自宅でPCゲームをストリーミングしたり、外でAndroidゲームを楽しんだり、SHIELDタブレットなら文句なくイマーシブな体験が得られます。
しかし、192コアを持つNVIDIAのTegra K1モバイル・スーパーチップを搭載したこのデバイスなら、更にイマーシブな体験が得られます。驚異的なデジタルアートが作れるのです。
世界中のアーティストが、SHIELDタブレットのDirectStylus 2テクノロジでビジュアルの世界の限界を突破しようと活動しています。その様子を撮影し、タイムラプス・ビデオとして公開しており、クリエイティブなプロセスを垣間見ることができるのです。
DirectStylus 2はGPUで加速されたペイント・エフェクトが使えるので、どのような濃さの線でも自由自在に引くことができます。9H鉛筆による輪郭がくっきりした細くて薄い線も。9B鉛筆による濃くて深みのある線も。もちろん、その中間も思いのままです。
絵を描くとき以外にもさまざまなメリットがあります。そちらもご紹介しましょう。
デジタルのメリット
ツールをさっと切り替え、書く、描く、塗る等をひとつの環境で行えます。たとえば、スクリーンに押しつける圧力を変えるだけで、スタイラスを絵画用ブラシとして使うこともできます。鉛筆を削る必要はなく、ブラシをテレピン油に浸して洗う必要もありません。インクをこぼして染みを作ってしまうこともありません。
ご紹介するタイムラプス・ビデオを見ていただければわかりますが、SHIELDタブレットには、新しく何かを作るときにも作品の修正をくり返すときにもデジタルならではの良さがあります。紙やキャンバスを浪費する必要がないのです。
デジタル・コンテンツのプロデューサ、富所佐知子氏は、タブレットなら「スクリーンでいろいろなことを考えられる」自由がある、さらに、必要ならそれを簡単に変えられるのがいいと高く評価しています。画像や作品の保存や共有が簡単な点についても重宝しているそうです。
DirectStylusは先端に独特の角度がつけられており、ブラシと同じ感覚で使うことができます。キャラクタを描きこむことも、デジタルエンターテイメント作品に色をつけたり雰囲気を出したりすることも自在にできるため、アーティストに好評です。
SHIELDのDabblerアプリには、濃い油絵の具から水彩絵の具まで、さまざまな画材が用意されています。しかも、使い始めてすぐ、ブラシの動かし方で描き方をコントロールできるようになります――普通なら、このやり方を学ぶだけで何年もかかるのですが。
富所氏は、次のように述べています。「水彩絵の具がいいですね。絵の具の流れ方や混ざり具合も思いのままです。なんといっても、線でも色でも、まちがえたら削除できるのが最高です。」
かさばるスケッチブックや画材を持ち歩くかわりに、ポケットにも入りそうなタブレットを持つだけで移動が楽になりますが、それだけがタブレットのメリットではありません。作品をオンラインで共有することもできますし、富所氏としては、ブラシやパレットを洗う必要がないのもありがたいそうです。
画像を重ねる
先日行ったSHIELDタブレットのアップデートでは、Google Playに公開しているDabblerアプリの機能も強化しました。この方法なら、新機能をユーザにお届けする間隔を従来よりも短くできますし、必要になったタイミングで最適化や修正を行うこともできます。
今回の機能強化では、油絵の具や水彩絵の具のペイント・エフェクトがいままで以上にリアルになりました。その結果、同一キャンバスに水彩と油絵をシームレスな形で描きこめるようになり、また、色とブラシ機能が一体化されました。そして画像のレイヤリング方法も簡単になり、デジタル的に重ね合わせたあと、各画像を個別に移動したりスケーリングしたりといったことが可能になりました。
このあたりのことがよくわかるものとして、MiatriSsというハンドルネームで活動しているロシア人アーティストの作品をご紹介しましょう。彼女は、アニメーションを作り、歌を書き、ボイスオーバーまで自分で行い、「Let’s Paly」スタイルのゲーム・ビデオをYouTubeに公開しています。
彼女が作品を仕上げていく様子のタイムラプス・ビデオでは、画像を何枚も何枚も重ねていくテクニックが披露されていて、作品の進行に応じて、あるバージョンから次のバージョンへと切り替えていく様子もご覧いただけます。
SHIELDタブレットがあれば、Dabblerを使い、その様子を撮影したタイムラプス・ビデオを自作することができます。興味のある方は、NVIDIAウェブサイトのtips and tricksページ、“ShadowPlay Twitch Streaming & Recording”セクション(英語)をご覧ください。