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GTC におけるNVIDIA Studio : Omniverse アプリ、Notch と OBS における AI 統合、4 月リリースの Studio ドライバに対応するプロ クリエイター向け NVIDIA RTX GPU

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GeForce Experience がアップデートされ、ボタンをクリックするだけで NVIDIA GPU 向けのトップ クリエイティブ アプリを最適化する機能が追加

GTC では、コンテンツ クリエイターにとってエキサイティングな話題が目白押しでした。NVIDIA Omniverse 用の新しいアプリとコネクター、OBS および Notch での NVIDIA RTX アクセラレーテッド AI 統合、さらにはプロフェッショナル向け RTX GPU などが紹介されました。

本日リリースされた 2021 年 4 月の NVIDIA Studio ドライバは、最新のクリエイター ソフトウェアと新たな最適設定をサポートし、NVIDIA Studio エコシステム全体に対応するクリエイティブ アプリケーションが実現します。

ゲーマーが自分のゲームを最適化して最適なエクスペリエンスを実現するのと同じことを、クリエイターが自分のアプリを使ってできるようになりました。ボタンを 1 回押すだけで、Blackmagic Design の DaVinci Resolve や Adobe Lightroom などのトップ クリエイティブ アプリケーションが自動で最適化されます。本日の GeForce Experience アップデート後から利用可能になり、来週には Quadro Experience でも利用できるようになります。

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NVIDIA Studio が Omniverse に追加

NVIDIA Studio エコシステムには、トップ クリエイティブ アプリのサポートが含まれています。その 1 つが、3D コンテンツ クリエイター向けの RTX アクセラレーション プラットフォームである NVIDIA Omniverse で、現在はオープン ベータ版が利用できます。ライブ リンクの Omniverse Connectors により、アーティストは Autodesk 3ds MaxMayaUnreal Engine などの複数のクリエイティブ アプリ間でシームレスに作業でき、シーンをリアルタイムで作成、視覚化できます。

高度な Omniverse RTX レンダラーを使用すると、クリエイターはパストレース モードとレイトレーシング モードを真にリアルタイムに切り替えることができ、記録的な速さでレンダリングしたり、アニメーションを再生しながらアセットに照明やマテリアルの変更を瞬間的に追加したりできます。

Omniverse の包括的なシミュレーションおよび AI ツールを使用することで、クリエイターは、忠実に再現された火や煙や水などを簡単に追加したり、キャラクターに動きを加えたりできます。

NVIDIA Omniverse Audio2Face アプリが現在、オープン ベータ版で利用可能です。デジタル ヒューマンの需要は視覚効果とゲーム開発の両ワークフローで増加していますが、このアプリにより、手動で行っていた面倒なアニメーション プロセスが不要になります。Omniverse Audio2Face は、NVIDIAが事前トレーニングを行ったディープ ニューラルネットワークを使用することで、どんなボイスオーバー トラックにも合う、リアルな顔の表情と動きを 3D で作成できます。アプリの入手は Omniverse Exchange タブから行ってください。

さらに、NVIDIA は Reallusion と提携して Character Creator 3 (CC3) コネクターをリリースし、無制限のモーションとクリエイティブなバリエーションを備えた完全なキャラクター生成システムの性能が Omniverse に追加されました。CC3 は特別なカスタマイズ オプションを提供することで、高度に変形が可能でフル装備のベースを実現し、どんなスキル レベルのクリエイターでも一からキャラクターを簡単に設計できます。

Reallusion のプロダクト マーケティング担当バイス プレジデントであるジョン マーティン (John Martin) 氏は次のように述べています。「業界全体でデジタル ヒューマンやキャラクター モーションに対する需要が大きいのですが、プロセスが複雑で関連コストもかかってしまうため、作成することは難しかったのです。Omniverse Character Creator コネクターにより、アーティストやデザイナー、および開発者はプロジェクト用のデジタル ヒューマンを簡単に作成できるため、外部委託や関連コストの負担が不要になります。」

