ブレード・ランナー:NVIDIA GRID 2.0、ついにCiscoブレード・サーバ、ラック・サーバに対応

投稿者: Jim McHugh

Ciscoのブレード・サーバやラック・サーバを運用し、最新の高性能グラフィックを使用するデスクトップ仮想化を利用してリーチを拡大したいと考えている企業にとっては、「待ちに待った」というところかもしれません。

NVIDIA Tesla M60 GPUアクセラレータを用いたNVIDIA GRID 2.0が、Cisco UCS C240 M4ラック・サーバでサポートされるようになりました。グリッド・ベースのCiscoブレードについては、すでに、UCS B200 M4ブレード・サーバで、NVIDIA Tesla M6を用いたNVIDIA GRID 2.0のサポートを実現しています。

Ciscoのブレード・サーバ、ラック・サーバとNVIDIA GRID 2.0の組み合わせは、比類ないグラフィック性能を、デバイスや場所を問わず、ハイエンド・アプリケーションで実現します。組織は、パフォーマンスやユーザ・エクスペリエンス、セキュリティに対して妥協することなく、仮想化フットプリントを拡大できます。また、ファイル・アクセスの高速化や、リアルタイムなコラボレーションの実現により従業員の生産性を飛躍的に向上させることができます。さらに、ITを集中化できるため、すべてのワークロードをデータセンタから一括して管理、提供することも可能です。

Ciscoの仮想化デプロイメントのエンジン

仮想化のエンジン:Cisco UCS B200 M4ブレード・サーバ
仮想化のエンジン:Cisco UCS B200 M4ブレード・サーバ

Cisco UCS B200 M4ブレード・サーバは、Cisco UCS製品シリーズの最新製品のひとつです。データセンタ、リモート・サイトでエンタープライズ・クラスの性能、柔軟性、最適化を実現します。また、ブレードあたりの仮想デスクトップ密度の高さ、管理の容易さから、総所有コストの削減も期待できます。

Ciscoのブレードが広く普及する鍵となっているのが、仮想デスクトップ・ユーザに対する予測可能でスケーラブルな性能です。CiscoとNVIDIAは、UCS B200 M4とTesla M6カードとの間で、比類ないレベルの統合を実現しました。Tesla M6カードは、Cisco UCS Managerから検出および管理でき、一元管理が可能になります。

NVIDIA GRIDで「極限」を目指す

Ciscoブレード・サーバでのNVIDIA GRIDは、製造業や石油・ガス、デザインといった業界に新たな機会を生み出します。特に、ESRI、AutoCAD、Petrel、Siemensのようなアプリケーションを使用し、場所を選ばない柔軟な働き方を求める一方で、仮想デスクトップでも物理環境と同等のハイエンド・アプリケーションの性能も外せないと考えるビジネスにとっては、さまざまな可能性が期待できます。

NVIDIA GRIDは、グラフィック・アクセラレーションを仮想化に取り入れることで、あらゆるユーザに確かな生産性、モビリティ、セキュリティ、柔軟性を約束します。Ciscoブレード・サーバで動作するNVIDIA GRIDテクノロジは、デスクトップ仮想化を極限まで高めます。

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