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NVIDIA が CES でゲーミング、創造、生成 AI、ロボティクスの革新を発表

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CES 2024 での NVIDIA 特別講演のハイライトにおける新しい GeForce RTX 40 SUPER シリーズ GPU、AI 対応ノート PC の新機種、生成 AI ツール

AI 革命は今週、その原点に立ち戻り、強力な新しいツールをゲーマーとコンテンツ クリエイターにもたらしました。

ゲームやアプリケーションにリアルなキャラクターをもたらす生成 AI モデルや、ゲーマーやクリエイターのための新しい GPUは、今週のラスベガスでの CES に先立ち、ニュース満載だった月曜日の講演におけるハイライトの 1 つでした。

「今日、NVIDIA は最新のテクノロジ トランスフォーメーション、すなわち生成 AI の中心にあります」と語るのは、NVIDIA の GeForce 担当シニア バイス プレジデントであるジェフ フィッシャー (Jeff Fisher) で、ゲーミング、コンテンツ制作、ロボティクス全体で製品やパートナーシップの紹介を NVIDIA の各担当のリーダーが行いました。

生成 AI の発射台

フィッシャーは、AI が主流にシフトし、1 億基以上出荷実績を持つ NVIDIA の RTX GPU は、ChatGPT や Stable Diffusion などの革新によって例示される生成 AI の急成長分野で極めて重要であると述べました。

10 月に、NVIDIA は TensorRT-LLM for Windows ライブラリをリリースし、RTX PC で Llama 2 や Mistral などの LLM を最大 5 倍に加速しました。

また、今月後半にリリースされる新しい Chat with RTX プレイグラウンドにより、エンスージアストは RTX で高速化された LLM を、ローカルに保存されたドキュメントや YouTube ビデオのような独自のデータに接続することが可能になります。これには、生成 AI モデルの正確度および信頼性を高める Retrieval-Augmented Generation (RAG) という手法が使われています。

フィッシャーはまた、人気の高い Automatic1111 Text-to-Image 変換アプリに Stable Diffusion XL および SDXL Turbo の TensorRT アクセラレーションを導入し、パフォーマンスを最大 60% 向上させたことを紹介しました。

デジタル アバター用の生成 AI モデルを使用したNVIDIA Avatar Cloud Engine (ACE) マイクロサービス がデビュー

NVIDIA ACE は、生成 AI でデジタル アバターを実現するテクノロジ プラットフォームです。ACE AI モデルは、クラウドまたはローカルの PC にて実行されるように設計されています。

NVIDIA のシニア プロダクト マネージャーであるセス シュナイダー (Seth Schneider) は、Convai の新しいテクノロジをフィーチャーした ACE デモが、どのように機能するかを説明しました。

まず、プレイヤーの音声入力が、音声をテキストに変換する NVIDIA の自動音声認識モデルに渡されます。次に、テキストが LLM に入力されて、キャラクターの応答が生成されます。

その後、テキストの応答は Text-to-Speech モデルを使用して音声に変換され、アニメーション モデルに渡されてリアルなリップ シンクが作成されます。最後に、ゲーム シーンに動的なキャラクターがレンダリングされます。

CES では、NVIDIA は NVIDIA Audio2Face および NVIDIA Riva Automatic Speech Recognition の ACE プロダクション マイクロサービスを発表しました。現在利用可能な各モデルは、開発者がパイプラインに個別に組み込むことができます。

NVIDIA はさらに、ゲームやインタラクティブなアバターの開発者が、ゲームやアプリケーションでプレイヤーとノンプレイアブル キャラクター間の相互作用を変革するために、ACE と生成 AI テクノロジを使用して先駆的な方法を開発していることを発表しました。ACE を導入している開発者には、ConvaiCharisma.AIInworldmiHoYoNetEase GamesOurPalmTencentUbisoftUneeQ が含まれます。

Getty Images が NVIDIA Picasso を活用した AI 画像生成ツール Generative AI by iStock をリリース

生成 AI は、デザイナーとマーケティング担当者がコンセプトの画像、ソーシャル メディア コンテンツなどを作成できるようにしています。本日、iStock by Getty Images が、視覚デザインの AI ファウンドリである NVIDIA Picasso により構築された生成 AI サービスをリリースしたことをフィッシャーは発表しました。

iStock サービスにより、Getty Images の使用権許諾済みかつ商業的に安全なクリエイティブ コンテンツの広範なカタログでトレーニングされた AI モデルを使用して、誰でもテキストから 4K 画像を作成できます。顧客が生成された画像を強力に制御できるようにする新しい編集アプリケーション プログラミング インターフェイスもまもなく登場します。

