Adobe Dimension、Substance Alchemist および Premiere Pro が、RTX 機能を大幅に強化し、さらに新しい Studio ドライバと BOXX からモンスタークラスの 2 つの RTX Studio ワークステーションが登場
デビッド ラシャペル (David LaChapelle) や M ナイト シャマラン (M. Night Shyamalan)、デイヴ グロール (Dave Grohl) といった、世界の主要なクリエイターが、Adobe MAX に参加するためにロサンゼルスに来て、テクノロジを駆使して自分たちの仕事を向上させる方法について語りました。
今年、NVIDIA は NVIDIA RTX テクノロジによって、クリエイティビティをスーパーチャージしています。40 以上の主要なクリエイティブ作業とデザイン向けのアプリケーションが NVIDIA の RTX レイトレーシングと AI プロセッサを使って高速化しています。つまり、PC の前での待ち時間はもうなくなるのです。誰もが、想像力の赴くままに作業を行い、作業内容を即座に反映できるようになっています。
この度、このような大きな進歩を、Adobe Dimension、Substance Alchemistおよび Premiere Pro という、Adobe の 3 つのクリエイティブ アプリケーションでも実感できるようになりました。
2D グラフィックスに3 次元を提供
3D デザインはこれまで、高価で複雑な CAD および DCC ツールの訓練を受けたプログラマーやエンジニアだけのものになっていました。Adobe MAX は、アーティストのクリエイティブ上のポートフォリオを拡大する、新しいアプリケーションと機能によって、3D の障壁を取り除きます。
Adobe Dimension により、数千万人のグラフィック デザイナーやイラストレーターが、Stock アセット、マウスで選択できるマテリアル、ならびにパワフルで新しい NVIDIA RTX で高速化されるレイトレーシング レンダラーを使って、3D の世界に簡単に手頃な価格で踏み入れることができます。
Adobe Dimension は、RTX GPU に搭載された専用のレイトレーシング プロセッサを利用して、3D 環境のレンダリングを劇的にスピードアップします。これにより、ユーザーは動的なライティング、美しいリフレクションおよびソフトなシャドウなどのすべてを、待ち時間なしで確認できるようになります。
Adobe Dimension が、グラフィック デザイナーの 3D 利用をより簡単で、身近なものに
Adobe の 3D および AR エンジニアリング担当ディレクターのロス マッケグニー (Ross McKegney) 氏は、次のように述べています。
「Adobe Dimension の性能を大幅に向上する NVIDIA RTX GPU により、当社はデザイン ワークフローを変容させ、ハイエンドのビジュアルをこれまで以上に速く製作できるようになりました。さらに、当社はインタラクティブなレイトレーシングを加えることで、アーティストが素晴らしい 3D のフォトリアリスティックなシーンをレンダリングできるようになり、彼らの環境を次のレベルに引き上げます。」
Adobe はアーティストがフォトリアリスティックなテクスチャを作り出せるようにする 3D ツールの Substance Alchemist もリリースしています。サーフェスの写真を撮るだけで、あとはツールが魔法のようにライティングやシャドウを取り除き、3D でリライトできるテクスチャにしてくれます。それだけで、プロフェッショナル グレードのテクスチャを作り出せるのです。
Substance Alchemist により新しいテクスチャをいとも簡単に作成できます。
Substance Alchemist のデライティングでは、NVIDIA RTX GPU を活用したディープラーニング AI が採用されています。これまでの素材の作成では、ライティングを取り除くための厄介なマスキングと編集にアーティストは数時間も費やしていましたが、今ではこのような作業を AI が数秒で行ってくれるのです。
映像合成と AI
Adobe が Adobe Premiere を通じて自動リフレームと呼ばれる、GPU で加速する新しい AI の機能をリリースしたことにより、AI のパワーが映像にも活用されます。この機能は、Adobe Sensei AI を使って、例えばスノーボーダーやレースカーのような映像内の最も関連性の高い要素を識別および追跡し、映像コンテンツをさまざまなアスペクト比にインテリジェントにリフレームするものです。NVIDIA RTX GPU を活用しているため、この速度が CPU 利用時と比べて最大で 4 倍速くなります。
自動リフレームは AI を利用して、それぞれの映像フレームの最適な縦型映像をインテリジェントに選びます。
この変換作業を自動化することで、大幅な時間削減が可能になります。世界の動画のおよそ 60 パーセントは、縦向きモードでの使用が圧倒的に多いデバイスである、携帯電話で視聴されています。Facebook や Instagram、Snapchat といったソーシャルメディアのプラットフォームは、動画を縦長のアスペクト比にして、エンゲージメントを増やす傾向が強くなっています。それでも圧倒的多数の動画は、今でも従来の横長の映像で撮られています。新しい自動リフレームにより、ソーシャル メディアに動画をこれまでより早くアップロードできるようになります。
新しい NVIDIA Studio ドライバで製作時間を短縮
Adobe MAX と同じタイミングで、NVIDIA は Adobe の最新リリースと互換性があり、最高の性能を得られる、新しい NVIDIA Studio ドライバをリリースしています。このドライバにより、Adobe Premiere Pro や Autodesk Arnold、Cinebench、REDCINE-X PRO といった、人気のクリエイティブ アプリケーションの性能が最大 12% 向上します1。
このドライバは、Blender Cycles 2.81 Alpha で RTX アクセラレーション レイトレーシングを実現する OptiX 7 にも対応しています。
BOXX の「Beasts」がプロフェッショナルグレードの性能を実現
他にも盛り上がるニュースがあります。BOXX のAPEXX W4L と APEXX S3 は、凄まじいパワーを持っています。
これら 2 つの「Beasts」は、もっとも困難なクリエイティブ タスクにも余裕を持って対処できる、信じられないような性能を持っています。W4L には、驚異的な 192GB の VRAMを持つ最大 4 つの Quadro RTX 8000 GPU、768GB のシステム メモリ、および Intel Xeon W プロセッサを搭載することができます。さあ、これでプロジェクトを思い通りに進めましょう!
RTX Studio ノート PC とデスクトップには RTX GPU と、専用の SDK と Studio ドライバからなる NVIDIA Studio Stack が組み合わされています。これは、プロジェクトを記録的な早さで完了するためのハードウェアとソフトウェアのパワフルな組み合わせです。ウェブストアや小売店で適切なシステムをお求めの際は、RTX Studio バッジをお探しください。