「In the NVIDIA Studio」 – GeForce RTX 4090 および 4080 Laptop GPU を搭載した新しい NVIDIA Studio ノート PC が創造性を解き放つ

投稿者: Gerardo Delgado

高性能でエネルギー効率に優れた MSI および Razer のStudio ノート PC が Studio ドライバと共に 2 月にリリース。さらに、「In the NVIDIA Studio」では Omniverse の人気のコラボレーションもあわせてご紹介。

本ブログは、注目のアーティストを称え、クリエイティブ活動のヒントやコツを説明し、NVIDIA Studio テクノロジがクリエイティブ ワークフローを加速する様子を毎週紹介する「In the NVIDIA Studio」シリーズの最新号です。今回は、新しい GeForce RTX 40 シリーズ GPU の機能、テクノロジ、リソースをご紹介し、どのようにしてコンテンツ制作を劇的に高速化するのかについても深掘りします。

GeForce RTX 40 シリーズ Laptop GPU を搭載した初の NVIDIA Studio ノート PC が、MSI と Razer から発売され、今後も続々と発売される予定です。

GeForce RTX 4090 および 4080 Laptop GPU を搭載した新しい Studio ノート PC は、NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャと第 5 世代 Max-Q テクノロジを採用することで、最高の性能と効率を実現しています。フレーム レートを 2 倍以上に向上させる DLSS 3 などの強力な NVIDIA RTX テクノロジも搭載しています。

これらのノート PC では、NVIDIA Studio プラットフォームをベースとしており、クリエイター向けの NVIDIA OmniverseCanvasBroadcast などの専用ツールやアプリが利用できるほか、フル レイトレーシングによる息をのむようなビジュアルと時間を節約する AI 機能を提供します。

これらのノード PC には、定期的にアップデートされる NVIDIA Studio ドライバがプリインストールされています。今月のドライバは、ダウンロード可能です。

制作作業だけでなくゲームにおいても、これらのノート PC は、かつてないレベルのディテールやスピードで楽しむことができます。

さらに、今週の In the NVIDIA Studio では、世界中の 7 人のクリエイターが 3D コラボレーションを行うメイキング ビデオ「The Artists’ Metaverse」を特集します。ビデオでは複数のクリエイティブ アプリが同時に使用されていますが、これらはすべて NVIDIA Omniverse で動作します。

どこでもできる未来のコンテンツ制作

新しい GeForce RTX 40 シリーズ Laptop GPU を搭載した NVIDIA Studio ノート PC は、ポータブル性能で過去最大の世代間飛躍を実現する、制作およびゲーミング用の世界最速のノート PC です。

この強力なクリエイティブ マシンは、前世代の製品と比べて最大 3 倍効率的に動作します。ユーザーは、薄くて軽いノート PC (初の 14 インチ デザインも間もなく発売予定) により、クリエイティブなワークロードを短時間で処理できるようになります。

MSI の Stealth 17 Studio のハイエンド モデルは、GeForce RTX 4090 Laptop GPUを搭載しています。

MSI の Stealth 17 Studio のハイエンド モデルは、GeForce RTX 4090 Laptop GPU に加え、オプションで 17 インチの Mini LED 4K、144Hz、1000 nit、DisplayHDR 1000 ディスプレイが用意されており、あらゆるタイプのクリエイターに最適です。AmazonBest BuyB&H、および Newegg にて、さまざまな構成で販売されています。

新しい Razer Blade Studio ノート PC には、NVIDIA Broadcast がプリインストールされています。

Razer は、Blade ノート PC のハイエンド モデルを GeForce RTX 4090 Laptop GPU にアップグレードしました。16 インチまたは 18 インチの HDR 対応、デュアルモードの Mini LED ディスプレイが用意されており、シャープで超高精細なネイティブ解像度を 120Hz で実現する Creator モードを搭載しています。RazerAmazonBest BuyB&H、および Newegg にて販売されています。

MSI Stealth 17 Studio と Razer Blade 16 および 18 には、NVIDIA Broadcast がプリインストールされています。このアプリは、最近バージョン 1.4 にアップデートされ、アイコンタクト機能が追加されました。この機能は、メモを読みながら自分を録画したい、あるいはカメラに常時視線を合わせたくないコンテンツ制作者向けに最適です。この機能では、ビデオ会議のプレゼンターが、会議参加者とアイコンタクトを取っているかのように見せられるため、会議参加者の関心も高められます。

ASUS、GIGABYTE、Lenovo のゲーマー向けの新製品も、現在販売中です。これらの製品は、NVIDIA Studio のメリットを利用することにより、クリエイター向けアプリケーションで優れたパフォーマンスを発揮します。

画期的なパフォーマンス

これらの新しい Studio ノート PCは、厳しいテストに合格済みです。多くのレビュアーが、GeForce RTX 4090 および4080 Laptop GPUが可能にする新次元のパフォーマンスと AI を使った創造性について、高く評価しています。以下は、そうしたレビューの一部です。

「NVIDIA のGeForce RTX 4090 は、ノートPC の驚異的な新境地を切り開く。ただ速いだけにとどまらない」 — PC World

「GeForce RTX 4090 ノートPC は、NVIDIA Studio に対応しているだけでなく、AV1 サポートとダブルNVENC エンコーダーを備えているため、コンテンツ制作者からも支持されるだろう」 — HDBLOG.IT

