NVIDIA、Deep Learning Institute の認定プログラムをスタート

投稿者: Will Ramey

ディープラーニング アプリケーションの開発手法を学ぶには、実際に体験しながら具体的なスキルを習得するのが効果的です。そこで NVIDIA は、概念からコーディングに至るまで、ディープラーニングを活用して業界のさまざまな課題を解決するスキルを評価する、「開発者向け認定プログラム」を開始します。

認定を行う Deep Learning Institute (DLI) は、昨年 1 年間で、開発者やデータ サイエンティスト向けに、医療、科学、エンターテイメント、金融などの業界の課題をディープラーニングで解決するためのスキル トレーニングを合計 50 万時間提供しています。

学習内容を総合的に評価するこの新しいプログラムでは、一定のスキル、主要概念の理解度、受講者が作成したソフトウェアの機能とパフォーマンスのテストなどの項目を評価し、認定の可否を判定します。最初の認定対象コースは、「Fundamentals of Deep Learning for Computer Vision (コンピューター ビジョンのためのディープラーニングの基礎)」と「Fundamentals of Accelerated Computing with CUDA C/C++ (CUDA C/C++ によるアクセラレーテッド コンピューティングの基礎)」の 2 つです。今後対象コースを増やし、業界別の認定なども追加していく予定です。

NVIDIA のデベロッパー プログラム担当バイス プレジデントを務めるグレッグ エステス (Greg Estes) は次のように述べています。「NVIDIA は、製品、サービス、業界全体の発展に向け、世界中の開発者のスキル習得を支援しています。新しい認定プログラムは、開発者の具体的なスキルを評価するもので、個人の知識と技能の証明となります。これを取得することで、競争の激しい雇用市場で効果的にアピールできるようになります」

DLI では、新しいコースも開設しています。オンサイトおよびオンラインのさまざまなハンズオン コースでは、実体験を通してより高い学習効果を得ることができます。「Advanced Deep Learning for Financial Services (金融サービス向けの高度なディープラーニング)」「Deep Learning for Full Motion Video Analytics (フル モーション ビデオ分析のためのディープ ラーニング)」「Fundamentals of Deep Learning with Multi-GPU (マルチ GPU によるディープラーニングの基礎)」などのオンサイトの全日ワークショップのほか、デジタル コンテンツ製作やインテリジェント ビデオ解析をテーマとした自己学習型のオンライン ディープラーニング講座や、「Fundamentals of Accelerated Computing with CUDA Python (CUDA Python によるアクセラレーテッド コンピューティングの基礎)」といったコースがあります。

NVIDIA は Udacity と協力してさらなるコンテンツの拡充に取り組んでおり、AI 従事者に必要なスキルに特化したコンピューター ビジョンや強化学習などのコースを開設する予定です。また DLI は、コース学習にとどまらず、開発者を支援するために、実際のビジネスで役立つ関連リソースの提供やコース終了後のプロジェクト提案なども行っています。

トレーニングを提供するパートナー エコシステムも拡大しています。Cray をはじめ、20 社を超えるパートナー企業が、講師主導型の DLI トレーニングを世界中で実施しています。

今週シリコン バレーで開催されている GPU テクノロジ カンファレンスでは、2,000 人を超える開発者を対象に、54 のハンズオン ラボと 4 つの全日ワークショップのほか、ディープラーニング AI やアクセラレーテッド コンピューティングをアプリケーションに導入するための各種トレーニングをご用意しています。

GTC の詳細はこちらでご確認いただけます。

DLI やトレーニングの詳細については、こちらのサイトをご覧ください。