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トップ研究者が都市のスマート化を目指す、IEEE Smart World NVIDIA AI City Challenge

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最新の都市構造に AI を組み入れる取り組みの一環として、NVIDIAは、研究や学界の優秀な人材 150 人を集め、IEEE Smart World NVIDIA AI City Challenge を開催しました。

このコンテストの目的は、カメラを利用し、都市をよりスマートかつ安全にすることです。道路わきに設置されたカメラは何百万台もあり、都市はそこから交通の流れや歩行者の安全を改善するための洞察を導き出すことができます。

このチャレンジに対する私たちのビジョンは、ImageNet (画期的なイメージ認識コンテスト) で汎用のイメージ分析向けに実施されたのと同様の取り組みを、都市交通のビデオ分析のために行うことである、と NVIDIA の AI シティ担当 CTO であるミリンド ナプエイド (Milind Naphade) は述べています。「どの輸送部門も、これらのモデルの利用に価値を見出すでしょう。」

2017 年 8 月 5 日にシリコンバレーでクライマックスを迎え、イリノイ大学アーバナシャンペーン校とシアトルのワシントン大学が NVIDIA TITAN Xp GPU を獲得しました。また、Jetson ベースの推論に取り組んだ全 14 チームは、NVIDIA Jetson TX2 開発者キットを受け取りました。

光の速さでチャレンジ

NVIDIA は、IEEE および学界と提携し、エッジからクラウドまで対応したソリューションを活用して都市部で直面している輸送の障壁を克服するため、AI City Challenge を企画しました。

このチャレンジに挑戦する研究者と科学者は、日本、ブラジル、中国、ギリシャ、インド、イタリア、トルコ、米国といった世界中の学術研究機関の出身です。29 チームが提案書を提出しました。

イベントの主催者は、チャレンジの手始めとして、シリコンバレーの NVIDIA 本社近くの交差点から 75 時間を超える高品質なビデオを撮影し、ネブラスカ州とバージニア州の 50 時間のデータと組み合わせました。

主催者は、ラッシュ アワーの交通状態を、日中および夜間のそれぞれで撮影しました。プライバシーを保護するため、画像に映し出された顔にはぼかしを入れました。

15 の大学の 18 チームが次のフェーズへ進み、協力してデータセットにラベル付けを行いました。この結果、15 万個のキーフレーム中 140 万個のオブジェクトが、複数の都市の輸送部門が推奨する分類ラベルによりマーキングされました。

データのラベル付けが終わると、参加チームは、有意なモデルを 3 週間以内に構築、展開しなければなりませんでした。主催者は、モデルのトレーニング用に 2 つの NVIDIA DGX AI スーパーコンピューティング システムと、展開用に Jetson TX2 モジュールへのアクセスを与えました。各チームは、オブジェクトの検出と分類のため、さまざまなディープラーニング フレームワークを利用し、さまざまなネットワークで実験しました。


NVIDIA AI City Challenge に勝利した 2 チームのうちの 1 チーム

成功への命題: AI と交通アナリティクスが合体するとき

このイベントの審査員には、アメリカ国立標準研究所の情報アクセス プログラム担当シニア アドバイザーであるジョン ガロフォロ (John Garofolo) 氏、GE のインテリジェント エンタープライズ担当製品ゼネラル マネージャーであるムーラン パテール (Maulin Patel) 博士、ワシントン大学の電気工学の教授であるジェンネン ウォン (Jenq-Neng Hwang) 博士、NVIDIA のシニア ソフトウェア マネージャーであるフェルジン アグダジ (Farzin Aghdasi) らが名を連ねています。

審査員団によりトラック 1 で選出されたのは、イリノイ大学アーバナ シャンペーン校です。オブジェクト検知、位置特定、分類のパフォーマンスが評価されました。トラック 2 では、ワシントン大学が選出され、そのアプローチの価値とイノベーション、および素晴らしいデモが評価されました。

ガロフォロ氏は、次のように述べています。「NVIDIA は、力強いリーダーシップを発揮して今回のチャレンジの考案と実施をきわめて短期間で成し遂げ、学界ともうまく協力することができました。たいへん見事です。このような種類の活動やデータは、公共の安全に重点を置く学術研究コミュニティの発展を促進し、すべての利害関係者が恩恵を受けられる公共安全の分析テクノロジにおいて重要なイノベーションを生成するために不可欠です。」

IEEE Smart World 2018 は来年 10 月 8 日~ 12 日、中国の広州市で開催される予定で、またエヌビディアとのコラボレーションも企画されています。


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