Chrome
Firefox
Opera
Safari
IE
NVIDIA DGX SuperPOD インフラストラクチャが DDN、IBM、Mellanox、NetApp のサポートを得て、あらゆる企業における AI 開発の追及を容易に
これまで、ハイ パフォーマンス コンピューティング (HPC) や AI インフラストラクチャの恩恵を大きく受けてきたのは、学術機関やハイパースケーラー、科学研究者であり、大半の企業はその様子を外側から眺めているだけでした。
しかしそれも過去の話。NVIDIA DGX SuperPOD が、エンタープライズグレードの AI インフラストラクチャを大規模に構築運用するための実績ある設計手法を、企業に提供します。そのリファレンス アーキテクチャのガイドラインに従えば、大変な労力と時間を要して設計と導入サイクルが長期化し、資本予算が超過することを回避できます。
SC19 で、NVIDIA は DGX SuperPOD をさらに一歩先へと進めると発表しました。DDN、IBM、Mellanox、NetApp といったデータ センター IT 分野の大手企業のサポートを得て、DGX SuperPOD は本格的に使えるソリューションとして提供され、認定リセラーのネットワークを通じて販売されます。また、ScaleMatrix とも連携して、キャビネットに収容できる自己完結型データ センターの企業への導入も進めています。
スーパーコンピューティング企業の台頭
AI は、競争優位性を得る上で促進剤の役割を果たします。AI によって新たな市場を開拓することも、さらには企業の存続にかかわる脅威に対処できるかもしれません。以前はトレーニングが不可能だった自然言語処理などのユース ケースのモデルも、大規模なインフラストラクチャ規模によって解決できるようになっています。
しかし、最先端の AI にはトップクラスのインフラストラクチャが必要です。DGX SuperPOD なら、対話型 AI 用の BERT など、非常に複雑なモデルに対しても、きわめて大規模なマルチノード トレーニングを実現します。
また、AI や機械学習の孤立した開発環境を共有インフラストラクチャに一元化して、データ サイエンス能力を備えた人材を結び付けます。これにより、プロジェクトを構想段階から大規模な実稼働環境へ迅速に移行できるようになります。
さらに、リソースの効率を最大限に高めることで、利用率の低い孤立したリソースを無くし、企業のインフラストラクチャ投資に対するビジネスの収益率を向上させます。
データ センター分野の大手企業が NVIDIA DGX SuperPOD をサポート
すでに NVIDIA のパートナーのうち数社は、DGX SuperPOD と、各社の高性能ストレージと、Mellanox 社の InfiniBand/イーサネット テラビットスピード ネットワーク ファブリックの組み合わせに対するテストと検証を終えています。
DGX SuperPOD と IBM Spectrum Storage の統合
IBM のストレージ プロダクト マーケティング担当ディレクターであるダグラス オフラハーティ (Douglas O’Flaherty) 氏は、「迅速かつ確実に導入できるという点は、お客様に実感していただける DGX SuperPOD リファレンス アーキテクチャと IBM ストレージがもたらすメリットのほんの一例でしかありません」と述べています。「包括的なデータ パイプライン サポートによって、オール NVMe ESS 3000 フラッシュ ソリューションから始めて、素早く適応できます。ソフトウェアデファインド ストレージである IBM Spectrum Scale の柔軟性により、DGX SuperPOD の設計は容易に拡張でき、パブリック クラウドに拡張したり、あるいは IBM Cloud Object Storage と IBM Spectrum Discover と統合したりすることもできます。ビジネス パートナー各社の専門知識によるサポートを得ながら、我々はデータ サイエンスの生産性と、AI の組織的採用を促進してまいります。」
DGX SuperPOD と DDN Storage の統合
DDN の製品担当シニア バイス プレジデントであるジェームズ クーマー (James Coomer) 氏は、「続々と登場する大規模な AI イニシアティブの大きな需要を満たすには、これまでほとんどの企業が利用してきたアーキテクチャを超える、コンピューティング、ネットワーク、およびストレージ インフラストラクチャが必要です」と指摘します。「NVIDIA と DGX SuperPOD を採用した DDN の広範な開発活動とテストを通して、我々はスーパーコンピューティングのような導入を数週間から数日へと短縮し、堅牢で、管理、監視、サポートもしやすいインフラストラクチャと機能を提供できることを実証しました。DDN の A3I データ管理ソリューションと組み合わせることで、NVIDIA DGX SuperPOD は AI の大規模展開を目指しているお客様に真の競争優位性をもたらします。」
DGX SuperPOD と NetApp の統合
NetApp の E シリーズ担当バイス プレジデントであるロビン ヒューバー (Robin Huber) 氏は、「どの業界もハイ パフォーマンス コンピューティングと AI インフラストラクチャによって競争優位性を得ているにもかかわらず、今もその多くが導入にかかる時間とコストを気にして大胆な一歩を踏み出すことを躊躇しています」と述べています。「しかし、受賞歴に輝く NetApp EF600 オールフラッシュ アレイをベースに構築された実証済みの NVIDIA DGX SuperPOD の設計により、お客様は躊躇することなく、導入コストを抑えながらも価値や洞察が得られるまでの期間を短縮できるでしょう。」
NVIDIA は、DGX SuperPOD インフラストラクチャの販売と導入を担う認定パートナーのグローバル ネットワークを以下のように構築しました。
- 北米: Worldwide Technologies
- 欧州・中東・アフリカ: ATOS
- アジア: LTK and Azwell
- 日本: GDEP
まずはソリューション概要をお読みいただき、その後お好みの DGX SuperPOD パートナーまでお問い合わせください。
データ センターに依存しないスーパーコンピューティング インフラストラクチャのスケーリング
スーパーコンピューティングのスケーリングを必要とする多くの組織が、AI や HPC インフラストラクチャの独自のニーズに最適化されたデータ センターを利用できずにいます。そこで NVIDIA は、「DGX Ready Data Center プログラム」のパートナーである ScaleMatrix と提携し、ラックに収容できる自己完結型データ センターを企業に導入します。
DGX インフラストラクチャ用コロケーション サービスに加え、ScaleMatrix は独自の Dynamic Density Control キャビネット技術を提供します。この技術は、企業がデータ センター設備の制約を回避できるようにするためのものです。これにより、企業は DGX POD 環境や SuperPOD 環境をほぼどこにでも導入できるようになるのと同時に、最先端データ センターのパワーとテクノロジを実現できます。
自己完結型の冷却機能、消火機能、各種セキュリティ オプション、衝撃対策、極限環境のサポートなどを備えた DDC ソリューションは、NVIDIA のパートナーである Microway から提供され、AI インフラストラクチャとして従来型のデータ センターを利用せざるをえない状況を解消します。
詳細についてはこちらをご覧ください。
