センシング能力と処理能力が急速に進歩している中、自律走行車の開発が、その実現に向けて加速しています。世界最大規模の自動車メーカー、ティア 1 サプライヤーや電子機器のサプライヤー、ならびに研究機関がある日本は、世界最高レベルの自動運転テクノロジを誇っています。
9 月 13 日、14 日と 2 日間に渡って開催される国内最大の AI カンファレンス、GTC Japan には自動運転のエキスパートが多数登壇/出展します。
世界屈指のエキスパートが登壇
自動車業界が自動運転車、トラックおよびシャットルの世界展開に向けて突き進んでいる中、各企業は、未来の車両の最適化に取り組んでいます。センサーからソフトウェア、人とマシンのインタラクションまで、自律走行車は私たちの移動方法に革新をもたらします。
それでは、このロジスティクス革命を牽引する、自動車メーカーやサプライヤー、研究機関の有識者が登壇するセッションをいくつかご紹介いたしましょう。
- SUBARU 自動運転 PGM 主査 1 課の小山 哉 氏による、スバルの自動運転のロードマップの概要、ならびに周囲認識と強化学習による車両制御の開発状況についての説明。
- 金沢大学の菅沼 直樹 准教授による、市街地での自律走行車のテストにおいて、ニューラル ネットワークのパフォーマンスを評価する際のベスト プラクティスについての研究。
- 豊田工業大学の Vijay John 准教授が語る、カメラベースのディープ ニューラル ネットワークを使った、フリース スペースと物体検知のためのセンサー フュージョン フレームワーク。
- 立教大学 ビジネス スクールの田中 道昭 教授 (ストラテジー & マーケティング専門) による、自動運転で実現する都市デザインと新たな働き方・暮らし方・生き方、自動運転実用化のためのテクノロジ進化のポイントや次世代自動車産業における競争戦略の条件の説明。
- 本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第12技術開発室 第2ブロック 研究員の伊藤 修 氏が語る、自動車メーカーと規制当局が機械学習テクノロジを活用して、歩行者を保護する方法。
- 日立超LSIシステムズ 組込ソリューション設計部部長の猪貝 光祥 氏による、GPU テクノロジを使った、カメラベースの自動運転ソリューションの実装についての説明。
- dSPACE Japan (株) 代表取締役社長の宮野 隆 氏による、メーカーが自動運転用ソフトウェアをモジュラー アプローチで統合できるようにする製品、RTMaps の紹介。
業界最先端の出展者
著名かつ魅力的な登壇者に加え、GTC Japan のショー フロアでは、世界的企業の出展ブースが展開され、最先端の自動運転テクノロジを体験することや、業界エキスパートから直に説明を受ける機会が提供されます。
ソニーセミコンダクタソリューションズやパナソニック セミコンダクターソリューションズ、オムロン オートモーティブエレクトロニクスやパイオニアといったテクノロジ企業のブースでは、量産に向けた自動運転用のセンサーの最新状況を知ることができます。自動運転用のオープンなソフトウェアを開発するティアフォーは、昨年に引き続き、NVIDIA の車載 AI コンピューターを搭載した AI モビリティを展示します。
さらに深く知る
AI を搭載した自動運転の世界をより身近に経験いただくため、GTC Japan では、自動運転テクノロジの開発に焦点を当てた、Deep Learning Institute ラボが開催されます。「自律走行車のためのディープラーニング (Deep Learning for Autonomous Vehicles)」のコースでは、車両認識に焦点を当てた、自動運転車向けディープ ニューラル ネットワークをデザイン、学習およびデプロイする方法が採り上げられます。
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