現在、すべての従業員を対象に全社規模で仮想化を取り入れるメリットを理解する企業が増えています。こうした需要の高まりに対応し、IT部門が仮想デスクトップを全従業員に低コストで提供できるようにするため、Tesla M10を搭載したNVIDIA GRIDが設計されました。
このたび量産出荷が開始されたTesla M10は、単一GPUにおける業界最高のユーザー密度を誇り、ボード1枚あたり64ユーザー(つまり、ボード2枚を搭載したサーバー1台あたり最大128ユーザー)をサポートします。Outlook、Office 2016、Webブラウザー、Adobe Photoshop、Windows 10オペレーティング・システムなど、最新のビジネス・アプリケーションを使用するナレッジ・ワーカーは、最高の仮想ユーザー体験享受できます。
新しいNVIDIA GRID Monitoringを搭載した2016年8月リリースのGRIDとTesla M10を組み合わせて使用することにより、企業は、ホストとゲストの両レベルでもっとも広範なvGPUの制御性と可視性を得ることができます。これらが一体となって、グラフィックス・アクセラレーテッド仮想化への投資効果を最大化するのに必要な、アクション可能な洞察をもたらします。
現在のところ、Dell、Nutanix、Supermicroといった大手ベンダーが提供する23を超える認定システムで、Tesla M10がサポートされています。
初期のテストで、Tesla M10はCPUのみのシステムと比べ、ストリーミング・ビデオや、webGL、グラフィカルWebアプリなどの用途において、大幅なパフォーマンスの向上を達成しています。ほかにも、CPU使用率が最大18%削減されているため、リソースを他のタスクに割り当てることができます。(1)
NVIDIAの早期アクセス・プログラムに参加されたお客様も大きな効果を実感されています。
Autodeskのインフラストラクチャ・エンジニアであるマット・ウォール(Matt Wahl)氏は、次のように述べています。「当社で実施したTesla M10の初期テストでは、当社のGPUサーバーの1つでパフォーマンスを損なうことなく2倍のユーザー数をサポートできることがわかりました」
Tesla M10を搭載したNVIDIA GRIDは、8月29日~9月1日に開催されるVMworldのNVIDIAブース(#955)で展示されます。また、Dellのブース(#1431)では、Tesla M10を搭載したDell PowerEdge R730が展示される予定です。お客様の社内でグラフィックス仮想化への完全な移行を行う方法の詳細については、VMworldでのNVIDIAによる各講演にお越しください。また、#VMworldで、このイベントに関するすべての最新情報をフォローしてください。
- Tesla M10でNVIDIA GRID vPC 512MB(利用可能な最小サイズ)プロファイルを使用した社内主観テストに基づく