NVIDIA Blackwell Ultra DGX SuperPOD は、企業がすぐに利用可能な AI スーパーコンピューターを提供し、AI ファクトリーの構築を支援

投稿者: NVIDIA Japan
  • NVIDIA Blackwell Ultra を搭載した DGX システムが、リアルタイム AI エージェントの応答向けに最大35倍高速の AI リーズニングを提供
  • Equinix は、AI インフラの世界的な需要に対応するために、DGX GB300 および DGX B300 システム向けに Blackwell 対応施設を事前構成したスペースと共に NVIDIA Instant AI ファクトリーサービスを初めて提供

【プレス リリース】カリフォルニア州サンノゼ — GTC — 2025 年 3 月 18 日ー NVIDIA は本日、NVIDIA Blackwell Ultra GPU を搭載した世界最先端のエンタープライズ AI インフラである NVIDIA DGX SuperPOD™を発表しました。これは、最先端のエージェント型 AI リーズニングを実現する AI ファクトリー スーパーコンピューティングをさまざまな業界の企業に提供するものです。

企業は、NVIDIA ネットワーキングと統合された新しい NVIDIA™ GB300 および NVIDIA DGX B300 システムを使用して、FP4 の精度で NVIDIA Hopper システムよりも最大 35 倍高速な AI リーズニングを実現する、すぐに使用可能な DGX SuperPOD AI スーパーコンピューターを提供することができます。

AI ファクトリーは、エージェント型、生成、フィジカル AI ワークロード特化したインフラを提供します。これには、本番環境で実行するアプリケーション向けに、AI の事前トレーニング、事後トレーニング、テストタイム スケーリングのための膨大なコンピューティング リソースが必要になる場合があります。

NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は次のように述べています。「AI は光速で進化しています。企業はリーズニングAI と推論のタイム スケーリングの処理要求を満たすために拡張可能な AI ファクトリーの構築を競い合っています。NVIDIA Blackwell Ultra DGX SuperPOD は、エージェント型およびフィジカル AI の時代に、すぐに使用可能な AI スーパーコンピューティングを提供します」

DGX GB300 システムは、36 基の NVIDIA Grace™ CPU と 72 基の NVIDIA Blackwell Ultra GPU を含む NVIDIA Grace Blackwell Ultra Superchip と先進的なリーズニング モデルを基にリアルタイムでエージェントが応答できるように設計されたラックスケールで液冷式のアーキテクチャを特徴とします。

空冷式 NVIDIA DGX B300 システムは、NVIDIA B300 NVL16 アーキテクチャを活用し、あらゆるデータセンターが生成およびエージェント型 AI アプリケーションの計算要求に対応できるように支援します。

高度なアクセラレーテッド インフラに対する需要の拡大に対応するため、NVIDIA は Blackwell Ultra を搭載した NVIDIA DGX SuperPOD を特徴とするマネージド サービスである NVIDIA Instant AI Factory も発表しました。Equinix は世界 45 の市場にある事前構成済みの液冷または空冷式 AI 対応データセンターで、新しい DGX GB300 および DGX B300 システムを初めて提供します。

DGX GB300 を搭載した NVIDIA DGX SuperPOD が、AI リーズニング時代を加速

DGX GB300 システムを搭載した DGX SuperPOD は、NVIDIA NVLink™NVIDIA Quantum-X800 InfiniBandNVIDIA Spectrum-X™ イーサネット ネットワークを介して接続された NVIDIA Grace Blackwell Ultra Superchip を最大数万基まで拡張可能で、最も計算負荷の高いワークロードのトレーニングと推論を高速化します。

DGX GB300 システムは、Hopper システムと比較して 30 倍のエネルギー効率と、38TB の高速メモリを提供し、エージェント型 AI とリーズニング アプリケーションにおける多段階リーズニングのために比類のないパフォーマンスを大規模に提供します。

各 DGX GB300 システムに搭載された 72 基の Grace Blackwell Ultra GPU は、第 5 世代の NVLink テクノロジによって接続され、NVLink Switch システムを介して 1 つの巨大な共有メモリ スペースとなります。

各 DGX GB300 システムは、72 基の NVIDIA ConnectX®-8 SuperNIC を特徴とし、最大 800Gb/秒の高速ネットワークを実現します。これは前世代の 2 倍のパフォーマンスです。18 基の NVIDIA BlueField™-3 DPU が、NVIDIA Quantum-X800 InfiniBand または NVIDIA Spectrum-X イーサネットと組み合わされ、大規模な AI データセンターでパフォーマンス、効率、セキュリティを加速します。

