違いを実感: RTX Studio ノートPCが実現する、最高レベルのビデオ編集、3D レンダリング性能

投稿者: Stanley Tack

プロフェッショナルなクリエイターは、これまで以上にモバイル機器を活用しています。短納期に対応してコンテンツを納品するためには、移動中に制作作業をする必要があります。現場で初期編集を始めたり、現地のコーヒーショップでクライアントとレンダリングされたアイデアをレビューしたりするとき、その場所すべてが「オフィス」となります。

しかし、1秒間のフレーム数以上に1秒間に表示される「読み込み中」の画面が多いノートPCほど、クリエイティブな仕事のフローを妨げるものはありません。そのため、RTX Studio ノートPCには、最大 16GB のグラフィックス メモリ、Intel Core i7 または i9 CPU、最大 64GB の高速 RAM、高速の SSD ストレージ、ならびにRTX GPU が搭載されています。RTX Studio ノートPCは、薄くて軽くバッテリー持続時間が長い Max-Q デザインで、最大 4K の HDR OLED ディスプレイも備わっています。

これらのノートPCの核になるのは、NVIDIA GeForce および Quadro RTX GPU です。これらの GPU は、ハリウッドの超大作映画で驚愕の視覚効果を生み出したり、ゲームを信じられないほどリアルに見せたりしているものと同じで、ビデオと写真の編集や 3D モデリング、レイトレーシングのレンダリング、ビデオ ストリーミングを加速することができます。

ハイエンドの RTX Studio ノートPCは、MacBook Pro1 に比べて性能を最大で 7 倍加速し、大容量のビデオ メモリにより、グラフィックスに特化した複数のアプリケーションを同時に動かしているときの体験を向上させます。クリエイティブな作業が 1 つのアプリケーションだけで完結することはないので、これはきわめて重要です。フレーム バッファの容量が大きいので、デザイナーは利用可能なメモリを増やすために他のアプリケーションを閉じなくても、メモリ負荷の高いアプリケーションを容易に切り替えられます。

簡潔に言えば、RTX Studio ノートPCは、コンテンツ クリエイターのために妥協を排して設計したものなのです。

現在、Acer ConceptD 7、Gigabyte AERO 15、MSI P65 Creator、P75 Creator、WS65、WS75 および WE75 および Razer Blade 15 Studio Edition という、8 つの RTX Studio ノートPCが発売されています。

まもなく、Acer、ASUS、Dell、Gigabyte、HP および Razer から、より多くの RTX Studio ノートPCが登場します。

ビデオ編集に最適

ビデオ編集は、コンピューティング性能が必要とされる作業です。4K、6K および 8K のビデオ フォーマットは、システム リソースに大きな負荷をかけ、ビジュアル エフェクトは複雑性も増します。

このようなとき、RTX Studio ノートPCに搭載されている RTX GPU の高い処理能力が発揮されます。

RTX GPU に搭載されている NVIDIA CUDA コアが Adobe Premiere Pro や After Effects、Photoshop ならびに他のクリエイティブ アプリケーションでの色補正、鮮明化、アップサンプリングおよびトランジション エフェクトといったビデオと画像の処理を加速します。ビデオ編集者は、Premiere Pro での再生とレンダリングの速度を、競合のノートPCの最大 2 倍、CPUのみのシステムの 11 倍以上に引き上げることができます。*1

画像:Phil Holland 氏より提供

RED Digital Cinema の REDCINE-X PRO の最新リリースでは、GPU をフル活用して、REDCODE RAW 映像のデコード、ディベイヤおよび色補正が行われます。これによって、RTX Studio ノートPCで24 fps の6K+ RED ビデオ映像をリアルタイムで処理できるようになります。これまで、ノートPCでも、あるいはハイエンドの CPU デスクトップ システムでも、プロキシ レンダリングに多くの待機時間をかけることなくこれをやるのは不可能でした。RTX Studio ノートPCと RED の性能により、映像作家は、現場で撮影をし、移動中に編集できるようになっています。

3D レンダリング、モデリングおよびデザインに最適

映画やテレビでは、私たちが夢中になる世界の多くが、NVIDIA Quadro GPU を使用しているスタジオによって命を吹き込まれています。実際、11 年連続で、アカデミー視覚効果賞候補作のすべてで NVIDIA Quadro GPU が使用されています。これらの世界的なスタジオが採用しているものと同じ NVIDIA Turing アーキテクチャが、RTX Studio ノートPCに搭載されているのです。

Maya および 3ds Max 向け Autodesk Arnold GPU のような人気のレンダラーでのレイトレーシングと GPU アクセラレーションが組み合わさることで、3D アーティストやデザイナーは、正確な照明、シャドウおよびリフレクションの美しいシーンを作り、フォトリアリスティックなグラフィックスをその場でレビューできるようになります。

つまり、RTX Studio ノートPCを使用して、Autodesk Arnold でレンダリングおよびデノイジングをする 3D アーティストは、CPU のみのレンダリングの場合に比べて、同じことをGPU アクセラレーションによって最大 13 倍速くできるのです。ノートPCでこのようなスピードアップができると、アーティストはデスクでの作業から解放され、必要と思えるあらゆる場所で作業ができるようになります。

3D モデリング アプリケーションでのGPU で加速されるラスタライズ、ならびに Unreal Engine および Unity で利用可能なリアルタイム レイトレーシングにより、デザイナーは RTX Studio ノートPCを使って、圧倒的にフォトリアリスティックでインタラクティブな建築ビジュアライゼーションを作り上げることができます。

映画とデザインを学ぶ学生に最適

授業、通学、アルバイトの掛け持ちおよびソーシャルライフに追われている学生たちは、1 学期まるごとをかけたプロジェクトで A 評価を取ろうとしたときに、PC の「読み込み中」の画面に無駄な時間を費やしてはいられません。

映画またはデザインを学ぶ学生は、他の学生と同じ時間で彼らの 2 倍の量の作業をしたい、あるいは同じ量の作業を半分の時間でしたいと考えています。

RTX Studio ノートPCは、さまざまなメーカーから多様な構成で提供されており、学生はこれまで以上に多くの選択肢から高性能な仕様を選ぶことができます。高解像度で優れた色合いの正確さと細部を精細に再現できるディスプレイが必要な場合でも、より多くのメモリ容量とトップクラスのグラフィックス性能を必要とする場合でも、RTX Studio ノートPCが最適です。また、薄くて軽いデザインを採用しているので、教室間を速やかに移動することができます。

2 年前に、NVIDIAは、可能な限りポータブルな高性能ノートPCを作るという挑戦を始めました。現在、クリエイターは非常にパワフルな RTX GPU をどこにでも持ち運び、これまで想像もできなかったような方法で作業することができます。

簡単に言えば、クリエイターはRTX によって、自らの想像力と同じ速さで制作ができるのです。

*1: 2019 年 6 月に NVIDIA が実施した、16GB RAM、Intel Core i7-8750H CPU および GeForce RTX 2080 Max-Q を搭載した RTX Studio ノートPCを、32GB RAM、Intel Core i9 CPU および Radeon Pro Vega 20 GPU を搭載した 15 インチの Macbook Pro と比較した、性能テスト。NVIDIA SOL 3D モデルを使ったMaya 2019 および Arnold 3.2.0.2 での Arnold のレンダリング時間を測定しました。8K 5:1 REDCODE RAW ビデオを使った、REDCINE-X PRO のビデオ再生 fps を測定しました。Adobe Premiere Pro 2019 を使った性能テストおいて、さまざまな GPU アクセラレーションエフェクトを有効にした状態で、4K ビデオの再生とレンダリングの fps を測定しました。