CES にて、 G-SYNC 対応モニターと BFGD の予約注文を発表

投稿者: Vijay Sharma

今週、NVIDIA はラスベガスの CES で展示を行っており、G-SYNC エコシステムの拡張や新しい BFGD モニターの予約注文を告知し、新しい G-SYNC モニターの発表を行っています。

これらの発表は、2013 年より優れたゲーミング エクスペリエンスを提供している、G-SYNC ディスプレイ テクノロジに対する NVIDIA の継続的な投資の延長線上にあるものです。

この革新的なモニター テクノロジにより、ゲーマーは、画面のテアリングや V-Sync のインプット ラグがない状態で、リフレッシュ レートの変更が可能な、滑らかなゲームプレイを楽しめるようになりました。

その後、NVIDIA は 2015 年に、G-SYNC をノート PC に導入し、昨年は、リビング ルームや書斎でも、BFGD ディスプレイに G-SYNC テクノロジが利用可能になるという発表を行いました。

そして今回、NVIDIA は、PC での HDR ゲーミングに最適なディスプレイである、G-SYNC HDR モニターによって、新たな地平を切り開きました。これらのモニターは、最高のテクノロジ、最高の輝度、映画品質の色彩とともに、深遠なブラック トーンを表示する、これまでのゲーミング モニターになかったようなコントラストを備えています。

G-SYNC の登場以降、ゲーミング モニターは、リフレッシュ レートの向上、HDR 化、および新しいフォーム ファクターの登場によって、急速に進化してきました。ゲーミング モニターは、プロ ゲーミングの標準となっており、NVIDIA では、パートナーとの連携ならびにエンドツーエンドの開発および認定テストを通じて、このような進化の手助けをしてきました。

G-SYNC の拡大

NVIDIA は、G-SYNC のエコシステムを拡大することを発表いたしました。

VESA DisplayPort Adaptive-Sync プロトコルを通じて、可変リフレッシュ レート (VRR) の機能が利用できるモニターは数百モデルあります。ただし、VRR ゲーミングのエクスペリエンスは、多岐にわたっています。

ゲーマーのエクスペリエンスを向上させるために、NVIDIA ではモニターのテストを行います。NVIDIA の検証に合格したモニターは、G-SYNC Compatible (G-SYNC 対応) となり、GeForce ドライバーで作動することがデフォルト設定になります。

G-SYNC 対応のテストでは、GeForce RTX 20 シリーズおよび GeForce GTX 10 シリーズのグラフィックス カードで基本的な VRR エクスペリエンスを提供できるモニターを選別し、VRR 機能を自動的に有効にします。

G-SYNC への対応を認定するためのサポートは 1 月 15 日より開始され、2019 年版 Game Ready ドライバーが初登場します。G-SYNC 対応と認定されているモニターが、すでに 12 あります (これまでに、400 のモニターをテスト済み)。NVIDIA は、引き続きモニターのテストを行い、対応リストをアップデートしていきます。NVIDIA がまだテストしていない、あるいは認証されなかったモニターをお持ちのゲーマーのために、NVIDIA では、手動で VRR を有効にするオプションも用意いたします。

きわめて要求の厳しいゲーマーにとっては、G-SYNC ならびに NVIDIA G-SYNC プロセッサを搭載した Ultimate HDR モニターは、究極の画像品質、性能およびエクスペリエンスの代名詞となることでしょう。これらのディスプレイは、300 以上の画像品質テストを含む、エンドツーエンドの認定プロセスの賜物であると言えます。

これらのディスプレイは、リフレッシュ レートが 1 Hz からディスプレイ パネルの最大レートにまで及んでおり、さらに可変オーバードライブ、リフレッシュ レートのオーバークロッキング、超低モーション ブラー ディスプレイ モード、ならびに 1,000 nitの業界トップクラスの HDR、フルマトリックス バックライトと DCI-P3 の色域といった、先進的な特色も備えています。

詳細は、GeForce.com の記事をご覧ください。

リビング ルームにもいよいよ登場

NVIDIA の G-SYNC ディスプレイも、大型化しつつあります。本当に大きくなるのです。

2 月には、G-SYNC HDR テクノロジが、65 インチの超大型 NVIDIA Big Format Gaming Displays (BFGD) でご利用いただけます。このディスプレイは、144 Hz で 1,000 nit の HDR、384 ゾーンのマトリクス バックライトと映画なみの DCI-P3 の色域を持つ、4K の仕様となっています。

これらのディスプレイは、大画面でのゲーミング エクスペリエンスを PC ゲーマーにもたらすもので、書斎あるいはリビングルームでのゲームにうってつけです。

最大かつ最高の G-SYNC Ultimate PC ゲーミング ディスプレイをご希望の方は、現在、HP で予約注文することができます。この四半期の後半には、BFGD のローンチも控えており、他のパートナーも、予約注文の受付を開始する予定になっています。

新しい G-SYNC の圧倒的な迫力

もちろん、NVIDIA は、パートナーと連携して、新しい G-SYNC を次々と送り出すこともしています。

まもなく、ASUS が、35 インチ、3440×1440、200 Hz の曲面型 G-SYNC Ultimate ディスプレイを発売します。1,000 nit の高い輝度を誇る、このディスプレイは、最高のゲーミング エクスペリエンスを約束する、512 ゾーンのマトリクス バックライトとクラス最高の色彩とコントラストを備えています。

LG は、34 インチ、3440×1440、120 Hz の 34GK950G ディスプレイの出荷を開始しています。このディスプレイは、LG の Nano IPS を採用した、初の G-SYNC モニターで、卓越した色忠実度を持っています。

Acer は、最新の Turing GPU を搭載した、高解像度、高いフレーム レートでゲームプレイが楽しめる、27 インチ、4K、144 Hz のモニターを公開しています。

Lenovo は、eSports クラスのリフレッシュ レートを QHD 解像度に組み合わせることで、ゲームプレイ中も鮮明で、細部のビジュアルまで得られる、27 インチ、2560×1440、240 Hz のモニターを発表しました。

つまり、ゲーマーは、より広くなった価格帯でより多くの選択ができるようになっています。NVIDIA は、ゲームをより楽しんいただくために G-SYNC への投資を続けていきます。今後も新しいディスプレイが続々と登場することをぜひご期待下さい。