アウディ。ポルシェ。BMW。フォルクスワーゲン。ベントレー。自動車業界の一流企業とともに、NVIDIAは第86回ジュネーブ国際モーターショーに参加しました。各社は、つややかに光るデジタル・コクピットや、新世代のドライバー支援と自律運転機能で、新しいモデルやコンセプトを打ち出しています。
70万人を超える訪問者が、この美しいスイスの街に詰めかけ、自動車の最新モデル、機能、テクノロジを見に来ることになります。NVIDIAのテクノロジは現在1000万台を超える車で使用され、今後5年間でさらに何千万台も増えると予測されており、見どころが豊富です。
展示のハイライトをいくつかご紹介します。
アウディ、Q2をデジタル・ネイティブ世代向けに投入
アウディの新しいQ2は、デジタル・ネイティブと呼ばれる新世代をターゲットとするSUVです。オプションで、オール・デジタルのアウディ・バーチャル・コクピットとヘッドアップ・ディスプレイを選択できます。インフォテイメント・オプションには、オンラインのAudi Connectで使用する、NVIDIA搭載のすばらしいナビゲーション・システムが含まれています。さらに、アウディQ2は、ドライバー支援システムのクラス・ベンチマークを再定義するような存在となっています。アウディのPre Sense Front機能により、歩行者や車両との衝突を回避でき、速度の上げ下げや渋滞支援の機能を備えたアダプティブ・クルーズ・コントロール機能により、日常の通勤の負担がほとんどなくなります。
ベントレーの威厳、ミュルザンヌはアートの域へ
ベントレーの壮麗なミュルザンヌは大幅な改良が施され、スタイルもテクノロジも新しくなりました。もっとも目立つ変更点の1つは、タッチスクリーンの新しいインフォテイメント・システムです。8インチのタッチスクリーン・ディスプレイと60GBのソリッドステート・ハードドライブが特徴です。購入者は新しい「ベントレー・エンターテイメント・タブレット」を指定することもできます。これは10.2インチのAndroidベースのタブレットで、フロントシートの後ろに装備され、SpotifyやSkypeなどさまざまなアプリにアクセスできます。
BMWはパフォーマンスを強化
BMWの最新製品は非常にパワフルなうえに、高度なNVIDIA搭載コクピットを備えています。新型BMW M760Liは、同社のMパフォーマンス・ブランド初の12気筒エンジンを誇ります。この600馬力のセダンは、3.9秒で時速60マイル(約96キロ)に達します。
ポルシェのターボチャージャー・テクノロジ
ポルシェはパワーとテクノロジを満載した、新型718ボクスターを初披露しました。300馬力、2.0リットル、ターボチャージャー付き4気筒エンジンにより、わずか6.9リットルの燃料で100キロメートル走行できます。NVIDIAが搭載された、まったく新しいタッチスクリーンのインフォテイメント/ナビゲーション・システムも特徴です。
フォルクスワーゲンは新しいコンパクトSUVコンセプトを披露
フォルクスワーゲンの展示のハイライトは、新しいコンパクトSUV、T-Cros Conceptでしょう。フォルクスワーゲンは、デジタル・コクピットにNVIDIAのプロセッサを採用しており、値頃感のあるSUVが従来のコンパクト・カーに代わってトレンドとなると予想しています。
ジュネーブ・モーターショーは3月13日まで開催されました。