NABでCinema 4D用Irayがアーティストの作品に命を吹き込む

投稿者: Cassie Thibodeau

デジタル・デザインにおいて、物理ベース・レンダリングが、フォトリアリズムの精度を新たなレベルに引き上げました。そして今、NVIDIAは、それをさらに一歩先へ進めようとしています。本日、MAXON Cinema 4D用Irayがリリースされます。NVIDIAのオンライン・ストアから提供され、90日間は無償でご試用いただけます。その後は、ノードロック・ライセンスまたはフローティング・ライセンスを年額295ドルでご購入いただけます。

ラスベガスで開催されているNABショーでは、Cinema 4D用Irayが、MAXONのブース(SL9110)限定で初公開されます。ぜひ、4月21日(木)9:30 amに、ライブストリーム・プレゼンテーションをチェックしてください。3Dデザイナーの草分けの1人が、Cinema 4D用Irayを取り入れた自身のワークフローを紹介します。また、NABの閉幕後に、MAXONのCinema 4Dサイトで録画をご覧いただくこともできます

この1年、NVIDIAは、自社の物理ベース・レンダリング・ソリューションであるIrayを、何百万人ものアーティスト、アニメーター、デザイナーの皆さまにお届けし、皆さまの作品にかつてないほどすばやく、簡単に命を吹き込むお手伝いを続けてきました。

NVIDIAの一連のIrayプラグインでは、Autodeskの3ds MaxMayaなど、主要な3Dアプリケーション用のバージョンを取り揃えています。Cinema 4D用Irayは、シーンの始まりからポスト・プロダクションに至るまで、3Dアーティストやデザイナーに、非常に拡張性の高い直感的なレンダリング体験を提供します。ライブ・レンダリング機能を備えたこのプラグインによって、シーンの作成中や光源の調整中も、即座にビジュアルを確認できるため、ルック・デベロップメントの全工程で、きわめて対話的かつ直観的な操作が可能になります。

Irayでは、Cinema 4Dのマテリアル・ノードとシェーダを使用して実物の素材感を持つマテリアルを表現できるほか、NVIDIAのマテリアル定義言語を使用して独自のマテリアル・デザインとプロシージャル機能を追加することもできます。

Cinema 4D用Irayでは、NVIDIA vMaterialsライブラリをサポートしているため、アーティストは、実証された物理ベース・マテリアルのセットや、他のMDL互換アプリケーションとマテリアルを交換する機能を使用して、初日からすぐに作業を開始できます。また、NVIDIAの分散型レンダリング・ソリューションであるIrayサーバもサポートしているため、ネットワーク化した複数のマシンを利用して、レンダリング・プロセスを高速化することや、非常に大きな画像の光源を処理することが可能になります。

HawthornのCAD & 3Dイベント・デザイナーであるロバート・ホワイティング(Robert Whiting)氏は、次のように述べています。「Hawthornでは作業の大半で、イベントのムードを大きく変えるため、照明を駆使しています。Cinema 4D用Irayのおかげで、最終的なレンダリングでも一貫したテクスチャや照明が得られることがわかっているので、ビジュアル用のさまざまなアセットをすばやく簡単に作成できるようになりました。私はよく、カスタムの家具やセットのモデルを作るのですが、Irayを使えば、実際に組み立てたときの最終形を確認できるので、ワークフローが大幅に加速されます。それは、目を見張るほどです」

NABショーの会場では、Adobe、Autodesk、Blackmagic、Dell、GenArts、SGO、Vizrtをはじめ、85社を超えるパートナー・ブースで、NVIDIAのテクノロジが利用されます。

  • VR/AR展示会場にぜひお立ち寄りください。MettleとNVIDIAが、Adobe Premiere ProやAfter Effects CCなどの製品に対応する、360度VRプロダクション・ツールの変革をいかに進めているかをご確認いただけます。
  • Dellのブースにお越しください。DellとNVIDIAが、プロの編集やモーション・グラフィックスのワークフローをいかに高速化しているかをご覧いただけます。
  • SuperMeetにご参加ください。HPとNVIDIAを利用した『ジャングル・ブック』の舞台裏の困難なワークフローを、オスカーにノミネートされたVFXスーパーバイザであるロブ・レガート(Rob Legato)氏が紹介します。