CC3 は Omniverse Exchange タブからダウンロードできます。

NVIDIA Omniverse内で CC3 を使用することで、デジタル ヒューマンの作成およびアニメーション化が簡単にできます。

共同で制作する時代

HTMLがインターネットの言語であるとしたら、Pixar USD (Universal Scene Description) ファイルは 3D コンテンツの言語といえます。

Omniverse Create アプリを使用することで、アーティストやデザイナーは、複雑で物理的に正確なリアルタイムのシミュレーション、画像、動画をすべて同時に作成できます。

NVIDIA の 3D アーティストであるアシュリー マルティーノター (Ashlee Martino-Tarr) は次のように述べています。「アニメーターの仕事は大変です。非常にダイナミックで興味深いキャラクターに動きを付けなければならず、しかもリアルタイムでアニメーションを確認できないという技術的な制約に悩まされています。Omniverse Create アプリでは、照明の追加、マテリアルの切り替え、および調整をリアルタイムで行うことができ、すべてがオリジナルのファイルにも反映されるのです。」

共同作業により、ファイルのレンダリング、エクスポート、送信、受け取った人が好きなアプリに再フォーマットした上での返信、といった時間の無駄がなくなり、フィードバックもすべて、変換によって失われる可能性がなくなります(誰もが経験したことがあるでしょう)。NVIDIA MDL、Flow、Blast をサポートし、ユーザーが PhysX 5 に専用アクセスする手段を 1 つに絞ることができるため、リアルかつインタラクティブなシーンの視覚化が実現し、まるで本物のようなシーンを制作できます。

クリエイティブ チームは、コスト削減と効率の向上の両方を念頭に置いています。MoonShine Animation は Omniverse のバーチャル プロダクション方式により制作費を 50% 節約し、BMW グループはリソース使用率を 30% 向上させると同時に、プランニングおよび制作時のエラーを 30% 削減しました。

#CreateWithMarbles コンテストへの応募作品から、NVIDIA Omniverse で制作された素晴らしいアートワークをご覧ください。

NVIDIA Omniverse オープン ベータは今すぐダウンロードできます。コンテスト参加者は、NVIDIA Studio 製品に対応する PC など NVIDIA RTX を搭載した GPU が必要があります。

OBS Studio および Notch コンテンツ制作アプリ搭載の AI が強化

GTC 2021 では、 NVIDIA Maxine のリリースが発表されました。これは NVIDIA Broadcast アプリを駆動するのと同じ SDK を備えた革新的な仮想コラボレーションおよびコンテンツ作成プラットフォームで、これによって開発者は自分のコンテンツ作成アプリケーションに、ノイズやエコーの除去、バーチャル背景、自動フレーム作成、ビデオのノイズ除去といった、驚異的なビデオ、オーディオ、および AI 効果を手にすることになります。

今回新たに、2 つの人気アプリに Broadcast の機能が追加されます。

Notch は最新の拡張現実 SDK を Notch Builder に統合し、AI 駆動によるリアルタイムのボディ トラッキング機能とバーチャル背景を追加しました。

Notch の創設者兼ディレクターであるマット スヴォボダ (Matt Swoboda) 氏は次のように述べています。「Notch に Maxine を統合させたことで、ユーザーはライブ パフォーマンス設定でパフォーマーの追跡やマスキングができるようになり、クリエイティブなユース ケースの 1 つの世界が完成します。標準のカメラ フィードの使用ですべての機能が使えるため、特別なハードウェア追跡ソリューションを用意しなければならないという心配は不要です。これはまさにゲーム チェンジャーです。」

OBS Studio は、キーボード入力の音や悩ましいマイクの雑音といった不要な音を除去するノイズ除去機能を追加しました。ユーザーは、オーディオ ストリームにおけるオーディオ エフェクトとして適用できるようになります。

NVIDIA RTX エンタープライズ GPU が次世代のコンテンツ作成を強化

プロのクリエイター向けの新しいフラッグシップ デスクトップ GPU が 2 機種、今週初めにデビューしました。16GB メモリーを搭載した NVIDIA RTX A4000 シングル スロット GPU と、24GB メモリーを搭載した NVIDIA RTX A5000 です。NVIDIA Ampereアーキテクチャーがベースとなっており、両機種とも次世代の RT、Tensor、および CUDA コアを搭載しています。クリエイターはこれらを使用することで、最も複雑なクリエイティブ タスクを完了できるようになります。

