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次に買い換えた車がパーソナル・スーパーコンピュータになるかもしれない8つの理由

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スーパーコンピュータに車輪をつけたらどうなるでしょう。行きたいところへ連れていってくれるロボットが生まれます。今年のCESでも、デトロイト・モーター・ショーでも、自律走行の自動車の話でもちきりでした。

これほど頭のよい次世代の自動車を作るには、かなりの知能を用意しなければなりません。NVIDIAでは、自動車用人工知能を実現するスーパーコンピュータ、NVIDIA DRIVE PX 2を発売しました。コンピュータに人間以上の認知力を与える革命の中心にGPUテクノロジを据え、そのコンピュータを車に搭載してもらうのです。

今度車を買い換えると、スーパーコンピュータを初めて手元に置くことになるかもしれないわけです。その理由をいくつかご紹介しましょう。

道路で車が遭遇するさまざまな状況のすべてを理解できるだけの適応力と能力を持つのは次世代AIのみです。
道路で車が遭遇するさまざまな状況のすべてを理解できるだけ
の適応力と能力を持つのは次世代AIのみです。

AIが自律型ビークルの標準装備になります

車の運転中に遭遇する出来事のすべてに対応できるソフトウェアを作ろうとしたら、シリコンバレーのエンジニアを全員集めても足りません。センサの進歩により、車が見るものは増え続けています。そして、道路上で車が見るものすべてに対応するためにはディープラーニングという人工知能の一種が必要になります。GPUを活用したディープラーニング・システムの認知能力は、昨年、ついに、人間を超えることに成功しました。

NVIDIA GPUなら実用的なAIが実現できます

GPUは並列処理型です。だから、人間の脳をお手本とした複雑な数学的モデル、ディープ・ニューラル・ネットワークの処理に最適なのです。ディープ・ニューラル・ネットワークは、パワフルなコンピュータに膨大な量のデータを供給することでトレーニングします。並列処理でなければ、これほど大量の情報を実用的なスピードで消化することはできません。ディープ・ニューラル・ネットワークは運転操作に最適でもあります。与えるデータが多ければ多いほど、賢くなるからです。

NVIDIA DRIVE PXならAIを路上に持ち出せます

NVIDIA DRIVE PX 2は1秒あたり24兆回ものディープラーニング演算を行うことができます。これは、MacBook Proなら150台分に相当する処理能力です。かつてはトランク一杯にGPUベースのワークステーションが積まれていましたが、それが、お弁当箱程度の大きさのスーパーコンピュータになるわけです。

DRIVE PXは自動車メーカ向けのスケーラブルなプラットフォームです

DRIVE PX 2は、アドバンスト・ドライバ・アシスタンス・システムから完全な自律走行車までをカバーできるものとして開発しました。ドライバ・アシスタンスに対応するシングルプロセッサの空冷システムから、自動運転にも対応できる4プロセッサの液冷システムまで、さまざまな構成が可能なのです。どのようなケースにも、スケーラブルなひとつのアーキテクチャ、すなわち、最先端のスーパーコンピュータを支えているものと同じアーキテクチャをベースに対応します。

NVIDIA DRIVE PX 2は、AI革命を推進しているオープンでプログラマブルなGPU アーキテクチャをベースとしています。
NVIDIA DRIVE PX 2は、AI革命を推進しているオープンでプログラマブルなGPU
アーキテクチャをベースとしています。

DRIVE PXは自律走行車のメーカに活用してもらうオープン・プラットフォームです

NVIDIAのAIプラットフォームは、すでに、アウディ、BMW、フォード、メルセデス、ZMP(RoboTaxiのメーカ)が自律走行車の研究開発に採用しています。オープンでプログラマブルなこのプラットフォーム、NVIDIA DRIVE PXでディープ・ニューラル・ネットワークの開発を進めている企業は、自動車メーカ、ティア1サプライヤ、ソフトウェア企業、スタートアップ企業など50社を超えています。

自動車メーカが車の安全性を日々高めることができます

GPUにより、ディープ・ニューラル・ネットワークのトレーニング速度は20倍から30倍まで加速します。何カ月もかかっていたトレーニングを数日でできるようになったのです。

その結果、周囲に常に目配りし、人間以上の状況確認能力を持つ自律型ビークルの頭脳を開発することが可能になりました。そのような車が次々にデータを収集し、それを他車と共有すれば、すべての車がもっと賢くなれるわけです。

AI搭載車は実用目前です

今月、多数の自動走行車にNVIDIA DRIVE PX 2を採用するとボルボが発表しました。各方面で高い評価を得ているXC90 SUVに搭載し、ボルボの本社があるスウェーデンのイェーテボリ周辺で自動運転モードの路上試験を行うそうです。

自動車用スーパーコンピューティングへの投資が続いています

GMは、Lyftの自律走行テクノロジに5億ドルを投資しました。トヨタも、先日、AI研究に10億ドルを投ずることを決めました。そして、昨日は、自律走行のテクノロジとそれを支えるインフラストラクチャの実現に向け、米国政府が40億ドルの投資計画を発表しました

これは始まりにすぎません。我々の目標は、あらゆるタイプとセグメントの車種にこのテクノロジを提供することです。車にスーパーコンピュータを積めば交通事故やそれによるけが人、死者などを減らすことができます。新しい機能も、そして、新しい種類の移動手段も実現できる可能性があります。


Danny Shapiro

Danny Shapiro is NVIDIA’s Senior Director of Automotive, focusing on solutions that enable faster and better design of automobiles, as well as in-vehicle solutions for infotainment, navigation and driver assistance. He's a 25-year veteran of the computer graphics and semiconductor industries, and has been with NVIDIA since 2009. Prior to NVIDIA, Danny served in marketing, business development and engineering roles at ATI, 3Dlabs, Silicon Graphics and Digital Equipment. He holds a BSE in electrical engineering and computer science from Princeton University and an MBA from the Hass School of Business at UC Berkeley. He lives in Northern California, where his home solar panel system charges his electric car.

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