NVIDIA BlueField DPU、「第27回半導体・オブ・ザ・イヤー2021」の「半導体デバイス部門」において優秀賞を受賞

投稿者: NVIDIA Japan

2021年10月に東京ビッグサイトにて開催された「電子機器トータルソリューション」展内で、「第27回半導体・オブ・ザ・イヤー 2021」の受賞式が行われました。同賞は「半導体デバイス部門」、「半導体製造装置部門」、「半導体用電子材料部門」の3部門ごとに製品が選出され、「半導体デバイス部門」の優秀賞にNVIDIA BlueField データ プロセッシング ユニット(DPU)が選出されました。これでNVIDIAが「半導体デバイス部門」で受賞したのは5回目となります。

株式会社産業タイムズ社の発行する「電子デバイス産業新聞」では、毎年「半導体・オブ・ザ・イヤー」を選出しており、本年度は、2020年4月から2021年3月の間に発表された新製品、技術を対象に、各社の応募ならびに本紙記者の推薦の中から厳選な投票により入賞製品が選定されました。最新のエレクトロニクス製品開発において、日本で最も貢献した半導体関連製品を称える賞となります。

今回受賞したNVIDIA BlueField DPUは、多岐にわたる高度なネットワーク、ストレージ、セキュリティ サービスで負荷分散、高速化、分離を行い、クラウド、データ センターからエッジまで、あらゆる環境の様々なワークロードのために安全かつ高速化されたインフラストラクチャを提供します。クリティカルなネットワーク、ストレージおよびセキュリティのタスクを CPU からオフロードし、CPUにビジネスアプリケーションへの処理に集中させることができます。これによりデータセンターの効率を向上させることができます。

また、今回NVIDIAが受賞した半導体デバイス部門は、半導体そのものだけでなく、それを取り巻く全体のプラットフォームも評価対象としています。NVIDIA GPUの統合開発環境として「NVIDIA CUDA」を提供しているように、NVIDIA DPUでも統合環境として「NVIDIA DOCA」を提供しています。DOCAを使用して開発されたアプリケーションは、将来のNVIDIA DPU製品での互換性が確保され、DPU世代間のシームレスなトランジションを可能にし、将来にわたる投資保護を実現します。

株式会社産業タイムズ社の代表取締役社長、吉満大輔氏は表彰式冒頭のあいさつで以下のように述べています。「開発の斬新さ、社会に与えたインパクト、将来性を考慮し、選定させていただきました。毎年様々な半導体製品や新技術が発表されますが、その中でもこの度受賞した製品はまさに半導体産業の今を代表する素晴らしい製品と言えます。」

次いで、選考に関わった電子デバイス産業新聞の編集長である津村明宏氏によって選考に関する以下のような説明がありました。

「Beyond 5Gそして6Gと進化し、通信は世の中を支える重要なテクノロジです。その通信という領域におけるNVIDIAの取り組みに注目してきました。NVIDIAの企業のとして変容には目を見張るものがあり、NVIDIA DPUはそれを象徴する製品であることを強く感じました。」
また、津村氏は、最後に次世代のNVIDIA DPUであるNVIDIA BlueField-4 DPUについて今後の大きな期待についても語り、コメントを締めくくりました。