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Epic Games 社、GDC の『Reflections』デモでゲームの映画的未来像を提示

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「はるか彼方の銀河系で」過ごしたことのある人は 1 人もいません。しかし、職務中の失言のあと経験する苦難には、誰もが共感できます。たとえ、部下を氷の惑星ホスへ送れるような人物に仕えているわけではなくてもです。

Epic Games 社は、3 月 21 日、ILMxLAB、NVIDIA と共同で、ゲームの映画的未来を垣間見させてくれる紹介映像を公開しました。その映像デモは驚くほど美しく、また、遊び心があります。フィーチャーされるのはヘマをしたストームトルーパーの 2 人で、彼らは氷の大地へ放り出される羽目になります。

この『Reflections』というタイトルの短いデモは、サンフランシスコの GDC (ゲーム デベロッパーズ カンファレンス) 会場に面して開催された Game Epic 社の「すばらしい (Epic)」イベント中に公開され、ゲーマー、報道関係者、業界関係者に衝撃を与えました。

このデモは発表されたばかりの NVIDIA RTX と NVIDIA GPU 上で動作し、詳しい人でなければ映画と区別できないようなゲーム グラフィックスの世界を垣間見させてくれました。NVIDIA RTX は、コンテンツ制作者とゲーム開発者に、映画レベルの品質でリアルタイムのレンダリングを提供するレイ トレーシング技術です。

「今は、ゲーマーにとっても、ゲーム開発者にとっても、とてもわくわくする時代です」Epic Games 社の創業者兼 CEO のティム スウィーニー (Tim Sweeney) 氏は、デモに先立ち、こう語りました。

このデモでは、レイ トレーシングというグラフィックス技術が紹介されました。これは、ハリウッド超大作に向けた映画用 SFX を作り出すのに長らく使われており、シーン内の事物の表面に反射する光線の経路を追跡することによる技術です。(詳細は「レイ トレーシングとラスタライズの違い」をご覧ください。)

それによって非常にリアルなグラフィックス レンダリングが生み出されるものの、これまでは、リアルタイムで使うとなると処理能力的に厳しいことが常でした。しかし、それが変わってきています。

ILMxLAB のコンテンツ プラットフォーム戦略責任者であるモヘン レオ (Mohen Leo) 氏は、『Reflections』デモを発表する直前、レイ トレーシングについてこう語りました。「必要なリアリズムを達成するのに、他の方法はありません」

Game Epic 社のチームは ILMxLAB、そして NVIDIA と共に、デモのため 12 月上旬から作業を始めました。そのために使用されたのが、NVIDIA DGX Station です。これには Tesla V100 GPU が 4 基搭載され、Epic 社の Unreal Engine と NVIDIA RTX レイ トレーシング技術が採用されています。

また、NVIDIA はレイ トレーシングにおけるノイズ除去モジュールを GameWorks SDK に追加し、ゲーム開発者が新機能を利用できるよう支援すると発表しました。更新版の GameWorks SDK は近日リリース予定であり、エリアライトからのレイトレースによるシャドウ、光沢感のある反射表現、アンビエント オクルージョンがサポートされます。

GDC のデモでは、レイ トレースによる反射表現、エリアライトからのレイ トレースによるシャドウ、キャラクターを対象としたレイ トレースによるアンビエント オクルージョンなどの技術が紹介されましたが、これらはレイ トレーシングを取り巻く技術的話題のごく一部にすぎません。その全体は GDC でこれから明らかになるでしょう。

GDC に関するより詳しい情報については、NVIDIA の FacebookTwitterGeForce.com で更新される報告をご覧ください。


Brian Caulfield

Brian Caulfield edits NVIDIA's corporate blog. Previously, he was a journalist with Forbes, Red Herring, and Business 2.0. He has also written for Wired magazine.

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