DGX B300 システムがあらゆるデータセンター向けの AI を高速化

NVIDIA DGX B300 システムはあらゆるデータセンターにエネルギー効率の高い生成 AI と AI リーズニングをもたらすために設計された AI インフラ プラットフォームです。

Blackwell Ultra GPU で高速化された DGX B300 システムは、推論で 11 倍高速な AI パフォーマンスとトレーニングで 4 倍の高速化を提供します。

各システムには、2.3TB のHBM3e メモリを搭載し、8 基の NVIDIA ConnectX-8 SuperNIC と 2 基の BlueField-3 DPU による高速なネットワークを備えています。

NVIDIA ソフトウェアが AI 開発と展開を加速

企業が自社のインフラ管理と運用を自動化できるよう、NVIDIA はまた、Blackwell ベースの DGX システム向けの AI データセンター運用およびオーケストレーション ソフトウェアである NVIDIA Mission Control™ を発表しました。

NVIDIA DGX システムは、エンタープライズ グレードの AI エージェントを構築および展開するための NVIDIA AI Enterprise ソフトウェア プラットフォームをサポートしています。これには、本日発表された新しい NVIDIA Llama Nemotron オープン リーズニング モデル ファミリーなどの NVIDIA NIM™ マイクロサービス、AI エージェントのパフォーマンスをオーケストレーションし、最適化するために使用する NVIDIA AI Blueprint、フレームワーク、ライブラリ、ツールが含まれます。

NVIDIA Instant AI Factory がインフラ需要に対応

NVIDIA Instant AI Factory は、Blackwell Ultra を搭載した NVIDIA DGX SuperPOD とNVIDIA Mission Control ソフトウェアを特徴とする Equinix マネージド サービスを供します。

世界中にある Equinix の専用施設により、このサービスは最先端のモデル トレーニングとリアルタイム リーズニング ワークロードに最適化された、完全にプロビジョニングされたインテリジェンス生成 AI ファクトリーを企業に提供します。これにより、展開までにインフラ計画にかかる数か月もの時間を短縮します。

提供予定

DGX GB300 またはDGX B300 システムを搭載した NVIDIA DGX SuperPOD は、今年中にパートナーから提供予定です。

NVIDIA Instant AI Factory は、今年中に提供予定です。

詳細については、NVIDIA GTC の基調講演をご覧いただき、3 月 21 日まで開催される本イベントで NVIDIA と業界のリーダーたちによるセッションに参加登録してください。

NVIDIA について
NVIDIA (NASDAQ: NVDA) はアクセラレーテッド コンピューティングの世界的なリーダーです。

本プレス リリースでの記述は、将来についての記述であり現実に想定とは異なる結果となるリスクや不確実性が含まれます。これには次のものが含まれますが、それらに限定されません。NVIDIA の製品、サービス、技術の利益、影響、利用可能性、パフォーマンス、第三者による NVIDIA 製品およびテクノロジの適用およびそれによる利益と影響、光速で進歩するAI、およびリーズニングAIの処理需要に対応できる拡張性を備えたAIファクトリーの構築を競う企業に関する記述は、将来の見通しに関する記述であり、リスクや不確実性を伴うため、結果が予想と大幅に異なる可能性があります。実際に異なる現実の結果をもたらす重要な要因には以下が含まれます。世界の経済状況、NVIDIAの製品を製造、組み立て、パッケージ、テストする第三者への依存関係、技術開発と競争の影響、新製品や技術の開発あるいは既存製品や技術の強化、NVIDIAの製品あるいはNVIDIAパートナー製品の市場での受容、設計、製造、ソフトウェアの欠陥、消費者の嗜好または需要の変化、業界標準およびインターフェースの変化、システム統合の際のNVIDIA製品あるいは技術の想定外のパフォーマンス不良、証券取引委員会 (SEC) に提出する NVIDIA の最新報告書 (Form 10-K の年間報告書および Form 10-Q の四半期ごとの報告書を含みますが、これに限定しません) に都度記載される詳細なその他の要因SEC に提出された報告書の写しは、NVIDIAのウェブサイトに掲載されており、無償で利用できます。これらの将来見通しについての記載は、将来の業績を保証するものではなく、発表時点での記述であり、法律で要求される場合を除き、NVIDIA は、将来の事象や環境に応じてこれらの将来見通しについての記述を更新する義務を一切負いません。

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