主要ゲーム エンジンによる RTX および DLSS の対応、Omniverse 仮想コラボレーション プラットフォーム、Studio ドライバ が、開発サイクル全体で最高のパフォーマンスと究極の信頼性を提供

今週、トップレベルのゲーム アーティスト、プロデューサー、開発者、デザイナーらが、毎年恒例の Game Developer Conference (GDC 2021) に集結します。参加者同士でアイデアや知識、インスピレーションの交換が行われますが、彼らの技術の進歩に役立つのが、RTX で高速化されたアプリ、ハードウェアおよびドライバによる NVIDIA Studio エコシステムです。

GDC 2021では、Unity、Unreal Engine 4、Toolbag などの最新リリースにNVIDIA RTX テクノロジが統合され、ゲーム開発に大きな飛躍がもたらされます。これらは、本日公開の 7月の NVIDIA Studio ドライバでサポートされ、最高のパフォーマンスと信頼性を提供します。

開発者は NVIDIA Studio を使用することで、システムのクラッシュを心配することなく、より短時間で美しいゲームを制作することができます。

NVIDIA Studio でゲーム開発を高速化

最も人気のある 2 つの PC ゲーム エンジン、Unity と Unreal Engine に、RTX による利点が追加されました。

Unity の新しい 2021.2 ベータ リリースでは、NVIDIA DLSS がネイティブにサポートされ、ゲーム開発者が先進の AI レンダリングをゲームに簡単に組み込めるようになります。DLSS は、ネイティブ解像度に匹敵、場合によってはそれを上回る画像品質を生成し、従来の方法でほんのわずかのピクセルをレンダリングするだけで、リアルタイムの性能を大幅に向上させ、より魅力的な体験を提供し、アーティストの貴重な出力時間を短縮できるようになります。

Unity 2021.2 に組み込まれている NVIDIAが提供する最新のDLSS SDK 2.2.1 では、「Auto (自動)」モードという、特定の解像度に最適な画質を実現する新しいブループリント機能を備えています。また、オプションでシャープニング スライダーが提供され、開発者がビジュアルをさらに調整することができます。

現在プレビュー版が公開されている Unreal Engine 4.27 には、Eye-Tracked Foveated Rendering と呼ばれる実験的な機能が含まれています。この技術では、単一の画像をさまざまな解像度でレンダリングし、焦点の合った部分は鮮明に、その他の部分をぼかすことで、人間の視力を模倣するものです。

NVIDIA Variable Rate Shadingの使用は、NVIDIA RTX GPUでの性能を向上し、目に見える画像品質の低下がないので、拡張現実に最適です。また、RTX レイトレーシングで構築された GPU Lightmass ベイキングには、ライティングや制作アセットの LOD レベルをより適切に制御するためのパラメータが導入されています。

画像提供 Unreal Engine

Marmoset Toolbag 4.03 には、最新のすべての GPU で動作するように最適化された新しいレイトレーシング エンジンを搭載されています。NVIDIA RTX デバイスのネイティブ ハードウェア サポートにより、さらに高速なレイトレーシング結果が得られます。

最新のアップデートでは、RTX アクセラレーテッド AI デノイズが追加され、ゲーム アーティストがフォトリアルなライティングとシャドウでマテリアルをすばやく可視化できるようになります。

シェーディング、グローバルイルミネーション、リフレクションが改善された RTX アクセラレーテッド レイレーシングは、ビジュアル品質の基準を引き上げ、RTX アクセラレーテッド ベイキングはアセットの生成を高速化します。

NVIDIA Omniverse は、3D コンテンツ制作とコラボレーションのためのプラットフォームです。モジュール式の開発フレームワークにより、簡単に拡張およびカスタマイズできるようにゼロから構築されています。本プラットフォームには Machinima や Audio2Face などの既製の Omniverse アプリに加え、200 を超える Omniverse Kit Extensions のコレクション（特定のタスクを実行するために特別に作成された小さなコード）が含まれています。

