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NVIDIA 東京オフィス、東京都女子中高生向けオフィスツアーを開催

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NVIDIA 東京オフィスで、2024 年 8 月 9 日に、女子中高生向けのオフィスツアーが行われました。

このオフィスツアーは、STEM ※分野での女性活躍を推進し、将来の自分をしっかりイメージして進路選択することを応援するために東京都主催で行われたイベントで、今年度は 夏休みに合わせて、NVIDIA を含めた、10 社の企業で開催されました。

今回、定員を大幅に超える応募者の中から抽選で選ばれた、東京都内在住・在学の 20 名の女子中学生、高校生の参加者が実際に NVIDIA の東京オフィスに足を運び、NVIDIA や NVIDIA で働くこと、そしてそのテクノロジについて深く知る機会を得ました。

冒頭の挨拶で東京都生活文化スポーツ局女性活躍推進担当部長の樋口桂氏は、「アンコンシャス バイアス(無意識の思い込み)」について触れ、このイベントの趣旨を次のように説明しました。「将来皆さんが人生において様々な選択をしていく中で、なんとなくの思い込みで将来の選択肢が狭まるのは本当にもったいないと思います。東京都では、こうしたアンコンシャス バイアスを克服していくための取組に力を入れており、自分でいろいろなことを体験して、過去の思い込みを上書きしていくことが、重要と考えています。オフィスツアーもその一環として開催しています。」

また、NVIDIA 日本代表 兼 米国副社長の大崎真孝も開会の挨拶を行いました。コメントの中では生成 AI ブームの背景や、世界の動向、日本への期待など、AI の明るい未来を語り、参加者を心から歓迎し、このオフィスツアーを楽しんでほしいと述べました。

最初のプログラムである「NVIDIA 会社紹介」では、ビデオ紹介を交えた説明を行い、NVIDIAテクノロジついての理解を深めました。NVIDIA の創業者/CEO ジェンスン フアンがデニーズで創業について話し合ったという秘話からはじまり、NVIDIA GPU の歴史、AI の進化の過程や、NVIDIA AI コンピューティングの今後の展望まで、約 30 分のエッセンスの詰まったプレゼンテーションが行われました。

続いて AI デモツアーが行われ、参加者はこの体験型のプログラムで、「NVIDIA DGX システムの展示」、「NVIDIA ACE によるデジタル ヒューマンのデモ」、「生成 AI による画像生成のデモ」を順番に回り、NVIDIA のテクノロジに対する理解をより深めました。

「NVIDIA DGX システムの展示」では、実際に AI の現場で使われている DGX H100 を目の前にし、参加者は多くの質問を投げかけました。「今後、水冷式のグラフィックス ボードの普及率は高まりますか。液冷式などの近未来的な冷却装置はどのように発展していくと予想しますか。」という問いもあり、DGX から取り外した H100 GPU を実際に手渡し、それが想像以上に大きくて重いことを実感してもらいつつ、その大きさの大部分は、実は GPU 本体ではなく空冷用のヒートシンクであるということ、また、今後さらに GPU の搭載密度が高まると、空冷では冷やしきれず水冷が必要になるなどの説明が行われました。


NVIDIA DGXの説明

NVIDIA ACE テクノロジを活用したデジタル ヒューマンの James と対話ができる「NVIDIA ACE によるデジタル ヒューマンのデモ」では、実際にモニターに映し出される James にリアルタイムに話しかけ、生成 AI が生み出す、新しい顧客との関わり方を体感することができました。現在 ai.nvidia.com で体験することができる James の見た目は、フォトリアルで、ジョークを言ったり、感情を表現したりしながら自然に対話することができ、Retrieval-Augmented Generation (RAG) を使用することで、NVIDIA の最新テクノロジについてユーザーに正確に伝えることができます。

James に活用されている最先端の NVIDIA テクノロジについて、リアルなアバターとのやり取りを実現するためには、音声認識、音声合成、言語処理、フェイシャル アニメーションの AI と、NVIDIA のコンピューター グラフィックスが活用されていることなどの説明を受け、生成AI の未来の活用方法を垣間見ることができました。

「生成 AI による画像生成のデモ」では、画像生成 AI を用いて、参加者自身の顔のアメコミ風のキャラクターのステッカーを作成し、自身の写真を撮ってからわずか 30 秒程度で6種類のポージングのキャラクターを AI が生成する瞬間に立ち会いました。NVIDIA RTX によって 10 倍高速に処理された画像生成を実際に体験してもらうことで、生成 AI テクノロジへの理解を楽しみながら深めることができました。


生成 AI デモ画像で好みのポージングを選択する参加者

また、「Ask Me Anything」という、現在様々な分野で活躍する NVIDIA の女性社員に対するスモールグループでの質問会プログラムでは、多様な質問に対する社員からの回答を通して、より鮮明に将来 STEM 分野で働くことへのイメージを作り上げることができました。参加者からの質問は、これからの自身の勉強の方向性についてや、進路選択の悩み、NVIDIA で働くことへのやりがい、また、女性が活躍する社会に向けての課題に対することまで多岐にわたり、実際に働いている女性社員の生の声を聞くことで、将来のキャリアを築くための様々なヒントを得ることができました。

最後に、「生成 AI による画像生成のデモ」で AI が作成したステッカーがプレゼントされ、閉会の挨拶に立った エヌビディア エンタープライズ マーケティング本部 本部長の堀内朗は以下のように述べました。「現在は自宅にいながらにして、インターネットを通じて様々な情報を得ることができる一方で、実際に足を運び、体験することでしか得られない学びもまたあり、今回皆さんがオフィスに来られたこの行動こそに価値があります」と、リアルに体験することへの尊さを語り、イベントを締めくくりました。

※STEM:Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の4分野の総称


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