Walt Disney Imagineering と NVIDIA が、ディズニーの新テーマランド「スター・ウォーズ: ギャラクシーズ・エッジ」のアトラクション「ミレニアム・ファルコン」用の新テクノロジを開発

投稿者: Rick Champagne

Unreal ユーザーに嬉しい NVIDIA Quadro と Epic Games Unreal Engine のマルチ GPU カスタマイズ

来年、米国のディズニーランド リゾートウォルト ディズニー ワールド リゾートに新テーマランド「スター・ウォーズ: ギャラクシーズ・エッジ」がオープンします。その舞台となるのは、かつて亜光速貿易ルートの交差路として繁栄した辺境の惑星バトゥーです。今回はその最新情報を少しだけお伝えします。

アトラクション「ミレニアム・ファルコン」の開発段階のアニメーションが公開されました。ILMxLAB が制作したリアルタイム映像は、このアトラクションの繊細なディテールと没入感を十分に感じさせるものでした。

Walt Disney Imagineering は、NVIDIA、Epic Games と共同で、このアトラクションの要となる新技術を開発しました。ゲストが搭乗するコックピットには、1 台の BOXX シャーシに Quadro SLI で接続されたハイエンドの NVIDIA Quadro P6000 GPU 8 基が搭載されています。

Quadro Sync で完全に同期された超高解像度の映像によって、5 台のプロジェクターに惑星バトゥーの世界が見事に再現されます。

Walt Disney Imagineering チームは NVIDIA および Epic Games と協力し、Unreal Engine 用のマルチ GPU をカスタム開発しました。この新しいコードは Epic Games に戻され、エンジンのマルチ GPU の機能を最適化するために役立てられます。

Disney Imagineering のテクノロジ スタジオ エグゼクティブを務めるベイ ヤン (Bei Yang) 氏は次のように述べています。「NVIDIA のエンジニアの皆さんと共に、Quadro 固有の Mosaic や GPU 間の読み取り機能を駆使して、必要なパフォーマンス特性を備えたレンダラーを開発しました。8 基の GPU を搭載することで、これまでにないパフォーマンスを実現することができました。」

GTC では、ヤン氏と主任ソフトウェア開発者のエリック スモリコフスキー (Eric Smolikowski) 氏が「Walt Disney Imagineering Technology Preview: Real-time Rendering of a Galaxy Far, Far Away (Walt Disney Imagineering テクノロジ プレビュー: 遥かなる銀河のリアルタイム レンダリング)」の講演の中で、最新の NVIDIA テクノロジと Unreal Engine 向けのカスタマイズで実現させた驚異的な品質とスピードを誇るレンダリング方法について説明しました。