生成 AI サービスは本日、istock.com で利用可能になり、API を介して高度な編集機能がリリースされます。

NVIDIA、GeForce RTX 40 SUPER シリーズを発表

フィッシャーは、より多くのゲーミングと生成 AI パフォーマンスを備えた GeForce RTX 40 SUPER GPU の新しいシリーズを発表しました。

フィッシャーは、GeForce RTX 4080 SUPER は 4K でフル レイトレースのゲームを動かすことができると述べました。フレーム生成を使用せずに最もグラフィックスの要求の高いゲームで RTX 3080 Ti よりも 1.4 倍高速です。836 AI TOPS を備えており、NVIDIA DLSS フレーム生成によって追加のパフォーマンス ブーストが提供され、RTX 4080 は RTX 3080 Ti の 2 倍高速になります。

クリエイターは、Stable Video Diffusion で 1.5 倍速くビデオを生成でき、Stable Diffusion XL で画像を 1.7 倍速く生成できます。RTX 4080 SUPER は、より多くのコアとより高速なメモリを備えており、999 ドルという素晴らしい新しい価格でパフォーマンス エッジを提供します。1 月 31 日から販売が開始されます。

次にご紹介するのは RTX 4070 Ti SUPER です。NVIDIAはより多くのコアを追加し、フレーム バッファを 16GB に、メモリ バスを 256 ビットに増やしました。3070 Ti よりも 1.6 倍高速で、DLSS 3 を使用すると 2.5 倍高速であるとフィッシャーは語ります。RTX 4070 Ti SUPER は 1 月 24 日に 799 ドルからの価格で発売されます。

フィッシャーはさらに RTX 4070 SUPER を紹介しました。NVIDIA は 20% 多くのコアを追加しており、電力を抑えながら、RTX 3090 よりも速くなっています。また、DLSS 3 を使うと、最も要求の厳しいゲームで 1.5 倍高速になります。1 月 17 日に 599 ドルからの価格で発売されます。

NVIDIA RTX Remix オープン ベータが今月登場

毎年 100 億以上のゲーム MOD がダウンロードされています。RTX Remix を使用すると、MOD 制作者は、フル レイトレース、DLSS、NVIDIA Reflex、および低解像度テクスチャを 4K の物理的に正確なマテリアルに変換する生成 AI テクスチャ ツールでクラシック ゲームをリマスターできます。RTX Remix アプリは、1 月 22 日にオープン ベータがリリースされます。

RTX Remix は既に、NVIDIA の『Portal with RTX』および MOD 制作者による『Portal: Prelude RTX』で見事なリマスターを実現しています。現在、Orbifold Studios は RTX Remix を使用して史上最高と評されるゲームのひとつのコミュニティ リマスターである『Half-Life 2 RTX: An RTX Remix Project』を開発しています。

この新しい『Half-Life 2 RTX』ゲームプレイ トレイラーをご覧ください。

Twitch と NVIDIA がマルチエンコードのライブストリーミングをリリース

Twitch は、コンテンツ クリエイターにとって最も人気のあるプラットフォームの 1 つであり、毎月 700 万人以上の配信者が毎日 3,500 万人の視聴者にライブ配信しています。フィッシャーは、これらの視聴者はあらゆる種類のデバイスやインターネット サービスを使用していると説明しました。

しかし、多くの Twitch 配信者は、単一の解像度と品質レベルでのブロードキャストに限定されています。その結果、より多くの視聴者にリーチするために、より低品質で送信する必要があります。

これに対処するために、Twitch、OBS、および NVIDIA は、すべての RTX GPU でサポートされた Enhanced Broadcasting を発表しました。この新機能により、配信者は最大 3 つの同時ストリームを Twitch へさまざまな解像度と品質で送信できるため、各視聴者は最適な体験を得ることができます。

ベータのサインアップは本日から始まり、今月後半に公開されます。Twitchは、GeForce RTX 40 シリーズ GPU で 4K と AV1 を実験し、より優れた品質と高解像度のストリーミングを提供する予定です。