「GeForce RTX 4090、そして明るく美しいデュアルモードディスプレイを搭載したRazer Blade 16 は、ゲーミングに難なく対応できるだけでなく、負荷のかかるコンテンツ制作のワークロードも簡単に処理できる」 — Hot Hardware

「NVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop GPU は、性能が一段とアップしている。期待通りの今最もホットなグラフィックスチップだ」 — PC Magazine

「特にノートPC の領域でもう 1 つ重要なポイントは、強化されたAV1 サポートとデュアルハードウェアエンコーダーの存在だ。このようなマシンを使う配信者やビデオ編集者にとっては本当に便利と言えるだろう」 – KitGuru

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The Artists’ Metaverse」のご紹介

今週の「In the NVIDIA Studio」では、7 人の才能あるアーティストが、先月の CES で話題となったデモ「The Artists’ Metaverse」のメイキングについて話し合いました。彼らは、世界中のさまざまな場所からいかに簡単にリアルタイムでコラボレーションできたかを振り返りました。

すべては、3D ワークフローを相互接続し、直線的なパイプラインをライブ同期制作に置き換えるハブである NVIDIA Omniverse から始まりました。アーティストたちは、Omniverse Cloud を介してプラットフォームに接続しました。

「Omniverse Cloud のコラボレーション デモの設定は非常に簡単でした」と、輝かしい受賞歴を誇る 3D クリエイターの Rafi Nizam 氏は語ります。「誰かが参加するとアバターが表示されるのも楽しかったですし、誰がライブ状態で作業しているかが分かりやすいユーザー インターフェイスになっています。」

Universal Scene Description フォーマットにより、アセットを Omniverse に簡単に書き出すことができました。

映像作家の JSFILMZ こと Jae Solina 氏は、Xsens と Unreal Engine を使用して Omniverse でキャラクターのアニメーションを作成しました。

「Omniverse の導入以前は、アニメーションの作成は非常に面倒な作業で、特にフォトリアルなアニメーションは手間がかかりました」と Solina 氏は語ります。「ファイルを個別に再フォーマットしてアップロードする代わりに、Omniverse ではすべてがリアルタイムで行われるため、作業時間を大幅に短縮できます。」

Jeremy Lightcap 氏は、バーチャル シーンの驚くべきビジュアル品質について振り返り、特にビューポート内でのシームレスな動きが良かったと感想を述べました。

気球の 3D モデルは、Gravity Sketch を使って手作業で造形され、Omniverse に取り込まれました。

「3 つの Houdini シミュレーション、1 つのボリューム データベース ファイルのストーム クラウド、モーション キャプチャを設定した 3 つのキャラクター、そして約 100 個のマテリアルを使った非常に密度の濃い西部の町のセットを使用しました」と Lightcap 氏。「これらをすべて処理し、なおかつパストレースのライティング結果を即座に出力してくれるプログラムは多くないと思います。」

NVIDIA の 3D アーティストでチュートリアル担当者の Ashley Goldstein 氏の視点では、デモで示された Omniverse の柔軟性が印象に残りました。「私がシーンを更新して、それを新しい USD レイヤーとして保存すれば、他の人がそれを開いたときに、私が更新したすべての内容を即座に見られます」と Goldstein は語ります。「また、複数の人が同時に同じシーンの作業をしている場合も、更新があったときには即座に通知が表示され、新しいコンテンツを取得することができます。」

Adobe Substance 3D Painter を使用し、気球に色とテクスチャを適用している様子。

edstudios こと Edward McEvenue 氏は、RTX ハードウェア上で Omniverse が実現する大きな価値について語りました。具体的には、フル レイトレースのグラフィックスが瞬時にフィードバックされて表示される点です。「3D 制作は、非常に反復的なプロセスで、シーンを最終確定するまでに、何百、何千もの小さな決定をしていかなければなりません」と McEvenue 氏。「ビューポートで GPU アクセラレーションと RTX パストレーシングを使用すると、加えた変更がほぼ瞬時にフィードバックされて表示されるため、そのプロセスがはるかに簡単になります。しかも、完全なクオリティのライティング、シャドウ、リフレクション、マテリアル、ポストプロダクション効果などのすべてが、作業中のビューポートに直接反映されます。」

Blender の 3D モデルに加えられた編集内容は、Omniverse でフォトリアリルなディテールを備えたまま、リアルタイムに反映されます。

3D アーティストの Shangyu Wang 氏は、お気に入りの 3D コラボレーション コンテンツ制作プラットフォームは Omniverse だと述べました。「Autodesk の Unreal Live Link for Maya では、レイトレースされたフォトリアリルなシーンのプレビューをリアルタイムで閲覧することができ、最終的なレンダリング結果を見るまで待つ必要がありませんでした。」

同じく 3D アーティストの Pekka Varis 氏は、Omniverse の有望な将来性について言及しました。「私が追いつけないほどの速さで新機能が続々追加されています。Omniverse は、メタバースのメイン スタンダードになる可能性があります。」

Omniverse は、さまざまな場所、時間、アプリをまたがり、コラボレーション、コミュニケーション、創造性を最大限発揮できるようにサポートします。

新しい GeForce RTX 40 シリーズのノート PC を含むすべての NVIDIA RTX GPU と GeForce RTX GPU のユーザーは、Omniverse を今すぐ無料でダウンロードできます。

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