クーンブ・アイスフォールの危険なクレバスを渡り、ローツェ・フェースの氷壁をよじ登り、ヒラリー・ステップの難所を乗り越え、凍った斜面と岩だらけの断崖に挟まれた鋭い尾根を慎重に進む――そして、ついにエベレストの頂上に到達し、世界最高峰からの絶景を見渡す。
サンフランシスコで月曜に開催されたVRX 2015カンファレンスで、HTC Viveヘッドセットを利用した、新しいバーチャルリアリティ(VR)体験を初公開しました。この体験は、アイスランドのレイキャヴィークに拠点を置くSólfar Studiosによって開発されたものです。今後、多くの皆さまに世界最高峰の登山をリアルに体感していただけるでしょう。
Sólfarは、CCP Gamesの3人のベテラン・ゲーム開発者によって2014年に創設された、VRを専門とするスタジオです。同社は、レイキャヴィークに拠点を置く、視覚効果およびアニメーション専門スタジオのRVXと連携し、2016年に「EVEREST VR」をバーチャルリアリティ・プラットフォームに組み込む計画を進めています。VFXのクレジットには、『ゼロ・グラビティ』(原題:Gravity)や『エベレスト3D』(原題:Everest)といったハリウッドの大ヒット作が含まれます。
NVIDIA GPUは、このVR体験をレンダリングするだけでなく、30万枚を超えるエベレストの高解像度写真に基づく超リアルな3Dモデルの作成にも利用されました。
NVIDIA GeForce GTX TITAN X GPUを採用したRVXのチームは、その写真データベースを基に、GPUによって加速されたエベレストの3D点群を作成しました。次に、リアルタイムVRアプリケーションで必要となる、最適な3Dメッシュとテクスチャを生成しました。
当社とSólfarの連携は始まったばかりです。両社は協力して、VR SLIやMulti-Res Shadingといった「GameWorks VR」を最終成果に組み込む作業を進めています。
目指すは比類ないVR体験です。最高のSLI構成GeForce GTX TITAN X上にNVIDIA GeForce GTX 970 GPUが搭載されたPCをはじめ、VRに対応したPCを活かすことのできる、VR体験を実現します。
私たちの目標は、VRファンの皆さまに、世界で最も象徴的な背景のなかで完全な没入感をもたらす、すばらしいバーチャルリアリティ体験をお届けすることです。
(写真提供:Sólfar StudiosおよびRVX)
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