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12 年連続、アカデミー賞/視覚効果賞ノミネート全作品が NVIDIA Quadro を利用

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バーチャルなライオンに、マーベル最強の悪役たち ―― NVIDIA Quadro がこの上なく魅力的なグラフィックスによる映像の魔法をスクリーンにかける

NVIDIA Quadro GPU は、12 年連続でアカデミー賞/視覚効果賞にノミネートされた全作品において見事な視覚効果を生み出す原動力となってきました。

2 月 9 日 (日) に行われた第 92 回アカデミー賞には、次の視覚効果賞候補 5 作品がレッド カーペットに登場しました。

  • 『アベンジャーズ/エンドゲーム』 (Avengers: Endgame)
  • 『アイリッシュマン』 (The Irishman)
  • 『ライオン・キング』 (The Lion King)
  • 『1917 命をかけた伝令』 (1917)
  • 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』 (Star Wars: The Rise of Skywalker)

10 年以上にわたり、Quadro は、最先端の視覚効果技術を業界のさまざまなスタジオに届けることで、歴代受賞作品のグラフィックスを舞台裏から支えてきました。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、2,500 以上のシーンで驚異的な視覚効果が使われ、観客の度肝を抜き、興行収入の世界記録を塗り替えています。

Digital Domain の視覚効果開発チームは、NVIDIA Quadro GPU 上で独自の機械学習技術を走らせ、マーベルの悪名高い敵役、サノスに名優ジョシュ ブローリン (Josh Brolin) 氏の演技を乗せることで、同作にかつてない革新をもたらしました。

「Digital Domain は『アベンジャーズ/エンドゲーム』の制作にあたり、ジョシュ ブローリン氏の顔の動きを認識する機械学習システムを構築し、そのデータをサノスの顔に変換する方法をシステムに学習させました」と述べるのは、Digital Domain でデジタル ヒューマン部門を率いるダレン ヘンドラー (Darren Hendler) 氏です。
「その工程の鍵となったのは、キャラクターの感情的な動きをたちまちリアルにレンダリングするプレビュー機能ですが、それは NVIDIA の GPU テクノロジによって実現したものです。現在は、リアルタイム レイトレーシングを取り入れたすべてのデジタル ヒューマン プロジェクトを高速化させるために、NVIDIA RTX テクノロジを利用しています。」

Industrial Light & Magic のイノベーターも、マーティン スコセッシ (Martin Scorsese) 監督の『アイリッシュマン』で機械学習を主役に据えました。同作では、ロバート デ ニーロ (Robert De Niro) 氏、アル パチーノ (Al Pacino) 氏、ジョー ペシ (Joe Pesci) 氏に対しマーカーレス ディエイジングと呼ばれる若返り処理を施すことで、数十年にわたる物語を表現することに成功するとともに、俳優陣が顔にマーカーを貼り付けたりカメラ付きヘルメットを装着したりすることなく演技できるようにしました。

最新の NVIDIA Quadro RTX GPU によって、アーティストやスタジオは最先端の AI 搭載ツールや技術を利用できるようになります。Quadro RTX は、AdobeAutodesk、Blackmagic Design などの企業が提供する数々の AI ベースのカスタム ツールやクリエイティブな商用アプリケーションを高速化させており、強化された機能によってプロのクリエイターが視覚効果をさらなる高みへと引き上げることを可能にしています。

ディズニーが手掛けた視覚的に美しいリメイク版『ライオン・キング』も、実際の役者の演技を仮想現実の CG 環境に取り込むことで新たな境地を開きました。Quadro GPU を利用することによって、視覚効果担当スーパーバイザーのロバート レガート (Rob Legato) 氏とバーチャル プロダクション担当スーパーバイザーのベン グロスマン (Ben Grossmann) 氏は、従来の映画製作技術を仮想世界に取り入れ、これまででもっともシネマチックな CG 映像を実現しました。

『ライオン・キング』で視覚効果担当スーパーバイザーを務めたロバート レガート氏は、次のように説明します。「素早い改善や反復的な創作活動の成否を分けるのはレンダリングです。リアルタイムのフィードバックや微調整には、グローバル イルミネーションやレイトレーシングが欠かせません。実写映画の舞台と同じです。そして、それを実現してくれるのが、NVIDIA Quadro グラフィックス カードです。」

第一次世界大戦を緊張感と臨場感にあふれる個人の目線で描いた『1917 命をかけた伝令』では、重要な伝令を届けるべく最前線を目指す 2 人の兵士のミッションが全編ワンカットで描かれています。MPC は NVIDIA の GPU を採用することによって、映画史上最長と思われる 1 つの視覚効果シーンを完成させました。

超大作の完結編となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、同作を象徴するライトセーバーでの戦い、迫力のスターシップ バトル、新時代のヒーローと敵の姿を映画ファンに届けました。Industrial Light & Magic は NVIDIA の GPU を採用して、視覚効果と実際の効果を見事に融合、驚くべき世界と、見たこともないバトルを映画の中に作り出しました。

オスカー賞を手にする視覚効果チームはたった 1 組ですが、世界では何千人ものアーティストが日々新たな世界とキャラクターに命を吹き込んでいます。クリエイティブなアプリケーションの開発から、最新の AI 技術の実現まで、NVIDIA RTX は、映画業界で使用されているビジュアル コンピューティングの未来を決定づけるワークステーションやサーバーを高速化させています。

そして、NVIDIA のエンジニアリングもアカデミー賞を経験したことがあります。NVIDIA からはこれまでに 7 人が科学技術賞を受賞しています。

アカデミー賞ノミネート作品の視覚効果の制作過程をご紹介

3 月 23 ~ 26 日にかけてカリフォルニア州サンノゼで開催される NVIDIA GPU テクノロジ カンファレンス (GTC) では、世界最先端の視覚効果の舞台裏をのぞくことができます。

Magnopus の CEO であり、ディズニーの『ライオン・キング』でバーチャル プロダクション担当スーパーバイザーを務めたベン グロスマン氏の講演にご参加ください。バーチャル プロダクション技術における最前線の様子が紹介されます。

また、Digital Domain のソフトウェア研究開発担当シニア ディレクターであるダグ ロブレ (Doug Roble) 氏は、史上最高のフォトリアリスティックなリアルタイム デジタル ヒューマンが登場する旅へと GTC 参加者をいざないます。

ほかにも、GTC ではメディアおよびエンターテイメント業界の第一人者によるさまざまなセッションが提供されますので、ぜひチェックしてください。たとえば、Lucasfilm の ILMxLAB からビッキー ドブス ベック (Vicki Dobbs Beck) 氏、Pixar からマックス リアニ (Max Liani) 氏、DNEG からデイビット クラブツリー (David Crabtree) 氏、そして Epic Games からデイビット モーリン (David Morin) 氏がそれぞれ登壇されます。

画像提供: © 2019 NETFLIX


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