理化学研究所は、文部科学省が進める AIP プロジェクト (人工知能、ビッグデータ/IoT、サイバーセキュリティ統合プロジェクト) の研究開発拠点として昨年、「革新知能統合研究センター」を設置しました。
この度、同研究センターにおける人工知能研究を支える大規模計算リソースとして、「ディープラーニング解析システム」が導入されます。富士通株式会社様が受注されたこのシステムでは、GPU 計算ノードとして NVIDIA の「AI スーパーコンピューター」 DGX-1 が採用されました。
DGX-1 は、最新の Pascal アーキテクチャ GPU である Tesla P100 を 8 基搭載し、ディープラーニングの学習処理で活用される半精度浮動小数点 (FP16) 演算では 170 テラフロップスの性能を持ちます。
今回の「ディープラーニング解析システム」には 24 台の DGX-1 が導入され、FP16 演算性能は総計 4 ペタフロップスに達します。これは、現在 NVIDIA のお客様が運用する DGX-1 クラスターとして、世界最大となります。
この AI スーパーコンピューター システムの導入を記念して、COREDO 日本橋の革新知能統合研究センター拠点においてセレモニーが開催され、杉山 将 センター長、富士通株式会社テクニカルコンピューティングソリューション事業本部長 國澤 有通様、NVIDIA チーフサイエンティスト Bill Dally、NVIDIA 日本代表 大崎 真孝、そして研究者の皆さんが DGX-1 の筐体にそれぞれの「思い」をサインしました。
本システムが世界をリードする革新的人工知能研究のお役に立てることを、我々も大変光栄に思います。
左から富士通株式会社テクニカルコンピューティングソリューション事業本部長 國澤 有通様、革新知能統合研究センター 杉山 将 センター長、NVIDIA チーフサイエンティスト Bill Dally、NVIDIA 日本代表 大崎 真孝
詳しくは理化学研究所様の国内最大規模の AI 研究専用システム「ディープラーニング解析システム」を構築をご覧ください。