AI 対応 RTX ノート PC の「新しい波」

RTX は、過去 4 年間で 5 倍に成長した最も急成長しているノート PC プラットフォームです。世界中のゲーマーやクリエイターが 5,000 万を超えるデバイスを楽しんでいます。

そしてさらなる動きがあります。フィッシャーは、すべての主要メーカーから発売される RTX ノート PC の「新しい波」を発表しました。「強力な RT コアと Tensor コアのおかげで、すべての RTX ノート PC は最高のゲーミングと AI 体験のための AI の準備ができています」とフィッシャーは語りました。

GeForce RTX は、1 億基の GPU と 500 の RTX ゲームとアプリのインストール ベースを備えており、ゲーマー、クリエイター、そして現在は生成 AI 向けの世界最大のプラットフォームです。

Activision および Blizzard Games が RTX を活用

今年の The Game Awards で 3 つの賞を受賞した『Alan Wake 2』を含む 500 を超えるゲームとアプリが現在、NVIDIA RTX テクノロジを利用しています、と NVIDIA のシニア コンシューマー マーケティング マネージャー、クリスティーナ バーツ (Kristina Bartz) は述べました。

NVIDIA テクノロジがどのように人気のあるゲームに統合されているかについて説明する NVIDIA シニア コンシューマー マーケティング マネージャー、クリスティーナ バーツ

RTX ゲームのリストは、拡大を続けています。

『Horizon Zero Dawn』の続編であり、高い評価を得ている『Horizon Forbidden West』が、今年の初めに PC に登場します。これには、「焦熱の海辺」拡張コンテンツが含まれており、さらに DLSS 3 によって加速されます。

『Pax Dei』は、中世の伝説をもとにしたソーシャル サンドボックス MMO ゲームです。CCP Games、Blizzard、Remedy Entertainment 出身のベテランと MainFrame Industries によって開発された『Pax Dei』は、この春に AI アクセラレーテッド DLSS 3 を搭載して PC で早期アクセスを開始します。

昨年の夏、『ディアブロ IV』は DLSS 3 を搭載して発売され、すぐに Blizzard の最速販売記録をもつゲームになりました。RTX レイトレースが、3 月に『ディアブロ IV』に導入されます。

現在、500 以上のゲームやアプリが NVIDIA RTX テクノロジを活用しており、今後もさらに増えていく予定です

Day Pass と G-SYNC テクノロジが GeForce NOW に登場

バーツは、NVIDIA と Activision とのパートナーシップは、GeForce NOW とともにクラウドにも拡張されていると述べました。11 月に、NVIDIA は最初の Activation と Blizzard のゲーム、『Call of Duty: Modern Warfare 3』を GeForce NOW に迎えました。間もなく『ディアブロ IV』と『オーバーウォッチ 2』が登場します。

GeForce NOW は 2 月から Day Pass メンバーシップ オプションを追加します。Priority と Ultimate の Day Pass は、ゲーマーにサーバーへの最速のアクセスを丸一日提供し、メンバーと同じ特典がすべて与えられます。Ultimate Day Pass 購入者の特典には、NVIDIA DLSS 3.5 や NVIDIA Reflex が含まれます。

NVIDIA はまた、Cloud G-SYNC テクノロジが GeForce NOW に導入されることを発表しました。これは、G-SYNC モニターにて、フレームレートに合わせてディスプレイのリフレッシュ レートを変化させることで、メンバーにクラウドから最もスムーズでストレスのないゲーミング体験を提供するものです。

生成 AI は NVIDIA Isaac でよりスマートなロボットを強化

NVIDIA のロボティクスおよびエッジ コンピューティング担当バイス プレジデントであるディープゥ タッラ (Deepu Talla) が AI とロボティクスの結びつきについて説明

特別講演の締めくくりに、NVIDIAのロボティクスおよびエッジ コンピューティング担当バイス プレジデントであるディープゥ タッラ (Deepu Talla) は、生成 AI をロボティクスへ導入することで、ロボットの概念実証から現実世界への展開において、いかにその能力が高速化されるかについて説明しました。

そしてタッラは、Boston Dynamics や Collaborative Robots などのロボティクスの革新者が人間とロボットの相互作用の状況に変化をもたらしているなど、NVIDIA ロボティクス エコシステムにおいて、生成 AI の使用が拡大していることを概説しました。


Brian Caulfield

Brian Caulfield edits NVIDIA's corporate blog. Previously, he was a journalist with Forbes, Red Herring, and Business 2.0. He has also written for Wired magazine.

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