーム市場で最大のシェアを享受してきたことはよく知られていますが、これらのPascalベースのGPUにより、その主導権はさらに強まることになります。Acer、Aorus、ASUS、Clevo、EVGA、Lenovo、Gigabyte、HP、MSI、Razerはいずれも、本日、これらのGPUを搭載したノートブックを1つ以上発表しています。
VRについては、百聞は一見にしかずです。VRを初めて体験した人たちの驚きぶりをこの目で見てきました。Everest VRで仮想的に世界最高峰に挑んだり、VR Funhouseで本物のようなカーニバル会場を笑いながら進んだりすることで、VRが盛り上がっています。GeForce 10 SeriesのノートブックGPUによってVR対応ノートブックは増えていくため、VRを目で見て信じる機会はさらに増えます。
* コンソールの成長:DFC、2016年前年同期比(推定)。PCの成長:NVIDIA