現代の石油・ガス探査は、さまざまな場所にいる地質学者、地球物理学者、地図製作者、エンジニアの相互協力を必要とする複雑なプロセスです。

仮想化における最近の進歩により、企業はさらに踏み込んで、かつてない範囲を探索できるようになっています。その顕著な例として、ブラジルのOuro Preto Oleo e Gasが挙げられます。

この創業6年の総合エネルギー企業では、石油・ガスの探査にとって重要な2Dおよび3Dアプリケーションの仮想化に、NVIDIA GRIDテクノロジを利用しています。たとえば、SchlumbergerのPetrelやHaliburtonのLandmarkのようなアプリケーションでは、複雑な3Dデータの仮想化を行うために高レベルのリソースが求められます。

油層シミュレーション

Ouro Pretoは、このようなグラフィックス集中型のアプリケーションを、クラウドから外出先の専門家にデバイスを問わず提供するため、NVIDIA GRIDに注目しました。

Ouro Preto Oleo e GasでIT管理を促進するエドアルド・クンハ（Eduardo Cunha）氏は、次のように述べています。「NVIDIA GRIDを採用することで、地質学者と地球物理学者は、高性能のハードウェアを必要とするソフトウェアを、各自のPC、タブレット、さらには携帯電話からでも利用できるようになりました。当社では、すでに従業員が各自のタブレットを使用してリモートから地震データを操作しています」

NVIDIA GRIDによって、Ouro Pretoは、リソースを特定のアプリケーションに割り当て、高品質な2Dおよび3Dグラフィックスを、優れたパフォーマンスとユーザ・エクスペリエンスで提供できるようになりました。Ouro Pretoチームは、複数のユーザ間でGPUを共有することで、共通のローカル・ワークステーション・エクスペリエンスを手元のマシンで実現しています。

クンハ氏は次のように続けます。「当社は、NVIDIA GRIDを利用して、地質学者、地球物理学者、掘削エンジニア、地図製作エンジニアをはじめ、技術領域全体を仮想化しました。仮想化は、デスクトップやアプリケーションの提供、保護、管理を行い、コストを削減し、エンド・ユーザがいつでも、世界のどこからでも、あらゆるデバイスで作業できることを保証する、これまでにないシンプルなアプローチをもたらします」

NVIDIA GRIDがいかにビジネスを変革しているかについて、http://www.nvidia.co.jp/object/nvidia-grid-jp.htmlで詳細をご覧ください。