外出中のプロフェッショナル向けに NVIDIA RTX A2000、RTX A3000、RTX A4000、および RTX A5000 のLaptop GPU が新たに登場し、薄型軽量のフォーム ファクターで高速パフォーマンスを実現します。これらのLaptop GPU には NVIDIA Studio エコシステムが支援する最新世代の Max-Q テクノロジおよび RTX テクノロジとともに、クリエイティブ アプリを強化して最適レベルの性能と信頼性を実現する独自のドライバ テクノロジが搭載されます。

新しい NVIDIA RTX ラップトップ GPU は今年の第 2 四半期より、世界中の OEM が提供するモバイル ワークステーションで入手可能予定です。今後数か月以内に NVIDIA Studio パートナーから発表予定ですので、ぜひチェックしてください。

4 月リリースの NVIDIA Studio ドライバによるクリエイティブ アプリの最新アップデート

NVIDIA の PC デスクトップ アプリケーション GeForce Experience は近年、ユーザーがハードウェアを最大限に活用できるように、ビデオ ゲームの設定の最適化を続けてきました。

GeForce Experience は本日より、Blackmagic Design の DaVinci ResolveAdobe Lightroom などのクリエイティブ アプリケーションで GPU アクセラレーションの自動有効化に対応し、これらのアプリケーションを最適化できるようになります。これにより、アーティストはボタンを 1 つクリックするだけで、利用可能な最大の GPU アクセラレーションを適用できます。来週の Quadro Experience によるサポートにご期待ください。

この新機能はサポート済みの 34 のアプリでリリースされ、今後さらに多くのアプリでサポート予定です。

Topaz Denoise AI および Topaz Sharpen AI が最近アップデートし、Tensor Core アクセラレーションを介した NVIDIA RTX GPU のパフォーマンスが向上しています。NVIDIA GeForce RTX 3060 で最新の Studio ドライバを実行すると、CPU 1 基だけでパフォーマンスが最大4.8倍向上します。

ノイズ除去 AI は、カメラの揺れや焦点が合っていないオブジェクトなどがある元の画像から画像のぼやけを補正します。

Sharpen AI は画像の細部を鮮明にし、画像の細部をぼかすノイズを除去し、処理後も鮮明さを維持します。

Autodesk Arnold はアップデートにより、NVIDIA RTX GPU でのレンダリング速度が 6 倍向上します。Arnold は NanoVDB を導入して GPU レンダリングを合理化し、メモリー使用量を削減することで、特にボリュームの多いシーンでのレンダリング時間を大幅に短縮しています。この新しい機能を使用するには、RTX GPU 上に CUDA コアを搭載していることが必要です。

4 月リリースの Studio ドライバは GeForce Experience および NVIDIA ドライバページから入手できます。また、NVIDIA Omniverse および Notch のアップデートもサポートしています。

クリエイター向けのオンデマンド教育

GTCでは、クリエイター向けの優良なセッションを数多く用意しています。ライブでご覧になるかオンデマンドで視聴して、クリエイティブ活動の活力を育んでください。

クリエイターに焦点を当てた素晴らしいトークを他にもご覧になるには、GTC のセッション カタログを検索するか、メディア & エンターテイメントおよび Omniverse のトピックをチェックしてください。GTC で発表された最新の発表と洞察をご覧になりたい方は、NVIDIA ブログにアクセスしてください。

また、クリエイター向けの最新情報を定期的に入手したい方は、NVIDIA Studio ニュースレターを購読していただくか、FacebookTwitterInstagram でフォローしてください。


Stanley Tack

Stanley Tack is a Product Manager at NVIDIA, focusing on NVIDIA Holodeck and virtual reality technology. Stanley holds an MBA from Kellogg School of Management, an MS from Northwestern University, and a BEng from the University of Pretoria.

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