ゲーム開発者は、事前に構築されたアプリや拡張機能を使用するか、Omniverse Kitで独自のツールを簡単に構築することができます。これは、基本的なプログラミング知識を持つコーダーが、コンテンツ制作パイプラインを支援する拡張機能、アプリ、マイクロサービスを構築できる堅牢なシステムです。

Omniverse についての詳細は、7 月 22 日の午前 8 時 30 分から 9 時30分（太平洋標準時）に開催される GDC セッション「Collaborative Game Development with NVIDIA Omniverse」で知ることができます。このセッションでは、Unreal Engine 4、3ds Max、Maya などの主要な業界アプリケーション間のコラボレーション ワークフローに関するヒントに加えて、Omniverse Kit での構築方法の紹介を行います。興味のある開発者はこちらから登録できます。

大胆に構築されたStudioの利点

NVIDIA Studio は、世界で最もイノベーティブなマインドに力を与えるために特別に設計されたノート PC とデスクトップ PC でクリエイティブなパフォーマンスの新時代を切り開きました。業界をリードする RTX GPU が搭載されたこれらのマシンは、前例のないレベルのコンピューティングパワーを提供します。

将来のゲーム開発者やコンテンツ制作者は、最新の RTX 30 シリーズ GPU を搭載した NVIDIA Studio ノート PC を使用して創造性を解き放ち、壮大な世界を構築することができるでしょう。

新学期を迎える学生に最適な Studio ノート PC は、最新のゲーム エンジンだけでなく、エンジニアリング、コンピューター サイエンス、データサイエンス、経済学のアプリケーションなどの STEM (Science、Technology、Engineering、Mathematics) 分野の数十のアプリケーションや、クリエイター向けのアプリを高速化します。Studio ノート PC の最新のラインナップは、Studio Shop でご覧いただけます。

ゲーム エンジンやクリエイティブ アプリの開発者とともに、テスターとエンジニアのチームが、継続的に NVIDIA ハードウェアが主要のソフトウェアと連携するために最適化を行い、機能を強化し、繰り返しの工程を減らし、ワークフローを高速化しています。Studio ドライバ は、開発者が必要とするパフォーマンスと信頼性を提供するために広範なテストを受けており、想像力のスピードで大ヒット ゲームを制作するのに役立ちます。

7 月の Studio ドライバで創造性をさらに高める

本日から利用可能な 7 月の Studio ドライバは、Unity、Unreal Engine、Toolbag、Omniverse などのアップデートをサポートしています。

7 月 21 日にリリースされる Enscape 3.1 には、NVIDIA RTX GPU を利用するリアルタイム エンジン用に設計された新しい NVIDIA リアルタイム デノイザーと NVIDIA DLSS のサポートが追加されます。

これにより、低解像度のレンダリングによる高いフレームレートと、AI の超解像を使用した同等の視覚的忠実度のアップスケールが実現され、ビューポートの表示がよりスムーズになります。

Pixar Animation Studios の RenderMan 24 では、ルックデベロップメントに特化したGPU アクセラレーテッド レイトレーサーである RenderMan XPU が追加されました。

ビューポートでの AI デノイズとともに、RenderMan XPU は、アーティストがインタラクティブにアートを制作し、最終フレーム レンダリングを予測する画像を表示できるようにします。

パフォーマンス テストで使用された Maya ティーポット アセットをダウンロードするには、こちらをクリックしてください。

Topaz Video Enhance AI には、新しい RTX GPU Tensor コアを活用した AI 機能である Slow Motion が追加され、アーチファクトを最小限に抑えた高品質でスムーズなスローモーション キャプチャを生成します。

これにより、高価な高フレームレート カメラが不要になります。

最後に、Discord を使用して友人とコラボレーションしたり、コンテンツをおよび共有したりするゲーマーやコンテンツ制作者は、NVIDIA GPU 専用の新しい NVDEC 統合機能を使用して、ビデオのデコーディングを高速化できます。これにより、ビデオ向けのリソースを減らしながら、Discord を介して画面の共有やストリーミングができるようになり、ゲームのパフォーマンスが向上します。

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