NVIDIA A40 のサポートにより、リモート ユーザーはクラス最高の RTX グラフィックス パフォーマンスを利用でき、NVIDIA GPU Operator のサポートでコンテナー化された AI ワークロードの管理を合理化
デザイナー、エンジニア、研究者、クリエイティブ プロフェッショナルたちはすべて、その作業場所がどこであっても、複雑なワークフローを実行するための柔軟性を必要としています。
最新のNVIDIA 仮想 GPU (vGPU) テクノロジがリリースされ、企業はデータセンターやクラウドから GPU アクセラレーテッド仮想マシンを通じて、従業員にさらに大きなパワーと柔軟性を提供できるようになります。
このたび利用可能となった vGPU ソフトウェアの最新バージョンでは、新しい GPU、 NVIDIA A40 および NVIDIA A100 80GB GPU のサポートが追加され、仮想デスクトップ インフラストラクチャ、ハイパフォーマンス グラフィックス、データ分析、AI などの幅広いワークロードにGPU 仮想化をもたらします。また、今回のリリースでは、GPU の展開と管理を簡素化するソフトウェア フレームワークである NVIDIA GPU Operator もサポートされます。
パワー ユーザー向けの強力なパフォーマンス
NVIDIA RTX 仮想ワークステーション (vWS) ソフトウェアは vGPU ポートフォリオの主要コンポーネントであり、ユーザーがグラフィックス負荷の高いアプリケーションを仮想ワークステーションで実行できるように設計されています。NVIDIA A40 が NVIDIA RTX vWS を強化することで、前世代の RTX 6000 GPU と比較して、ユーザーあたり最大 60% (1) 高速な仮想ワークステーション パフォーマンスと、2 倍 (2) 高速なレンダリングをプロフェッショナル ユーザーに提供できるようになります。
NVIDIA A40 には、第 2 世代の RT コアと第 3 世代の Tensor コアが搭載されており、映画コンテンツのようなフォトリアリスティック レンダリング、建築設計の評価、製品設計の仮想プロトタイピングなどのワークロードを加速します。48GB の GPU メモリにより、プロフェッショナルのユーザーは大規模なデータセットを簡単に操作でき、データ サイエンスやシミュレーションなどのワークロードをさらに大きなモデルサイズで実行できるようになります。
最新の vGPU ソフトウェアが NVIDIA A40 に対応することで、複雑なグラフィックス ワークロードを仮想化環境で実行でき、ベアメタルと同等のパフォーマンスを実現します。
Citrix のプロダクト マーケティング担当バイス プレジデント、カルバン シュー (Calvin Hsu) 氏は次のように述べています。「NVIDIA の最新 vGPU ソフトウェアと、および新しい NVIDIA A40、Citrix Hypervisor 8.2 や Citrix Virtual Desktopのサポートが開始されたことで、当社は引き続き、データとワークロードの増大に応じて、グラフィックス負荷の高いビジュアライゼーション アプリケーションの実行に必要なパフォーマンスを提供できます。Citrix と NVIDIA の仮想化テクノロジの組み合わせで、どこからでもアプリケーションにアクセスができ、物理ワークステーションと遜色ないほどの体験を提供します。」
2021 年 1 月の NVIDIA vGPU ソフトウェア リリースでは NVIDIA A100 80GB をサポートすることにより、メモリ帯域幅を拡大し、大規模モデルでさらなるパワーを解放します。 9 月のリリースでは、AI およびハイパフォーマンス コンピューティング向けの最も先進の GPU である NVIDIA A100 Tensor コア GPU のサポートを含むコンピューティング機能を導入していましたが、これをさらに前進させたものです。
新たに追加された機能には、NVIDIA GPU Operatorによる Kubernetes での GPU 管理の簡素化が含まれます。GPU Operator は現在、NVIDIA Virtual ComputeServer および NVIDIA RTX vWS ソフトウェアでサポートされています。NGC カタログで入手できる GPU 最適化ソフトウェアを含むコンテナーを、VM により簡単に展開、管理できます。
今回のリリースにより、ユーザーや IT プロフェッショナルは、Red Hat Enterprise Linux などの一般的なハイパーバイザーを使用して仮想マシンで実行されるマルチテナント ワークフローの管理を継続でき、認定済み GPU OperatorはRed Hat OpenShift を使用した Red Hat 仮想化プラットフォーム上の、コンテナー化されたデプロイメントに同様の体験をもたらします。
RedHat のプロダクト マネジメント担当ディレクターであるスティーブ ゴードン (Steve Gordon) 氏は次のように述べています。「Red Hat Enterprise Linux と Red Hat Virtualization をサポートした NVIDIA の最新世代 A40 GPU と NVIDIA vGPU ソフトウェアを組み合わせることで、メディア & エンターテインメント業界だけでなく、AI/ML から石油ガス業界での可視化に至るまで、最も要求の厳しいワークロードにも対応できる強力なプラットフォームを提供します。組織が変革を進め、Kubernetes によってオーケストレーションされたコンテナーをアプリケーションの主要なビルディング ブロックとして使用することが増えてきているため、Red Hat OpenShift はコンテナー化されたワークロードや、同じく仮想化されたワークロードの一つの理想型となるだろうと私たちは考えています。」
認定サーバーをお探しなら、NVIDIA vGPU 認定サーバー ページをご覧ください。
以下の 詳細については、NVIDIA vGPU ソフトウェア ポートフォリオをご覧ください:
- NVIDIA RTX 仮想ワークステーション (RTX vWS) (旧称Quadro仮想データセンターワークステーション (Quadro vDWS))
- NVIDIA Virtual Compute Server (vCS)
- NVIDIA 仮想 PC (vPC) (旧称GRID vPC)
- NVIDIA 仮想アプリケーション (vApps) (旧称GRID vApps)
1. Intel Xeon Gold 6154 3.0GHz 3.7GHz Turbo、RHEL 8.2、vGPU 12.0 ソフトウェアを搭載したサーバーを使用し、GPU あたり同時ユーザー数 4 人、RTX6000P-6Q 対 A40-12Q、SPECviewperf2020 サブテスト 4K3dsmax-07 コンポジットを実行し、テストしました。
2. NVIDIA Endeavor シーンのIray(2020.1)レンダリングの時間 (秒)。