NVIDIA RTX 500 および 1000 プロフェッショナル向け Ada 世代 Laptop GPU により、あらゆる場所で AI を活用したワークフローが可能に

投稿者: John Della Bona

薄型軽量のデザインで、プロフェッショナル向けの先進的かつパワフルな AI、コンピューティングおよびグラフィックス機能を外出先で実現

生成 AI とハイブリッド ワークな環境が新たな標準となっているなか、コンテンツ クリエイター、研究者またはエンジニアのいずれであっても、あらゆるプロフェッショナルは、業界で最も困難な課題に外出先でも取り組むことのできる、AI の活用が可能なパワフルなノート PC を必要としています。

新しい NVIDIA RTX 500 および 1000 Ada 世代 Laptop GPU は、持ち運びに便利な最新のモバイル ワークステーションに搭載可能となっており、RTX 2000、3000、3500、4000 および 5000 Ada 世代 Laptop GPU を含む NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャ ベースのモバイル ワークステーションのラインアップは拡大を続けています。

AI は、プロフェッショナルなデザインやコンテンツの制作ワークフロー、および日々の生産性アプリケーションなどで効率を向上させるために急速に採用されており、システム内にローカルのパワフルな AI アクセラレーションと十分な処理能力を持つことが重要になっています。

RTX 500 および 1000 GPU などの Ada 世代 GPU を搭載した、次世代のモバイル ワークステーションには、CPU のコンポーネントであるニューラル プロセッシング ユニット (NPU) と、AI 処理向けの Tensor コアを含む NVIDIA RTX GPU の両方が実装されます。NPU が軽量な AI タスクをオフロードする一方、GPU は要件がますます厳しくなっている日々の AI ワークフローに対応するために最大 682 TOPS の AI パフォーマンスを提供します。

RTX 500 RTX 1000 RTX 2000 RTX 3000 RTX 3500 RTX 4000 RTX 5000
TOPS* 154 193 232 319 369 538 682

* スパース性を備えた INT8 TOPS (最大値)

GPU による高度な AI アクセラレーションにより、高品質な AI エフェクトを使用したビデオ会議、ビデオのストリーミングの AI アップスケーリング、あるいは生成 AI やコンテンツ制作アプリケーションによる作業の高速化といった、AI を使った多様なタスクに対応できるようになります。

新しい RTX 500 GPU は、CPU のみの構成と比較して、Stable Diffusion のようなモデルで最大 14 倍の生成 AI パフォーマンスを提供し、AI を使った写真編集を最大 3 倍に高速化し、3D レンダリングで最大 10 倍のグラフィックス性能を実現します。これにより、従来のワークフローと新たなワークフローで生産性が飛躍的に向上します。

あらゆる業界でプロフェッショナルのワークフローを向上

RTX 500 および 1000 GPU を搭載したコンパクトなデザインのノート PC により、ユーザーはあらゆる場所で AI を活用してワークフローを向上させることができます。ビデオ編集者は、バックグラウンド ノイズの除去といったタスクを AI を使って効率化できるようになります。グラフィック デザイナーは、AI アップスケーリングでぼやけた画像を鮮明に蘇らせることができます。プロフェッショナルは、高品質なビデオ会議配信のために AI を使用し、外出先でも作業することが可能になります。

高度なレンダリング、データサイエンスおよびディープラーニングのワークフローで AI を利用したいと考えているユーザーのために、NVIDIA は、RTX 2000、3000、3500、4000、5000 Ada 世代 Laptop GPU も揃えています。3D クリエイターは AI デノイジングとディープラーニング スーパーサンプリング (DLSS) を使って、リアルタイムでフォトリアルなレンダリングを可視化することができます。企業は、ローカルの大規模言語モデルを使い、チャットボットのようなインターフェースで社内のナレッジ ベースへの問い合わせができるようになります。また、研究者および科学者は、データサイエンス、AI モデルのトレーニングとチューニング、および開発プロジェクトの試行ができます。

NVIDIA RTX がもたらすパフォーマンスとポータビリティ

NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャがベースとなっている RTX 500 および 1000 GPU により、軽量薄型のノート PC で以下のような最新のテクノロジが利用できるようになります。

  • 第 3 世代の RT コア: 前世代の最大 2 倍のレイトレーシング性能で、忠実度の高い、フォトリアルなレンダリングを実現します。
  • 第 4 世代の Tensor コア: 前世代の最大 2 倍のスループットにより、ディープラーニングのトレーニング、推論、および AI を活用したクリエイティブ ワークロードを加速します。
  • Ada 世代の CUDA コア: 前世代に比べて単精度浮動小数点 (FP32) スループットが最大で 30% 向上し、グラフィックスおよびコンピューティングのワークロードでの大幅な性能向上が実現します。
  • 専用の GPU メモリ:4GB メモリ搭載のRTX 500 と 6GB メモリ搭載のRTX 1000 GPU により、ユーザーは要件の厳しい 3D および AI のアプリケーションを実行できるようになり、大規模なプロジェクト、データセットおよびマルチアプリのワークフローにも対応できるようになります。
  • DLSS 3:AI を活用したグラフィックスにブレイクスルーをもたらし、高品質なフレームを追加で生成することにより、性能を大幅に向上させます。
  • AV1 エンコーダー:H.264 に比べて効率性が最大で 40% 向上している AV1 に対応した、NVENC とも呼ばれている第 8 世代の NVIDIA エンコーダーが、ブロードキャスティング、配信およびビデオ通話の可能性を広げます。

発売予定

新しい NVIDIA RTX 500 および 1000 Ada 世代 Laptop GPU は、今春より、Dell Technologies、HP、Lenovo および MSI を含む、世界の製造パートナーのモバイル ワークステーションで利用いただけます。

NVIDIA RTX Laptop GPU についての詳しい最新情報もご覧ください。