ASUS、Dell Technologies、GIGABYTE、QCT および Supermicro が、BlueField DPU と NVIDIA DOCA を搭載したシステムを提供し、ソフトウェアデファインドの最先端のネットワーク、ストレージおよびサイバーセキュリティ機能をデータセンターに実装
本日、COMPUTEX 2021 において、世界の大手メーカー数社が、NVIDIA BlueField-2 データ プロセッシング ユニットを搭載した、新しいシステムを発表しました。NVIDIA GPU を搭載し、BlueField-2 DPU を追加のオプションとしているシステムはすでに発売されていますが、GPU を必要としない、多くのアプリケーションおよびお客様のユースケースでも、DPU の便益が得られるようになります。
ASUS、Dell Technologies、GIGABYTE、QCT および Supermicro の新しいサーバーは、性能、セキュリティおよび管理のしやすさを向上させたいと考える企業に最適で、NVIDIA BlueField-2 DPU がこれらを可能にします。
主にソフトウェアデファインドのネットワーク(たとえば、ステートフルなロード バランサーまたは分散ファイアウォール)、ソフトウェアデファインドのストレージ、あるいは従来型のエンタープライズ アプリケーションを実行する、すべてのサーバーは、ネットワーク、セキュリティおよびストレージのためのインフラストラクチャ ワークロードを加速、オフロードおよび分離する、DPU の機能が得られるようになります。
またVMware vSphere、Windows またはハイパーコンバージドなインフラストラクチャを実行するシステムでは、AI および機械学習アプリケーション、グラフィックスを多用するワークロード、あるいは従来型のビジネス アプリケーションのいずれを実行するかにかかわらず、DPU を搭載することでメリットが得られます。
NVIDIA BlueField DPU は、インフラストラクチャのタスクを CPU から DPU へと移行させることで、より多くのサーバー CPU コアでアプリケーションを実行できるようにして、サーバーとデータセンターの効率性を向上します。DPU は、サーバーごとに「コンピューターの前にコンピューターを置く」ことで、サーバーのアプリケーション ドメインから独立した、安全なインフラストラクチャを個別にプロビジョニングすることを可能にします。それによって、仮想とベアメタルのサーバーの両方で、エージェントを必要としないワークロードの分離、セキュリティの分離、ストレージの仮想化、リモート管理、およびテレメトリーが実現されます。
お客様およびソフトウェア メーカーは、アプリケーション開発を簡略化し、2022 年に登場予定の BlueField-3 DPU および将来のすべての BlueField DPU との前方および後方互換性をもつ、データセンター オン チップ アーキテクチャのNVIDIA DOCA SDK を使って、BlueField DPU を簡単にプログラムすることができます。
企業のお客様は、データセンターのサーバーの多く、あるいはすべてに DPU を導入したいと考えています。主要なシステムビルダーから DPU アクセラレーテッド サーバーが提供されることにより、お客さまは市場をリードするBlueField-2 DPU をプレインストールし、ご希望のサーバーにて構成した状態で簡単に購入できるようになります。
BlueField-2 DPU アクセラレーテッド サーバーは、今年発売予定で、そのなかのいくつかは、DPU サーバーの認定が可能になったときに、NVIDIA-Certified Systemsプログラムに登録される見込みです。
詳しい情報は、BlueField-2 DPU データシート をご覧ください。